“Safari me time” Overseas
趣味のアートや本がアーティスト同士の絆を深める
海から10分も歩けばハイエンドなショップが連なるヴェニスビーチですが、昔ながらのアーティストタウンの面影が漂うエリアも残っています。ジェシーとマリーローズが暮らすのは、そんなストリートに面したヴィンテージハウスの上階。1人暮らしだったジェシーの家に、ローズマリーが愛犬と一緒に越してきて、共同生活がはじまりました。
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2人が出会ったのは約4年前。最初はインスタグラムをとおして友達としてコミュニケーションを取っていましたが、お互いにシングルになった1年と少し前に急接近したそう。とにかく波長がぴったりと合い、一緒に暮らしている今でも週1回は外でフレッシュなディナーデートをしています
撮影がない日のジェシーは、頭の冴えている午前中にデスクワークを終わらせます。監督として手掛けている映画『モファヤ』の編集作業にずっと集中していましたが、ようやく大詰めに入ってきたそうです。一方、マリーローズの仕事はシェフ。ファーマーズマーケットに並ぶ新鮮な食材の素晴らしさに突き動かされ、オーガニックかつ旬の素材にこだわってきました。さらに、「料理を引き立てる器の魅力にも引き込まれ、自分で作ってみようと思ったの」と、陶芸家としても活動。地元のソイル(泥)を使用したユニークな器は好評を博し、現在では陶芸イベントも運営。ジェシーもできるだけ参加し、彼女をサポートしています。
同棲をはじめて1年となる現在、共通の趣味のアートや映画、ハイキングや水泳をとおして、絆はより深まりました。お互いの才能もさらに開花され、家族を持つことを計画しているそうです。
マリーローズ・スコクナさん(シェフ、陶芸家、アーティスト)
ジェシーはテキサスの大学で映画を学び、LAを拠点にTVドラマや映画を中心に活躍(@itsjessebernstein)。オーディオブックや自ら手掛けた脚本のナレーションにも力を入れています。彼女のマリーローズはシェフや陶芸スタジオ(@Earthfield_Studio)のイベント運営で活躍。
レコードと本が精神の糧!
エントランスすぐのリビングルームには、2人の愛読書が本棚いっぱいに収納されています。ジェシーは時間ができると、気になる本を取り出して、次回作のヒントに。ちなみに、彼が手にしている本『レベル・ウィズアウト・ア・クルー』は、映画専攻の学生のバイブルのような一冊なのだそう。
コーナーにはジェシーのレコードを収納。手前の『タジ・マハール』の1枚はジェシーの映画『モファヤ』の挿入歌にもなっている。壁の写真は兄弟と撮影した思い出の1枚
お互いの愛犬との時間で“家族”を実感。
朝は6時30分から7時頃に起床。ジェシーの白い愛犬スカウトと、マリーローズの愛犬ニラとノイレとともに、朝の静かなビーチの周辺を散歩。新鮮な空気を胸いっぱいに取り込みます。愛犬の世話をしながら過ごす日々をとおして、2人で家族を作っていけると確信したそうです。
新鮮なフルーツの朝食を2人で用意。
朝はジェシーが、スムージーやカフェラテ、緑茶を彼女のベッドまで運ぶのが好きだそう。夕食は基本的にシェフのマリーローズが担当。旬の食材をふんだんに使ったメニューが多く、カレーやトマトソースパスタ、秋はチキンスープ&マッツォボール(ユダヤ料理)が定番。
ストロベリーやブルーベリーは、ファーマーズマーケットに出店している特定の農家から購入。味がしっかりしているので、そのままいただくのがベストとか。写真左の器は彼女の作品
彼女が描いた絵が生活を豊かに彩る。
ベッドの脇には、テキサスのビーチで手に入れたというジェシーのシェル標本をディスプレイ。その上の壁に掛けたマリーローズによる抽象画と美しいハーモニーが生まれている。
窓側のダイニングテーブルは、ジェシーがシナリオを書くデスクワークの際も重宝。疲れたときは、壁に掛けられた彼女が描いたアートを眺め、癒しをチャージしているそう