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2026.08.15 NEW


主人公がクズすぎるサスペンス映画5選!

 



『タイムリミット』
製作年/2003年 監督/カール・フランクリン 脚本/デイヴ・コラード 出演/デンゼル・ワシントン、エヴァ・メンデス、サナ・レイサン

デンゼルがクズな警察署長を演じる!
警察署長のマット(デンゼル・ワシントン)は妻と離婚寸前状態にある一方、夫の暴力に苦しむ人妻と不倫中。そんな中、不倫相手が癌だと知り、治療費を工面するため署に保管されていた押収金を持ち出す。だが、不倫相手とその夫が焼死体となって発見される事件が発生。数々の証拠から、マットは殺人の容疑をかけられてしまう……。名優デンゼル・ワシントンが倫理観に問題アリの情けない男を演じるレアな設定。マットが身の潔白を証明すべく奔走するサスペンスなのだが、そもそも不倫しているため犯人に仕立て上げられても同情しづらい。とはいえ、かなりピンチな展開が続くので、ワクワクはさせられるかも。
 

  

 


『ギルティ 罪深き罪』
製作年/1993年 監督/シドニー・ルメット 脚本/ラリー・コーエン 出演/レベッカ・デモーネイ、ドン・ジョンソン、スティーヴン・ラング

有罪クズ男が凄腕女弁護士を誘惑して暗躍!
妻殺しの容疑をかけられた男デヴィッド(ドン・ジョンソン)が、凄腕の女性弁護士ジェニファー(レベッカ・デモーネイ)に弁護を依頼。不利な状況に置かれているデヴィッドはジェニファーの名声欲をくすぐり、無罪を勝ち取らせようとする。実際のところ男は無実で……という展開ではなく、正真正銘有罪の男が自身の魅力を武器に弁護士を誘惑し、弁護人の守秘義務を武器に暗躍していく。1993年の劇場公開時以前、TVドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』で人気を博していたドン・ジョンソンが色男のイメージそのままに、極悪なクズを魅力的に演じている。監督は『ネットワーク』などの名匠シドニー・ルメット。
 

  

 


『シンプル・プラン』
製作年/1998年 原作・脚本/スコット・B・スミス 監督/サム・ライミ 出演/ビル・パクストン、ブリジット・フォンダ、ビリー・ボブ・ソーントン、ゲイリー・コール

クズな主人公が嘘を重ねた末に殺人まで犯す!
雪深い田舎町で平凡な日々を送るハンク(ビル・パクストン)は、墜落した小型飛行機を森の中で発見。機内には、現金440万ドルがあった。一緒に発見した兄のジェイコブ(ビリー・ボブ・ソーントン)や妻のサラ(ブリジット・フォンダ)とともに、ハンクは大金を自分たちのものにしようとする。同名のミステリー小説をもとに著者自身が脚本を執筆し、のちに『スパイダーマン』シリーズを撮るサム・ライミが映画化。大金着服計画に当初は乗り気でなかったハンクがあれよあれよという間に嘘を重ね、ついには殺人を犯すことになる展開が恐ろしい。真面目な常識人に見えて、ズブズブな状況に飲まれていくタチの悪いパターン。
 

  

 


『マッチポイント』
製作年/2005年 監督・脚本/ウディ・アレン 出演/ジョナサン・リース=マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、マシュー・グッド、エミリー・モーティマー

不倫から殺人と共感できないクズっぷり!
かつてプロのテニス選手だったクリス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、富豪一家の令嬢と結婚。だが、妻の兄のセクシーな婚約者ノラ(スカーレット・ヨハンソン)に心を奪われ、不倫の関係に陥っていく。野心をメラメラ燃やす男がイギリスの上流社会でのし上がろうとするも、運命に足元をすくわれてしまいそうになる様をスリリングに、意地悪なユーモアも交えながら描写。主人公のクリスが不倫はもちろん殺人も重ねるなど積極的にクズで、不倫相手ノラとのドタバタも見苦しく、共感は皆無だが目が離せない。ニューヨークを拠点にしていたウディ・アレンが、イギリスを舞台に撮り上げた作品としても有名。
 

  

 


『すべてはその朝始まった』
製作年/2005年 原作/ジェームズ・シーゲル 監督/ミカエル・ハフストローム 脚本/スチュアート・ビーティー 出演/クライヴ・オーウェン、ジェニファー・アニストン、ヴァンサン・カッセル

クズなビジネスマンが不倫の末に謎の男に追い詰められる!
妻子あるビジネスマンのチャールズ(クライヴ・オーウェン)は通勤中、美しい人妻のルシンダ(ジェニファー・アニストン)と知り合う。会話を重ねるうち親密になったふたりは一夜をともに。だが、ふたりの関係を知った謎の男から執拗に恐喝され、追い詰められていくことになる。思いのほか前のめりで不倫関係に陥っていくところから、すでにクズ確定のチャールズ。その上、家族に不倫を知られたくないあまり嘘に嘘を重ねたり、謎の男の撃退に協力してくれた友人が返り討ちにあってなお保身を最優先に考えたりもする根性に恐れ入る。ラストもなかなかのオチ。監督は『1408号室』のミカエル・ハフストローム。




 

 

 
文=渡邉ひかる text:Hikaru Watanabe
photo by AFLO
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