ネットフリックス『チーム・ハズバンド』 元夫と現夫のバディが繰り広げるアクションコメディ!
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犯罪アクションかと思って観たら、軽いコメディのノリもあって笑えてしまった。なんとなく“おトク”に感じるサービス精神だが、相反するジャンルを噛み合わせ、成功させるには、数々の工夫が必要。そんなことを改めて教えてくれるのが、この韓国映画『チーム・ハズバンド』だ。
麻薬捜査班のエースであるチュンシクが、新興の麻薬王の逮捕に成功。その麻薬王の妻が、報復としてチュンシクの元妻と一人娘を拉致する。元夫の立場から、何とか2人を救い出そうとするチュンシクに、現在の夫である獣医のミンソクも協力。そこに久々に刑務所から出所した裏組織のボスも絡み、激しい攻防が繰り広げられる……と、ストーリーの概要だけ書くと、シリアスな犯罪モノ。しかし映画が始まってすぐ、新興麻薬王と妻の会話や、チュンシクが町で若者を逮捕するシーンなど、いい意味での“ふざけた”ノリが繰り出され、これは笑いながら観るべき作品だと納得。その期待どおり、拉致事件の解決と新旧のボスの宿敵対決などドラマの軸は守られながら、これでもか、これでもかと、いい意味でのオバカなセリフや、軽妙なギャグが詰め込まれる。そのテンポの良さに、観ているこちらも乗せられる感覚だ。本作の成功の最初のポイントは、このテンポだろう。
元夫と現夫によるバディムービーとしての魅力も満点。外見の雰囲気や性格が真逆で、立場上、おたがいにいがみ合うという、この手の作品の“お約束”を踏まえつつ、刑事、獣医としての特徴もきっちり脚本に落とし込まれる。チュンシク役のチン・ソンギュと、ミンソク役のコンミョンは、7年前の2人の出世作『エクストリーム・ジョブ』でも似たような関係性で共演(つまり俳優と役のイメージがぴったり)しており、韓国映画ファンにはたまらないはず。このハマリ役という点が、成功の2つ目の要因。さらに、旧態依然としたボスのアナログ志向や、アクション+コメディの融合で、もはや“クラシック”と呼んでいいハリウッドの『裸の銃を持つ男』シリーズへのオマージュなど、多くの見どころがドラマにマッチ。2人の“ハズバンド”が3人になって協力する流れや、“ワイフ”たちの関係も含め、最後まで楽しい気分で観ていられる快作だ。
『チーム・ハズバンド』配信中
監督・脚本/パク・ギュテ 脚本/キム・ジョンヒョン 出演/チン・ソンギュ、コンミョン、キム・ジソク、ユン・ギョンホ 配信/ネットフリックス
2026年/韓国/視聴時間109分
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