Safari Online

SEARCH

CULTURE カルチャー

2025.07.08


東北楽天ゴールデンイーグルスの新クローザー!【則本昂大】初リリーフの好投での気づきが飛躍の原動力に!

野球選手 則本昂大
1990年、滋賀県生まれ。東北楽天ゴールデンイーグルス入団1年め(2013年)に開幕投手に抜擢され、15勝8敗の好成績でチームの初優勝、日本一に貢献。2014年の日米野球で日本代表初選出。


気迫を前面に押し出した投球で、打者をねじ伏せる東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大。昨シーズンからは、試合の最後を締めくくるクローザーとしてその重責を担っている。彼が分岐点として語ってくれた試合は、2013年7月6日の福岡ソフトバンクホークス戦。開幕投手を任され、鮮烈なデビューを飾ったルーキーイヤーにプロ初のリリーフ登板を任された一戦だ。

「交流戦の後くらいから、なかなかよい結果が出せない試合が数試合続いていました。さらに、この試合の前夜のソフトバンク戦では、うまく打ち取ろうと思ってコースを狙いすぎてしまい、気づいたら1イニングで4失点という状態に。自己最短の1回で降板させられてしまった。これはもうファーム行きだろうと思っていたところ、コーチから中継ぎでブルペン待機という指示があり、運よく出番が回ってきたという一戦でした」

初回KOとなった前夜からの連投で、しかも初の中継ぎという采配にどよめきを浴びながら、マウンドに立った則本。先発・戸村健次が二死一、三塁と攻め立てられた3回裏のことだったが、新人右腕はこのピンチをあざやかに切り抜け、6回まで無失点の好投。6月6日以来、1カ月ぶりとなる7勝めを挙げた。

「実は打ち込まれた日の夜に意気消沈していたところ、嶋(基宏)さん、小山(伸一郎)さん、田中(将大)さんの3人から屋台に誘ってもらって。そこで嶋さんに“お前で勝った試合が何試合もあるんだから、今日1試合で落ち込むな。切り替えろ”っていう話をしてもらって、吹っ切れたところがありました。そうした気持ちの中で投げて勝利投手になることができたのですが、そこで“腕を振って一生懸命投げる”という基本の大切さを改めて確認することができた。そうした意味で、僕自身にとっては重要なターニングポイント。1年めは本当にがむしゃらにやっていただけですが、今でも悩んだり自信がなくなったりすることはやっぱりあるので、そこでもう1回自分を見つめ直す作業は、常にやっています。この試合のことは今でも鮮明に覚えていて、そういったときに必ず思い出す試合でもあります」

当時の監督は、星野仙一。チームの先輩に加え、監督をはじめとする首脳陣からの計らいに感謝した試合でもあった。

「前夜のソフトバンク戦で打ち込まれたことについて、“あんなピッチングしとったら20点取られてもおかしくない”みたいなことを星野監督が記者の方に語っていたのを、新聞やニュースで知っていました。そこまで言っていた次の日にチャンスをくれたことにものすごく感謝していますし、本当にありがたかった。ファーム行きを覚悟していた自分としては、そこで与えてもらったチャンスをしっかり掴み取れたことは、シーズンの後半戦を戦い抜いていくためにもすごく重要な意味があったのだと思います」

そんな一戦を経たルーキーシーズンは15勝を挙げ、球団のリーグ優勝と日本一に貢献。その後、エースとしての活躍を経て、昨シーズンは抑え転向1年めながらセーブ王に輝いた。クローザーとしても結果を残せた理由を、どんなふうに自己分析しているのだろうか。

「昨シーズンは本当に運がよかったと思いますし、辛抱強く最後まで抑えとして使ってもらえたことに感謝しています。そしてやはり絶対的な存在だった松井裕樹選手にアドバイスをもらいながら練習に取り組めたことが大きかったと思います。精神面のコントロール、調整や練習方法など、本当にいろいろなことを教えてもらいました。印象深かった言葉を挙げるとすれば、“9回だからといって特別視する必要はない”ということ。先発をやってきた経験でいうと、9回というのは8イニング投げてから巡ってくる最後の締め。だから、重要に捉えすぎてしまう部分もあったのですが、抑えの投手はそれが毎日のことだから特別視してたらうまくいかないんだということですね。その言葉をもらったことで構えてしまう部分がなくなったというか、意識が大きく変わりました。また、その言葉には権藤さん(侍ジャパンの投手コーチを務めた権藤 博)からもらった言葉にも通ずるものがありました。“9回だから完璧に抑えなければならないわけではない。状況に応じてチームが勝った状態で試合を締める。それだけでいいんだ”と。松井裕樹選手と権藤さん、2人からもらった言葉を心に刻みながら今シーズンも戦い抜いて、勝利に貢献したいと思います」


アーティスト 田村大
1983年、東京都生まれ。2016年にアリゾナで開催された似顔絵の世界大会であるISCAカリカチュア世界大会で、総合優勝。アスリートを描いた作品がSNSで注目を集め、現在のフォロワーは10万人以上。その中にはNBA選手も名を連ねる。Instagram:@dai.tamura

【『Safari』8月号は好評発売中!】


 

 

 
Information

※『Safari』8月号174〜176ページ掲載

●『Safari』8月号の購入はコチラ
●『Safari』定期購読はコチラ

●公式 Instagram(@safarimagazine_official)はコチラ

イラスト=田村 大 構成&文=遠藤 匠
illustration : Dai Tamura composition&text : Takumi Endo
俳優・市原隼人が〈タグ・ホイヤー〉のレーシングスピリットを宿す!情熱と男らしさを備えるクロノグラフとともに!
SPONSORED
2026.02.25

俳優・市原隼人が〈タグ・ホイヤー〉のレーシングスピリットを宿す!
情熱と男らしさを備えるクロノグラフとともに!

1963年の誕生以来、優れた精度と視認性でモータースポーツシーンにて絶大な支持を獲得している〈タグ・ホイヤー〉の“カレラ”。時計の本質を追求し続け、あくなき情熱と男らしさを備えた新作クロノグラフを俳優・市原隼人はどう感じたのだろうか?

TAGS:   Fashion Watches
〈ディースクエアード〉の新作で違い出し!個性的で華やかな春カジュアル!
SPONSORED
2026.02.25

〈ディースクエアード〉の新作で違い出し!
個性的で華やかな春カジュアル!

空気が暖かくなってきたら、自分らしい春カジュアルを楽しみたい。そこで注目したいのが、とびきり自由で楽しげな〈ディースクエアード〉。自由で個性あふれる春の新作をまとえばまわりと差がつく春の着こなしになる。

TAGS:   Fashion Denim
用意すべき1着は〈タトラス〉にあり!心地よくて見た目がいい大人の春アウター
SPONSORED
2026.02.25

用意すべき1着は〈タトラス〉にあり!
心地よくて見た目がいい大人の春アウター

これからの季節、シャツやTシャツにサッとアウターを羽織るくらいがちょうどいい。となると、軽やかで着心地がよく、見た目の存在感もある春アウターを1着用意したい。そこで注目したいのが、アウター作りに定評のある〈タトラス〉の新作。軽くて着心地が…

TAGS:   Fashion
穿きたいのは〈ディーゼル〉の新作!大人の春デニムは男らしくて楽ちん!
SPONSORED
2026.02.25

穿きたいのは〈ディーゼル〉の新作!
大人の春デニムは男らしくて楽ちん!

身も心もアクティブになる春は、男らしさたっぷりで、動きやすさも意識したデニム選びをしたいもの。となると、やっぱり気になるのは〈ディーゼル〉の新作。トレンド感のあるシルエットと、大胆で繊細なダメージ加工には定評があるし、快適な穿き心地の“ジ…

TAGS:   Fashion Denim
洗練された日常の傍らに〈ヴェイランス〉を。都市生活をアップデイトする機能性と美意識の共演。
SPONSORED
2026.02.25

洗練された日常の傍らに〈ヴェイランス〉を。
都市生活をアップデイトする機能性と美意識の共演。

デザイン、仕立ての確かさ、機能性。これらすべてを袖を通した瞬間に実感する〈ヴェイランス〉。ミニマルな佇まいの奥には、過酷な山岳環境で磨かれた技術と思想が息づく。都市で生きる大人の日常に寄り添い、装いに密かな誇りと余韻をもたらす洗練のハイエ…

TAGS:   Urban Safari Fashion
高パフォーマンスを求めるお洒落ゴルファーの相棒〈エコー〉!デザインと機能が融合したハイスペック・ゴルフシューズ!
SPONSORED
2026.02.13

高パフォーマンスを求めるお洒落ゴルファーの相棒〈エコー〉!
デザインと機能が融合したハイスペック・ゴルフシューズ!

名コーチがいるスタジオがあると聞けば馳せ参じ、名機と謳われるクラブがあれば手に入れずにはいられない。最初は休日のレジャーだったのが今ではすっかりどハマり。スコアアップのために東奔西走するその様は、まさにゴルファー“あるある”!? そんなゴ…

TAGS:   Fashion Event

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ