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CULTURE カルチャー

2019.02.05

“頼れる男”といわれるための
レスキュー映画5選!

なにか非日常的なことが起こってしまったときに、率先して解決の糸口を見つけて決断を下す。そんなことができる人がいたとしたら、きっと誰もが頼りにしてしまいたくなる。男であれば、なおさらそういった存在でありたい。とはいえ、窮地に立たされたときに即座に覚悟を決めて行動できるか? といわれたらそこにはもちろん恐怖がある。でも、その恐怖に打ち勝ってこそ、頼れる男なのだ。で、今回紹介するのは、不可能を可能にする頼れる男たちを描いた映画。なかでも、1秒遅れれば死と隣り合わせのレスキューモノを集めてみた。

 

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『ザ・ブリザード』
製作年/2016年 監督/クレイグ・ギレスピー 出演/クリス・パイン、ケイシー・アフレック、エリック・バナ

救助に大事なことは、“捨て身の覚悟”と“千載一遇の機会を逃さないこと!”
1952年、未曽有のブリザード(暴風雪)がアメリカ東海岸を直撃! 巨大タンカーが座礁して真っ二つになり、32人の生存者が海の只中に取り残されてしまった(コレって実話)。この事故がとんでもなかったのは、あまりにも救出が困難な状況だったこと。風速40mの大吹雪、波の高さは20mもある。通常であれば救助に向かえる天候ではない。が、そんな中救出に向かったのがわずか定員12人の救命艇一艘。しかも、船のコンパスが壊れてしまい、乗りこんだ4人の湾岸警備隊員は運と勘だけで沈みゆくタンカーを見つけなくてはならなくなったのだ! 

映画の中で男らしさを感じるのが、救出に向かう湾岸警備隊の勇気。正直、嵐の中でタンカーを探すのは命がけの行為。しかし、沈みゆく命を救うには、無謀ともいえる捨て身さで挑まないとできないことを救助隊は教えてくれる。さらに、12人乗りの救命艇で、生存者32人を救わなければならない窮地では、全員の乗船を即決。最後の1人が救助艇に乗ったあとタンカーが沈没。救助はワンチャンスを掴まなくてはダメ。迷っていてはいけないことを肝に命じておきたい。

そして一方、救助を待つ人たちの機転も胸に刻みたい。救助艇の目印となる灯台が、嵐による停電でダウン。それを知った人々は、クルマを持ち寄り、ライトを点灯させて船の向かう先を誘導したのだ。何が起こるかわからない災害時。頼りになるのは、恐れずに立ち向かう心意気と先を読む発想ということだ。
 

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『カリフォルニア・ダウン』
製作年/2015年 監督/ブラッド・ペイトン 出演/ドウェイン・ジョンソン、カーラ・グギーノ

巨大地震での救助はヘリコプターが有効!?
サンアンドレアス断層が縦断するカリフォルニア州は地震多発地帯として知られている。そんな中、いまだ誰も体験したことがないレベルの大地震が襲ってきたら? そんな「もしも」をスペクタクル描写満載で描いたパニック超大作が『カリフォルニア・ダウン』。大都市ロサンゼルスが崩壊、サンフランシスコも崩壊。アメリカが誇るフーバーダムも決壊。そんな中、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン扮するレスキュー隊員が家族を救出するべく大奮闘する。

この作品で描かれる地震は超巨大レベル。想像を超える揺れに、高層ビルは次々と崩れ落ち、中には真ん中から裂けて崩壊するビルまで出てくる。逃げ惑う人々の上には瓦礫が降りかかるなど、さすがに地上では救助どころではなさそう。そうなると、「主人公のようにヘリコプターでのレスキューが現実的なのかもしれない」。実際、我々が住む日本も、南海トラフ巨大地震が懸念されているため、他人事ではない。避難ルートの確認や、食料の備蓄はもちろん備えておくべき。そのうえ、ドウェイン並みにヘリコプターの免許を取得しておけば、これほど“頼りになる男”いないかも!?
 

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『バックドラフト』
製作年/1991年 監督/ロン・ハワード 出演/カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン、ロバート・デ・ニーロ

火災現場では、不用意にドアを開けてはいけない!
消防士となった兄弟の葛藤と絆を描いた感動作。同じく消防士だった父親の後を継いで消防士一筋でやってきた兄スティーブンと、新米消防士として現場に配属された弟のブライアン。2人が駆けつける火災現場シーンでのリアルな炎の表現がなんとも圧巻な作品で、話題となった。

この作品が教えてくれるのは、とにかく火災に際には「不用意に扉を開けちゃダメ!」ということ。火災で高温になった密閉空間の扉や窓を開けると、急速に酸素が流れこんで大爆発が起きる現象“バックドラフト”が襲いかかるからだ。

消防士でもないのに燃えさかる炎の中で救出活動する機会はまずないが、しかし万が一、火災現場での救助に直面したら、扉を開ける際には十分気をつけるべし。そのためにもまずは本作を観て心の準備をしておけば、いざというときにオタオタせずに済むはずだ!
 

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『守護神』
製作年/2006年 監督/アンドリュー・デイビス 出演/ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー

混乱の中でも冷静さを失わないこと!
アメリカ沿岸警備隊のエリート養成学校を舞台に、“守護神”の異名を持つ伝説的な沿岸警備隊員ベンと新人訓練生ジェイクの絆と成長を描いたアクションドラマ。この映画が興味深いのは、新人ジェイクを1人前にするという物語だけでなく、教える立場のベンがジェイクを通じて過去のトラウマから立ち直るという点も織りこまれているところだ。クライマックスでの命を賭けた2人のレスキューシーンは胸が詰まること必至。

本作が教えてくれるのは、救助現場での心得。舞台こそ、嵐の中でのレスキューと現実ではなかなか遭遇しないシチュエーション。しかし、ケビン・コスナー演じる教官ベンが語る、「混乱の中でも冷静さを失うな」という教えは、あらゆるケースに当てはまる。劇中でも、事故に遭遇した救助者が動揺して暴れるため、救助作業の邪魔となる場面が出てくる。その際にベンは顔面を殴って黙らせる荒技を披露(⁉)。そこまでしなくともいいだろうが、万一の場面では、まず冷静になることが“頼れる男”の第一歩であることは間違いない。
 

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『エベレスト3D』
製作年/2015年 監督/パルタザール・コルマウクル 出演/ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、サム・ワーシントン、キーラ・ナイトレイ

どんな状況でも“最後まであきらめないこと”
1996年に発生した、エベレスト登山史上最悪といわれた大量遭難事故を映画化した作品。遭難したのは探検家ロブ・ホールが率いる登山隊。病理学者のベックのほか、日本の登山家・難波康子も参加していた。彼らの多くはエベレスト登頂には成功したのだが、ふとした判断の遅れから下山中に強烈な嵐に襲われて、立ち往生してしまったのだ。

遭難を知ったベースキャンプでは、登山ガイドのガイらがレスキュー活動に奔走。難所で身動きができないロブには、なんとか気力を振り絞って下山してもらわなくては! と、自宅で彼の帰りを待つ妻と衛星電話を繋いで会話をさせる。また、命からがらベースキャンプへ戻ってきたベックには、すぐに救助ヘリを要請。本来ヘリコプターを飛ばすことができないほどの高度だが、救助ヘリ側も命がけでフライトを敢行する。

この物語が素晴らしいのは、遭難者たちのサバイバルだけでなく、彼らを救おうとレスキュー活動する者たちの“最後まであきらめてはいけない”というメッセージがしっかりと描かれているところ。“頼れる男”は“あきらめない男”でもあるべきなのだ。

NEXT この映画、見逃していない?

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文=米原とおる text:Toru Yonehara
photo by AFLO

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