『さらば愛しきアウトロー』は、ダンディなR・レッドフォードに惹かれちゃう!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも一瞬出演していた、映画界のレジェンド、ロバート・レッドフォード。今年の8月で83歳を迎える彼が、俳優として“最後の出演作”に選んだのが今作。演じるのは実在した強盗。しかしその雰囲気は、なんと洒落た老紳士。銀行の窓口でチラッと拳銃を見せるだけで、大金を手に入れてしまう。舞台は1980年代初頭。懐懐かしい犯罪劇に、味わい深さを感じるに違いない。
- SERIES:
- 今週末は、この映画に胸アツ!
- TAGS:
- 今週末は、この映画に胸アツ! Culture
『さらば愛しきアウトロー』
ムネアツなポイントは?
“レッドフォードの渾身の引退作に感極まるはず!”
レッドフォードの代表作といえば、『明日に向って撃て!』や『スティング』。本作のような“愛すべきアウトロー”を若かりし日から演じてきた彼が、年齢を重ね、渋みを増した老練のアウトローとして活躍する。だから、それだけで映画ファンは胸がいっぱいになるはず。ユニークなのは、この主人公、銃は持っているが決して引き金を引かないポリシーを持っている強盗だというところ。あくまでも紳士的に強奪を繰り返す、というわけ。そんな男のダンディズムに、観る側は、犯罪者でありながらも感情移入してしまう。
自分と同じ老練の泥棒仲間との計画、偶然出会った未亡人とのほのかな恋愛。さらに、たまたま犯行現場に居合わせ事件を追いかけることになる刑事とのドラマが次々と展開するが、意外にも緊迫感よりどこか温もりのある演出になっているのもこの映画の面白さ。レッドフォードのフィナーレにふさわしい“特別な演出”も用意されている。こんな映画でラストを飾るなんて、レッドフォード、かっこよすぎじゃない!?
『さらば愛しきアウトロー』
監督/デビッド・ロウリー 出演/ロバート・レッドフォード、ケイシー・アフレック、ダニー・グローバー 配給/ロングライド
2018年/アメリカ/上映時間93分
7月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー
Photo by Eric Zachanowich. © 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
週末に映画を観るならコチラのテーマから選んでみたら?
●彼女と仲直りする方法、知りたくない?恋愛映画5選!
●過酷な状況でもあきらめずに生き残れ!サバイバル映画5選!
●”頼れる男”といわれるためのレスキュー映画5選!
●男の友情にグッとくるバディ映画5選
●男の美学がわかる映画5選
●予測不能なドンデン返し映画5選
●男のカムバック映画5選
●男の大脱出映画5選
●詐欺犯罪映画5選
●もしものための人質奪還映画5選
●思わず歌って踊りたくなるミュージカル映画5選
●権力に挑んだ男の映画5選
●理想の男の引き際映画5選!
●出発(想定)前に観るべきSF映画5選!
●麗しき師弟映画5選
●男の冒険映画5選
●監督の作風がよくわかる映画5選!
●食欲をそそる男のグルメ映画5選!
●男の生き様映画5選!
●西海岸の風を感じる映画5選!
●ソーカイで、ツーカイな旅映画5選!
●怖〜いホラー映画5選!