今回のコレクションの舞台となったのは、スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島。大西洋に浮かぶ太古の火山島であり、荒々しい岩肌や青々とした斜面、打ち寄せる波が生むドラマティックな景観が広がる。服をまとうことでエネルギーを得て、自分らしく力強く輝く――。そんな〈ロエベ〉の新たなビジュアルランゲージと、テネリフェ島の原初的なエネルギーが鮮やかに呼応している。
撮影を手がけたのは、現実と虚構が曖昧に交錯するシニカルかつ親密な作風で知られるフォトグラファー、タリア・チェトリット。俯瞰と仰角、接写と遠写を自在に織り交ぜながら、火山島の大自然とコレクションの鮮烈なカラーやテクスチャーをダイナミックに切り取った。また、積み重ねられたサンベッドや海辺の建築が生む幾何学的なラインも印象的で、どこかアートピースのような世界観をつくり上げている。
さらに静物写真では、色鮮やかな氷や滴るハチミツ、熟したバナナ、こぼれ落ちたパッションフルーツの種子などをモチーフに採用。〈ロエベ〉らしいクラフト感と官能性を、より感覚的に表現しているのも見逃せない。
モデルには、俳優イーサン・ホークの息子である俳優・ミュージシャンのレヴォン・ホークをはじめ、エヴァ・ヴィクター、セイドゥ・サール、そして〈ロエベ〉ブランド アンバサダーのアイラ・ジョンストンらが登場。海辺や階段、サンベッドで自然体の姿を見せながらも、どこか自信に満ちたムードを漂わせている。ボタンを外したシャツや、バックルを緩めて流れるようなドレープを描くレイヤードスタイル、大胆なコントラストを効かせたコーディネートなど、コレクションの鮮烈な色彩と素材感を自由な感性で着こなしている。
本コレクションを手がけたのは、ジョナサン・アンダーソンの後任として2025年より〈ロエベ〉を率いるジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデス。今回、メンズは彼らによる初のコレクションとなる。トラウザーズやコート、シグニチャーのレザーアイテムのほか、スポーツウエアは、アスレチックな個性を残しながらも〈ロエベ〉ならではの実験的かつモダンな視点で再解釈した。アノラックや“グリップ”スニーカー、ラップアラウンド型のスピードシールド サングラスなども登場し、スポーティさとラグジュアリーが絶妙なバランスで共存している。
なかでも注目したいのは、新生〈ロエベ〉を代表するワンハンドルバッグ“アマソナ180”。しなやかなレザーと構築的なフォルムで知られるアイコンバッグに、メンズ向けXLサイズが新たに仲間入り。〈ロエベ〉の卓越したレザークラフトを存分に堪能できる内容となっている。
2026秋冬プレコレクションは、5月28日(木)より順次、全国の店舗およびオンラインストアにて発売。詳細は〈ロエベ〉公式サイト(loewe.com)をチェックしてほしい。
アマソナ180 XL 予定価格83万7100円































































