究極の移動隠れ家! 〈メルセデス・ベンツ〉VLE
Sクラスを超える“動くラウンジ”こと、新型VLEの国際試乗会に参加が叶ったので、さっそく“クルマニア”の諸兄にシェアしたい。〈メルセデス・ベンツ〉が放つ新型VLEは、ミニバンの皮を被った究極の“グランドリムジン”だ。
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新型VLEは、これまでのEQVに置き換わる形で登場する。しかしその名が表すとおり、ポジション的には“Eクラス”に分類される。「……ということは」と、本国AGの責任者に問いかけてみたところ、このあともちろんVL“S”の計画もあるし、その最上位にはマイバッハも用意するという。そう、いよいよこのアジアを中心とするミニバン市場に、世界のベンチマークと呼ばれる〈メルセデス・ベンツ〉がマジ参入することになる。
というわけで、このVLEはプロローグにすぎないのだが、だからといって単なるミニバンの電動化モデルではない。それは、同社が「史上初のグランドリムジン」と自負する全く新しいカテゴリーの創造だったりする。これまでの高級セダンの概念を覆し、広大なスペースと極上のラグジュアリーを融合させたこの1台は、まさに「究極の移動隠れ家」なのかも!




まずマニアを唸らせるのが、その驚異的な空力性能だ。巨体ながら空気抵抗係数(Cd値)は0.25という、フィギュアスケート選手並み(!)のなめらかさを実現している。この空力設計と115kWhの大容量バッテリー、そして効率的なシリコンカーバイドインバーターの恩恵により、航続距離は700㎞以上(WLTP)に達する。さらに800Vテクノロジーを採用しており、対応する急速充電器を使えば、わずか15分で最大355㎞走行分のエネルギーをチャージできるというから驚きだ。
走りの面でも妥協はない。全長5.3mを超える巨体でありながら、最大7度の後輪操舵(リアアクスルステアリング)で最小回転直径は同社CLA並みの10.9mを実現している。都市部の狭い路地でも、テニスコートほどのスペースがあればUターンが可能なほどの俊敏性を備えているのだ。また、AIRMATICエアサスペンションが路面の凹凸をシームレスに吸収し、積載量に関わらず「空を飛んでいるかのような」極上の乗り心地を約束する。これはマジですごい。スペインの荒れた路面でも安定感は凄まじく、まるで吸いつくようなマグネティックライドを実感するとともに、複雑な細い道でもグイグイ角を曲がれる安心感まで備えているんだから!



インテリアは、もはや旅客機のビジネスクラスか、ハイエンドなラウンジのようだ。2列めにはマッサージ機能やワイヤレス充電を備えた「電動グランドコンフォートシート」が鎮座し、ルーフからは31.3インチの8Kパノラミックスクリーンが展開する。リモート会議はもちろん、分割画面で片方はゲーム、片方は映画といった使い方も可能だ。
マニアックな注目ポイントとして、手動シートのほうにはキャスターが内蔵された「ロール&ゴー」機能があり、簡単に取り外してガレージに保管できる汎用性も持ち合わせている。また、アジア市場のニーズを反映した格納式サイドウィンドウや、車内に残された子供の呼吸を検知する、最新のレーダーセンサーなど、細部まで徹底したこだわりが凝縮されている。
〈レクサス〉LMや〈トヨタ〉アルファードをライバルに見据えつつ、老舗ブランドの威信をかけて送り出されたVLE。日本導入時期は未定だが、この異次元のラグジュアリーを体験できる日を、是非楽しみにしていてほしい。
●メルセデスコール
TEL:0120-190-610
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