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CULTURE カルチャー

2018.08.03

観ているだけで暮らした気分になれる!?
西海岸の風を感じる映画5選!

『Safari Online』読者にとって、アメリカ西海岸・カリフォルニア、そしてLAは特別なエリア。すぐに訪れることができないなら、こちらの映画を観て気分を盛り上げるっていうのはどう!?



『(500)日のサマー』
製作年/2009年 監督/マーク・ウェブ 出演/ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル 登場するカリフォルニアのエリア/ロサンゼルス・ダウンタウン

LAのダウンタウンの様子がよくわかる!
ロマンチックな出会いを信じる青年トムと、「シリアスなお付き合いよりも友達でいましょう」と言う女性サマー。そんな2人の、山あり谷ありな交際未満の日々をポップに描いた等身大ラブストーリー。主人公トムが建築に興味があるおかげで、サマーと一緒に観客までLAの数ある名所に誘ってくれる。

特に本作で見逃せないのがダウンタウン。治安が心配だと観光客が敬遠しがちなエリアだが、再開発のおかげで、歴史とモダンなお洒落感覚が混在するエリアに変貌しつつある。映画を観ると、“世界一短いケーブルカー”といわれるレトロなエンジェルズ・フライトや、トムとサマーが座ったベンチがある小高い丘の公園エンジェルス・ノースなど、一度は行ってみたい場所がいくつも見つかるはず。

ラストシーンの撮影に使われたのは、映画『ブレードランナー』のクライマックスの舞台にもなったブラッドベリ・ビルディング。1894年に完成した豪奢な歴史的建造物で、一歩中に入ると凝りに凝った意匠に目を奪われる別世界。今もオフィスビルとして稼働しているが、誰でも見学可能だ。また、いずれの場所も100年の歴史を持つグルメの宝庫“グランド・セントラル・マーケット”から至近なので、朝食やランチを兼ねて訪れるのはどう!?
 

 


『ラ・ラ・ランド』
製作年/2016年 監督/デイミアン・チャゼル 出演/ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン 登場するカリフォルニアのエリア/ハリウッド、グリフィス天文台

LAっ子のデートスポット、グリフィス天文台
アカデミー作品賞を受賞した大ヒットミュージカル。タイトルの原題『LA LA LAND』はロサンゼルスの別名であり、映画もLAの街に捧げるラブレターのような作品だ。女優を目指すミアと、昔ながらのジャズを愛するミュージシャンのセバスチャンが織りなすラブストーリーだけに、映画にはLAを代表する数々のデートスポットが登場する。

あちこちに点在するそんなロケ地を、クルマで巡ることも可能。だが、行きやすいところでは、チャップリンやマリリン・モンローなど、ハリウッドスターの壁画がハリウッド大通りにある。壁画のそばにあった、セバスチャンがピアノを弾くラウンジでのシーンは、実際にはもっと北のワーナー・ブラザーズ・スタジオにほど近い、映画人ご用達のレストラン“スモークハウス”で撮影されたもの。ワーナー・ブラザーズ・スタジオもミアのバイト先として登場するので、見学ツアーに参加するといい。

観光客にも地元っ子にも人気のロマンチックな場所といえば、LAの夜景を一望できるグリフィス天文台。ミアとセバスチャンがプラネタリウムをバックに歌い踊るシーンが印象的だ。プラネタリウムのシーンは別にセットを作って撮影されたが、天文台の美しい内装や展示物の数々は映画で観たまま。22時までオープンしているので、とびきりの夜景と一緒にどうぞ。
 
 


『ロック・オブ・エイジズ』
製作年/2012年 監督/アダム・シャンクマン 出演/トム・クルーズ、ジュリアン・ハフ 登場するカリフォルニアのエリア/サンセット・ストリップ

LAのロックシーンがわかる!
誰もが夢を抱いてやってくる街LA。映画を夢見る者はハリウッドを目指すのが定番。だが、ロックスター志願者の聖地といえるのが、サンセット・ストリップ8901番地にある伝説的なライブハウス“ウィスキー・ア・ゴー・ゴー”だろう。ロックミュージカル 『ロック・オブ・エイジズ』もまた、“ウィスキー・ア・ゴー・ゴー”をモデルにしたライブハウス“ザ・バーボン・ルーム”を舞台に、ロックスターを目指す若者たちの青春を描いている。

映画では、トム・クルーズが“ガンズ・アンド・ローゼス”のアクセル・ローズを彷彿とさせるロックスターを熱演しているが、実際に’80年代の“ウィスキー・ア・ゴー・ゴー”はガンズ・アンド・ローゼス、モトリー・クルーといったハードロック/ヘビーメタル系のバンドを輩出している。またドアーズ、バーズ、フランク・ザッパ、レッド・ツェッペリン、ジャームス、ニルヴァーナなど、各時代を牽引するアーティストも軒並みここでライブを行っていた。もちろん現在でも、LAロックシーンの中心地であり続けている。本作では、そんな音楽カルチャーの一面を知ることができる。

ちなみにセレブ御用達のナイトクラブ、“ザ・ヴァイパー・ルーム”も目と鼻の先。ナイトライフを楽しみたいなら、一度は訪れるべきエリアだろう。
 

 



『ワイルド・スピード』
製作年/2001年 監督/ロブ・コーエン 出演/ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー 登場するカリフォルニアのエリア/エコーパーク

ストリートレースもLAカルチャーの魅力⁉
カリスマ犯罪者ドミニク(ヴィン・ディーゼル)率いるスピード狂の無法者チームが、世界を股にかけて活躍する大ヒットシリーズ『ワイルド・スピード』。しかし2001年公開のシリーズ第1作では、まだドミニクはストリートレースを取り仕切る地元LAのチンピラだった。ドミニク率いる強盗団も、盗んでいたのはビデオデッキとかテレビデオ(もはや死語?)と、実にかわいらしいスケール感だったのだ。

この1作めはLAのご当地映画であり、シリーズで1番LAライフが味わえるといっていい。実際にLAの公道を封鎖してストリートレースを撮影したのはもちろん、ドミニクが生まれ育ったラテン系コミュニティとして、ダウンタウンからほど近いエコーパーク界隈でロケをしている。マリオン・パークという広場に行くと、ドミニクが妹のミアと経営していたカフェの建物が(実際は雑貨屋)、坂を少し上がるとシリーズでも重要な場所であるドミニクとミアの家がそのまま建っている。

もうひとりの主人公ブライアンが改造車の試し乗りをしていたドジャーズスタジアムの駐車場も目と鼻の先だし、坂から見えるダウンタウンの摩天楼の遠景もいい。観光地とはひと味違うラテン料理屋や個人経営のショップが多いエリアだが、スタッフはLAならではのこの抜けのいい景色に惚れこんで、映画の舞台に選んだのではないだろうか。
 
 



『ハートブルー』
製作年/1991年 監督/キャスリーン・ビグロー 出演/キアヌ・リーヴス、パトリック・スウェイジ 登場するカリフォルニアのエリア/ベニスビーチ

LAのストリートカルチャーを感じたいならコレ!
強盗団の正体を暴くために、潜入捜査官がLAカルチャーに入りこむ。カルト人気を誇る『ハートブルー』は、後にほぼ同じプロットの『ワイルド・スピード』が生まれるなど、アクション映画の中でもカルト的な人気を誇る名作だ。

キアヌ・リーヴス扮するFBI捜査官ジョニー・ユタはベニスビーチに集まるサーファーたちのコミュニティに潜入する。連続強盗事件の犯人チームがサーファーではないかと推測したからだ。そこにはカリスマ的な魅力を持ったボディというリーダーがいて、ジョニーはボディの人柄やスリルに満ちたサーフカルチャーに魅せられていく……。

ベニスビーチといえば、典型的なロサンゼルスの景色として映し出されることの多いヒッピー文化が色濃い地域。日差しがまぶしいビーチ沿いはランニングする人やスケートボードが行き交い、街には洒落たカフェやレストランやギャラリーが並ぶ。北のサンタモニカはより観光リゾート的で、南に隣接するマリーナ・デル・レイにはセレブ感が漂う一方、ベニスビーチは混沌とした活気を失わない。最近は治安も改善しており、LAのストリートカルチャーを感じたいなら訪れない手はない。できることならサーフボード持参でどうぞ。 
 

 
文=米原とおる text:Toru Yonehara
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