ハマる人続出⁉ 話題の“ウェイクサーフィン”大会を覗き見!
ウェイクサーフィンと聞いて「ああ、アレね」とわかる人は、さすがのアクティブ派。知らなかった人も、写真を見たらなんとなく覚えがあるのでは? そう、ウェイクサーフィンは、波作りに特化して開発されたセンチュリオンボートによる人工的な波(引き波)に乗ってサーフィンを楽しむスポーツ。で、これが見てもやっても、なんとも爽快で刺激的と話題に。とはいえ、実際に見ないことにはわからないってことで、今回は滋賀県・琵琶湖で行われた、日本で最も大きいウェイクサーフィンの大会を覗いてみた!
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琵琶湖にあるマリーナリゾート“ロータリーピア88”にて、CWSA主催の“センチュリオン ウェイク サーフ ジャパン オープン2022”が7月9日~10日の2日間で行われた。CWSAとはCOMPETITIVE WAKE SURF ASSOCIATIONの略称で、アメリカに本拠地を置くウェイクサーフィンの世界的競技団体のこと。
大会では、ライディングのスタイルや“トリック”と呼ばれる技を選手同士が競い合い、ウェイクサーフィンの採点基準でもある、難易度、印象度、多様性、完成度の4項目からなる総合得点で争われる。ちなみにこの4項目は、それぞれの頭文字(難易度=ディフィカルティ、印象度=インテンシティ、多様性=バラエティ、完成度=エクスキューション)をとって、D.I.V.E.(ダイブ)と呼ばれているそうだ。
今回行われた大会では、プロ、アウトロー、アマチュア、マスター、ジュニアという5クラスの試合が開催。さらにその中で男性と女性、使うボードの種類でカテゴリー分けされて試合が行われた。そして、実際のウェイクボードシーンがこちら。ボートが先行して波を作り出し、それにうまく乗っているのがわかる?
そして、プロたちの華麗なるライディングがこちら。
ちなみにウェイクサーフィンで主に使うボードは2種類ある。ひとつが、浮力が強くフィンが付いているため、マニューバーを描きながらエアなどの迫力あるトリックを繰り出すサーフボード。さきほどのプロたちが乗っているボードがそれ。そしてもうひとつが、フィンがなく(付いていてもすごく小さい)操作は難しいものの、高回転スピンを繰り出しやすいスキムボード。下の写真はアウトローでスキムボードを乗りこなす選手たちだ。それぞれのボード特性がかなり違うため、基本的に大会では別のカテゴリーとして競われることが多いよう。いずれにしても、それぞれのトリックは見ていて飽きないほど面白い。もちろん体験するともっと面白い!
ちなみにロータリーピア88で行われる大会では、1日めは競技終了後に親睦会と称して、ロータリーピア88が名物としているBBQが行われるのが通例。今回も、激戦を繰り広げた選手や大会を運営するスタッフ、アツ~い戦いを目の当たりにした観客たちが一緒になってBBQを楽しみ、みんなでいろいろなことを笑顔で話していた。
試合中もボートの中で選手同士が楽しそうに談笑するシーンも多く見られるなど、ウェイクサーフィンはみんなで楽しむスポーツだが、今回の大会会場からもその雰囲気がひしひしと伝わってきた。「ちょっと楽しそう」と思ったら、是非次の機会に会場に足を運んでみてはいかが?