〈メルセデスAMG〉ではお馴染みになりつつある「ファイナルエディション」は、文字どおり現モデルで最後となる特別仕様車を指す。これまで人気だったオプションだけでなく、未設定だったオプションや装備を盛りに盛って登場するのがセオリーで、このCLAも例外じゃない。とにかくゴージャスでかっこいい“全部載せ”なのだ。

CLAにはクーペとシューティングブレークの2タイプがラインナップしているが、もちろんその両方が選べ、さらに少しずつ装備の内容や限定数が違うので、迷うこと必至でもある。とはいえ呑気に「じゃあお正月番組に飽きたら考えよう……」だと手遅れになっちゃう可能性も。なんとこのファイナルエディション、実は日本でたったの130台限定。しかもカラーとボディタイプによっては3台しかない（！）というトラップ付き。具体的にはそれはシューティングブレークのナイトブラック（ソリッド）だから、狙っている人は速攻の予約（オンラインショールーム限定）をお願いしたい。

さらにシューティングブレークに関して、現行モデルにはこれまで特別仕様車が設定されていなかったから、最初で最後の特別仕様車となる、っていうのもファンなら見逃せない点。クーペシルエットでありながら荷室容量に優れているから、これを機にお迎えしたいと考える人も出てきそう。

クーペとシューティングブレーク、両方に共通するのはまず、ボディカラーだ。先述の“ナイトブラック（ソリッド）”と“MANUFAKTUR マウンテングレーマグノ”、つまりマットグレーの2色。そこに専用デカールが貼られ“AMGナイトパッケージ”“AMGナイトパッケージⅡ”が標準装備となる。19インチアルミ鍛造ホイールを履き、ブレーキキャリパーもブラックなのが特徴。また、“AMGエアロダイナミクスパッケージ”や“AMGエアロダイナミクスパッケージプラス”も追加されているので、いわゆる“ツルシ”でフルオプション状態となり、意外にもオトクな価格設定になっていたりもする。ガラスルーフも標準装備だし！　そしてクーペとシューティングブレーク、一番の違いはリアウイングの有無。ここは好みが一番出る部分だから、是非しっかり吟味してほしい。

インテリアも個性的。今回のファイナルエディションのキーカラーであるイエローが多用されており、ダッシュボードのインテリアトリムがチェッカーフラッグ柄になったり、センターコンソールに“45S Final Edition”の文字があしらわれたりと特別感が満載だ。是非ともその世界観に没入してほしい。

パワーユニットは〈メルセデスAMG〉の誇る２ℓガソリンターボエンジン。もちろんモデル末期で熟成が極まっていることに加え、今後のCLAはピュアICEではなくなることが予想されるから、エンジン好きも是非“最後に”この味を手に入れたい。

■〈メルセデスAMG〉 CLA 45 S 4MATIC+ ファイナル エディション
税込価格：1177万円
ナイトブラック（ソリッド）※オンラインショールーム限定：10台
MANUFAKTURマウンテングレーマグノ（マット）※外装色オプション税込価格31万5000：90台

■〈メルセデスAMG〉 CLA 45 S 4MATIC+ シューティングブレーク ファイナル エディション
税込価格：1174万円ナイトブラック（ソリッド）※オンラインショールーム限定：3台
MANUFAKTURマウンテングレーマグノ（マット）※外装色オプション税込価格 31万5000：27台