一段上のステージへ!〈ポルシェ〉911カレラGTS
週末のサンセット。すぐにやって来る次のウィークデーに憂うることなく、颯爽と都心の喧騒をエスケープする。そんな大人の「遊び」の時間を最高にエキサイティングなステージに変えてくれるのが〈ポルシェ〉911、それも最新の“992.2”世代ではないかと思う。実に軽やか、実にレスポンシブル。最新世代に生まれ変わったコレは、単なる移動手段じゃない。人生を豊かにするための“究極のギア”としてこの1台がどんな刺激をくれるのか、さっそくチェックしていこう。
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今回の目玉はなんといっても“T-Hybrid”システムの搭載だ。ある意味楽しみでもあり、恐怖でもあったこの電動化。だけど「ついに911もエコの波に飲み込まれたか……」なんて嘆くのは、ステアリングを握る前までにしておいたほうがいい。このハイブリッド、燃費稼ぎなんていうお上品な目的は二の次。「スポーツ」「スポーツ+」といったモードはあっても「エコ」なんてモードは存在しない、走りの快楽をブーストするためだけに電気の力をブチ込んだ、〈ポルシェ〉らしい超攻撃的なシステムなのだから!

心臓部を解剖すれば、エンジンは従来の3ℓから3.6ℓへと排気量をアップさせている。そこに、コンプレッサーとタービンの間にモーターを挟み込んだ“電動ターボ”を組み込んだのだが、これがヤバい。排圧が溜まるのを待たずにモーターが強制的に過給をはじめるから、ターボラグなんて言葉は辞書から消え失せる。しかもウェイストゲートすら存在しないという、市販車離れした潔い設計にはさすが〈ポルシェ〉と脱帽するしかない。
システム最高出力は541PS、0-100km/h加速は驚異の3.0秒フラット。実際にワインディングでパドルを弾けば、そのパワーデリバリーの華麗なキマり具合にビビるはずだ。ターボでありながら、まるで大排気量の自然吸気(NA)エンジンのように、淀みなく突き抜けていく感覚。普段はPDKにお任せ派の諸兄も、この官能的なエンジンフィールを味わうためだけに、無性にパドルをイジりたくなってしまうだろう。
さらに圧巻なのは、ハイブリッドシステムやバッテリーの重量を微塵も感じさせない、なぜかしなやかなアシ。すでに電動モデルをラインナップさせる同社のテクノロジーが、ハードコアなカレラにもしっかり継承されているのにグっとくる。





ルックスも相変わらずセクシーだ。フロントにはアクティブエアロフラップが備わりPORSCHEロゴと一体化したライトストリップが夜の都会にもあざやかに映える。メーターのフルデジタル化やプッシュボタン式のスターターは、伝統派には賛否あるかもしれないが、このコクピットに座れば、未来のスポーツカーを操る優越感に浸れること間違いなしだ。
エレクトリックな刺激と伝統の官能性が同居するこの1台、ガレージに迎えれば、ライフスタイルは確実に一段上のステージへと加速するハズ!
★DATA 〈ポルシェ〉911カレラGTS
●全長×全幅×全高:4555×1870×1295㎜
●車両重量:1440kg
●ホイールベース:2450㎜
●エンジン:3.6ℓ水平対向6気筒ターボ
●エンジン最高出力:357kW(485PS)
●エンジン最大トルク:570Nm
●システム最高出力:398kW(541PS)
●システム最大トルク:610Nm
●トランスミッション:8速オートマチック(PDK)
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:2379万円






































































