
ドイツ時計の名門〈グラスヒュッテ・オリジナル〉が、腕時計製造100周年を記念した特別展『グラスヒュッテ腕時計100周年記念展 新たな始まり―懐中時計から腕時計へ』を8月8日から11日まで銀座で開催する。普段は目にすることのできない歴史的コレクションが集結し、ブランドのルーツから現代へと続く時計づくりの歩みを体感できる貴重な機会となりそうだ。
1845年にドイツ・ザクセン州グラスヒュッテではじまった時計製造の歴史。そのなかでも1920年代は、懐中時計の需要減少とドイツ経済の低迷という大きな転換期だった。そんな逆境のなか、時計職人たちは腕時計という新たな時代へ舵を切り、グラスヒュッテの時計産業に新たな歴史を刻んだ。その挑戦からちょうど100年を迎える今年、本国ドイツの全面協力のもと、この節目を祝う特別展が実現した。
会場には、1865年製の〈アスマン〉による懐中時計をはじめ、UFAG/UROFA時代の初期腕時計、GUB時代のモデル、さらには2000年代のタイムピースまで、約160年にわたる歴史を物語る55点が一堂に集結。ブランドのアーカイブをこれほどの規模で公開する機会は極めて珍しく、時計好きなら一度は訪れたい内容となっている。
展示を通して見えてくるのは、単なるデザインの変遷ではない。危機を乗り越えながら受け継がれてきた職人たちの技術と精神、そして現在の〈グラスヒュッテ・オリジナル〉へと続くマニュファクチュールの哲学そのものだ。
ブランドは現在もグラスヒュッテの自社工房で時計づくりを続け、ムーブメント部品の最大95%に加え、文字盤まで自社で製造する数少ない真のマニュファクチュールとして知られる。その背景を知れば、一本の時計が持つ価値もより深く感じられるはずだ。
入場は無料で一般公開。夏の銀座で、ドイツ時計製造の歴史と技術に触れてみてはいかがだろう。
⚫︎グラスヒュッテ腕時計100周年記念展「新たな始まり―懐中時計から腕時計へ」
期間:8月8日(土)〜8月11日(火)
時間:11:00〜19:00(最終入場18:00)
会場:Cite du Temps GINZA(東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエックセンター14階)



























































