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2026.07.19 NEW


アメ車の魅力を凝縮した名車を日常で乗る贅沢! 1965年式〈フォード〉マスタング

アメ車といえばマスタング。奥深いアメ車の世界においても、この定説に異を唱える人はいないはず。マッスルカーの象徴といえるクルマだが、今回のオーナーはなんと女性!? ワイルドにしてビューティという、新たな魅力が見えるかも。

 

このクルマのオーナーは、満理奈さん。日常的にフォード・マスタングを乗りこなすオーナー。メンテナンスや修理もご主人と一緒に行っているという

アメ車の歴史に堂々と名を残すマスタング。1964年から販売され続けているフォードを代表するそのクルマは、いわゆるマッスルカーの先駆者だ。「昔、乗っていたんだよね。今でも1965年式のファストバックを1台持っているよ。マスタングといえば、コルベットと並んで誰もが一回は乗ってみたいアメ車だと思う。一般的にはファストバックが好きな人が多いと思うけど、このクーペもすごくいい! どちらにせよ、フロントのデザインが秀逸だよね」。

夏場はオーバーヒートに気をつけながら乗っているという289エンジン。「スモールブロックだけど、すごく気持ちよく走ってくれる。高回転タイプだから音もいいよ」

マスタングの発売は1964年からだが、既に4月を迎えていたこともあり1965年式として販売された。つまり今回のクルマが初代。4.7リッターV8エンジンの289を搭載しており、パワフルで乗りやすい1台だ。「フォードといえば351クリーブランドエンジンも人気だけど、個人的には289のほうが断然乗りやすいと思うね。いざアクセルを踏み込めば気持ちよく吹けてくれるけど、ゆったり流そうと思えばそう走ってくれるから」

ホイールもオリジナル。ホワイトレターがヴァイナルトップと抜群にマッチ。「クロームの感じがいいよね。サイズもオリジナルで、野生馬をモチーフにしたロゴもクール」

1960年代半ばに登場したスポーツクーペは、通称ポニーカーと呼ばれていて、コンパクトサイズが特徴。「最近の国産車よりもコンパクトなんじゃない? 全長4600㎜、全幅で1800㎜ぐらい? 1970年代のフルサイズセダンと比べたら、ポニーだよね(笑)。だから女性でも乗りこなせるよ」。その言葉どおり、実はこのマスタングのオーナーは女性。それもコレクションとしてではなく日常の足として使っている。「いいよねぇ〜。アメ車を普段から転がしているなんて、そんないいオンナなかなかいないよ。それだけでこのクルマの評価が上がっちゃう(笑)」

マッスルというよりクラシックな内装。当時のオプションで用意されたエアコンも。「セパレートシートもいいよね。デートもちょっと間が空いてるほうが盛り上がるもんだよ(笑)」

夫婦で撮影場所に現れた1965年式マスタングだが、ステアリングを握るのは妻の満理奈さんだ。イクラさんとは某イベントで繋がり今回の登場となった。「女性でアメ車に乗る人は少なくはないけど、彼女は日常的に乗ってメンテナンスなども自分たちでやっている。それがいいよね」。真っ白に輝くヴァイナルトップも自分たちで塗り直したとか。「ヴァイナルトップをセルフで塗る人なんて、なかなかいないよ(笑)。でもキレイな仕上がりだなぁ。クルマに対する愛情を感じる」。トランクのキャリアも、セルフカスタムしたとか。「旅行のときなどに、レザーのバッグを載せているんだってね。マッスルカーのイメージを持っている人からすれば意外かもしれないけど、そもそもマスタングは大衆向けのスポーツカーとして売り出されているからね。だからキャリアも実は似合うんだよ」

真っ白にセルフペイントしたヴァイナルトップ。オーナー自らローラーを使って水性塗料で塗った。「発注すると結構な金額を取られるからね。これだけキレイに塗れてるならオッケーだよ」

オーナーの満理奈さんによれば、日常的に乗れる状態をキープするためには努力も必要とか。その点についてはイクラさんも確かにと頷く。「アメ車に乗るなら、ちょっとしたトラブルはつきものだから……(笑)。それなりの覚悟は必要だよ。これは全体的に状態がいいけど、夏はオーバーヒートのリスクがあるみたい。ラジエーターで対策しているようだけど、もしかするとウォータージャケットにやや難ありかも」。とはいえ、オリジナルの状態を長くキープできているこちらの1台。「下手にイジらずに乗り続けるほうが格好いいよ。おまけに女性がオーナーっていうところがいい。ちなみにオレがライブでよく歌う『レディ マスタング』って曲があるんだけど、それが1965年式のマスタングに乗る女性の歌なんだ。よかったらみんな聴いてね(笑)」

トランクにカスタムしたキャリア。ファストバックには装着できないクーペならではのパーツ。「クロームパーツともマッチしてる。レザーバッグを載せると格好いいよ」

IKURA
これまで300台以上のクルマを乗り継いできた生粋のカーマニア。日本最大級のアメリカンカスタムカルチャーの祭典“アメフェス”の主催者としても有名。そのほか、ミュージシャンやタレントとしても活躍している。
URL:https://ikura61official.com

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※『Safari』8月号184〜185ページ掲載

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