『飛鳥Ⅲ』は郵船クルーズにとって1991年に初代『飛鳥』以来、34年ぶりとなる新造船。その母港には横浜港が選ばれている
7月11日、横浜・大さん橋国際客船ターミナルにて、新たなる洋上のラグジュアリーを体現する新造客船『飛鳥Ⅲ』の命名式が華やかに開催された。
会場となったのは、最先端のデジタル技術を駆使したホログラフィックスクリーンや LED スクリーン を実装する『リュミエール シアター』。日本郵船・曽我社長令夫人、曽我多美子氏が命名者を務め、『飛鳥Ⅲ』の名を正式に宣言。続いて、航海の安全を祈願する伝統儀式”シャンパンスプラッシュ”が執り行われた。
郵船クルーズ西島裕司社長
スピーチに立った郵船クルーズ西島社長は、初代『飛鳥』から続く伝統とその先にある未来への展望に触れながら、「お客様に“最幸の時間”をお届けする」と力強く語った。
“お客様好みに広がる旅”というコンセプトのもと、日本の伝統美と現代的なラグジュアリーが融合した『飛鳥Ⅲ』の船内は、まさに大人のための非日常空間。3層吹き抜けのアスカプラザには、人間国宝の室瀬和美による漆芸作品が鎮座し、アートが溶け込む贅沢な空間を体感できる。客室は全室が海に面したバルコニー付き。客室クラスは、至極のバトラーサービスが最高峰のラグジュアリーステイを叶える『ペントハウス』、快適さと自由を追求した客室設計でワーケーションスタイルにも最適な『スイート』、日本の生活スタイルに配慮した設計の『バルコニー』の3つから選ぶことができる。
「日本では古来から3は縁起の良い数字、幸運の数字と言われている」と数字に託された希望と使命感を胸に、意気込みを語る小久江 尚キャプテン(船長)
7月20日には、いよいよ就航のときを迎える『飛鳥Ⅲ』。オープニングクルーズでは、日本国内の30港に寄港。初航海となる『Maiden Voyage 函館・小樽』は7日間でベストシーズンの北海道2港を巡るスロートリップが魅力で、ノスタルジックで歴史ある街並みと美食の街として人気の函館と小樽を訪れる。このほか、『日本一周クルーズ』なども用意している。
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