〈NOT A HOTEL〉ってご存知!?
自宅のようで待遇はホテル並み、 新拠点が続々と開業!
〈ノット ア ホテル〉。その名のとおりだとココはホテルではない。いわゆるもうひとつの自宅である別荘のようなもの。ただ、ホテルのような過ごしやすさで、実際にホテルとしても使えるというのが新しい。今までになかった発想から生まれたラグジュアリーな宿泊施設として、今注目されている。日本中を飛びまわるアクティブな『Safari』の読者にぴったりの新システムだから、これは必ずや興味を抱くはずだ。
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といっても、きっと「どういうこと?」と腑に落ちないだろう。簡単にいうと、別荘として使いたい分の所有権を購入して、棟または部屋のオーナーになるというシステム(最小10泊単位からシェア購入可能)。しかも相互利用という仕組みを使えば、購入した家だけでなく、すべての〈ノット ア ホテル〉を利用できるのも嬉しい。また、使用しなかった日数は、通常のホテルとして運用をしてくれる。
で、ホテルのように快適というのは、自宅や別荘とは違い、ちゃ~んと毎日の清掃が入ってくれるし、アメニティも揃い、メンテナンスも万全、待遇がホテル並みで過ごせるという意味。要は、煩わしさのないイイトコ取りの別荘ってわけだ。
その拠点が増えるということは、自宅として住むことができる場所が広がるということ。春夏秋冬、日本には各地に豊かな景色と美味しい食べ物がある。そういったことも楽しみに、様々な〈ノット ア ホテル〉を旅してみるのがおすすめ。
目の前の公園に建物の影を落とさないなど、環境に配慮した建築で閑静な住宅や公園の中に溶け込んだ設計
今回は、5拠点目となる福岡へ。こちらは、これまでのヴィラタイプと違い、初の都市型コンドミニアムで11月に開業したばかり。目玉はたくさんあるのだが、まずは小山薫堂氏が監修をしているということにワクワクするだろう。世の中に様々な名番組を送り出しヒットを生み出してきた感性の持ち主だけに、そのこだわりは実に細かく、どの部屋にも面白みがある。次に、なんといっても各部屋100㎡以上のコンドミニアムタイプであるということに驚く。しかも、必ず優雅なテラスが付いている。ここなら、ゆとりのある空間を友人とワイワイ楽しめるし、ひとり静かにリモートワークをするのにも最適。使い方は無限にある。
建築家の佐々木 慧氏は、「全室に統一して、できるだけ部屋の広がりを大切にしました。部屋を細切れにせず、テラスも部屋の一部のように。そして、外との繋がりを重視したのも特徴です。目の前の公園も見えるように、声もあえて聞こえるようにして街を取り込みたいと思ったのです。ただ、いい塩梅でプライベート感が保てるようにグリーンで仕切りを入れたり工夫をしました。小山薫堂さんのアイデアをインスピレーションに建築家ができることを提案してできた部屋です」。ちなみに、チェックインやルームキーなどはスマートフォンで。室内の温度調節、照明、テレビ、リクエストなどはすべて室内のタブレットで行うことができる。
ペントハウスはテラスを十分に楽しめる作り。ほかとは違い、2階建てになっているので屋上でバーベキューなんてアウトドア的遊びも楽しめる。大きなお風呂と話題のサウナも5人で入れる大型を設置。
〈バング&オルフセン〉による最高のサウンドシステムを設置。心地よい振動を感じながら、ゆったりと趣味に没頭できる部屋。気の温もりと、吹き抜けと、絶妙な照明で、充実したひとときを過ごせる。
その名のとおり、バーカウンターがメインに据えられた作り。ほかの部屋にはないカウンタータイプなので、食事を作りながら家族や友人と会話が楽しめるのが魅力。小山薫堂氏が妖艶に作りたかったという部屋だ。
テラスが2つ、ジェットバスもあり、一番別荘感のある贅沢な部屋。広々とした空間の中に、ひっそりとくつろぐことのできるソファコーナーが設けられているので、1人で読書でもしたいときにはぴったり。
テラスにちょっとした仕事場を作るなど、新鮮な発想を呼び起こすことができそうな、落ち着きのあるトーンでまとめた空間。3階なので景色もスッと抜けており、心地いい。気分を変えるのにサウナ付きも嬉しい。
食事を作りながらの会話も弾む、シェフズテーブルが魅力。ダイニングテーブルが内にも広々テラスにも設置されているので、窓を開けて行き来して違った景色を楽しむのもいい。ウッディな作りが心落ち着く。
食事、くつろぎ、会議、書斎、サウナ。シンプルな中にもやりたいことがすべて揃っているような贅沢部屋。春にはテラスから桜の木が見えるので、部屋からお花見ができるのも嬉しい。ベッドルームとダイニングの繋がりも斬新で洒落てる。
唯一、ペット同伴で宿泊できる。そのため部屋は1階にあり、散歩の行き来がしやすいよう専用のエントランスまである。家具や内装もペットフレンドリーで揃え、お風呂まで設置。6m近くある吹き抜けは気持ちよくて圧巻。
どうでしたか? 福岡にできたばかりの〈ノット ア ホテル〉全8室は。異なる形や機能を持つ部屋も、木とタイルで雰囲気は統一されており、落ち着きのある空間であることは間違いない。ほかにも、ソムリエが置くワインセラー、本気で料理ができるキッチン用具の品揃えなど、欲しいものは揃っているといっていい。佐々木氏いわく、「部屋で過ごすのもいいですが、〈ノット ア ホテル福岡〉ホテルのまわりは、天神とは違って、知る人ぞ知るレストランがいくつもあったりと、静かに楽しめる街です」と。〈ノット ア ホテル〉はどの拠点の物件も、建物が完成する前にほぼ売り切れてしまうという人気ぶりだが、部屋の購入だけでなく、12月から一般ゲストもホテルとして利用可能なので、まずは一度このラグジュアリーさをゲストとして体感しに来てもらいたい。
贅沢であるとしかいいようのないのがコチラ。石垣島の南東、海沿いに建築される円形デザインのヴィラ。約3000坪という広大な土地にたった1棟だというから、贅沢を極めている。
〈ノット ア ホテル石垣〉は一棟42億円で販売開始。開業は2025年6月を予定している。
石垣島の大自然をカラダで感じられ、ロマンチックでもあり心休まる
ヴィラの名前は“EARTH”。内外の境界が曖昧な、おおらかに地球と繋がることを模った建築だという。この斬新な作りは、なんと、世界的に注目を集める建築家、藤本壮介氏が手掛けた。一方はプールからも眺められるオーシャンビュー。そしてもう一方は、森林浴ができるプライベートガーデン。海沿いにはプライベートビーチも設ける予定。まさに南国リゾートにいるかのよう。
パノラマでリビングダイニングから海が見える!
リビングの目の前に曲線が美しいプールが広がる
プールと海を見わたせる全面ガラス張りベッドルーム
天窓の上はプール。ゆらめく光が美しい海底サウナ
なににも邪魔されることのない静寂の書斎
中庭には円形のキッズプールがあり、まるでオアシス
種類の揃ったジムスペースでカラダ作りにも専念できる
自分の拠点が石垣島にできたら? パートナーとロマンチックに、家族と和気あいあいと、友人とアクティブに。もちろん、ひとりでゆったりと……というのも贅沢であり。ここがあれば、今までと違ったライフスタイルを謳歌できることはいうまでもない。興味があるひとは、是非、オンラインサイトで詳細を見て、想像を現実にしてみてはどうだろう。
●NOT A HOTEL FUKUOKA
https://notahotel.com/shop/fukuoka
●NOT A HOTEL ISHIGAKI
https://notahotel.com/shop/ishigaki/earth