2026.06.12 NEW
『Michael/マイケル』マイケル・ジャクソンのパフォーマンスを再現したシーンに胸熱!
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『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットが示すように、日本でも爆発的ブームの可能性を秘める“ミュージシャン伝記映画”。もちろんヒットするかどうかは主人公の認知度にもかかわってくるが、本作はその点で申し分ナシ! マイケル・ジャクソンという名を聞けば、どんな映画なのかチェックしたい人は多数のはずだ。
1966年、兄たちと組んだグループ“ジャクソン5”でリードボーカルを務めた子供時代から始まり、1988年、30歳でのBADツアー・ロンドン公演までが描かれる、この映画。つまり、マイケル・ジャクソンが“キング・オブ・ポップ”の地位に君臨するまでの、栄光の軌跡をたどっていく。すでに公開されたアメリカでは、批評家から“後年のスキャンダルが抜けている”と指摘されたものの、そもそもそれ以前にフォーカスを当てているのだから、当然のこと。実際、観客には圧倒的な好評価で迎えられ、特大ヒットを記録している。30歳までとはいえ、マイケルの人生にはあまりに多くのトピックが詰め込まれていたので、映画としてまとめるうえで、取捨選択の苦心があったのも納得。ストーリーでは、マイケルと、彼の才能を頼りに金儲けも目論む父親ジョセフの確執を軸にしつつ、整形や白斑症、チンパンジーのバブルスら動物との深い関係、火傷の大事故……と、スーパースターの“影”の部分も押さえながら、ハイテンポで映画は進んでいく。
最大の見どころは、今もギネスで最高のセールス記録と認定のアルバム『スリラー』からの3曲。『今夜はビート・イット』でストリート・ギャングもダンサーに起用した流れ、歴史的ミュージック・ビデオとなった『スリラー』の撮影舞台裏、そして『ビリー・ジーン』でマイケルの代名詞ともなったムーンウォークの初披露と、そのどれもが当時をパーフェクトに再現し、ファンならずともボルテージが上がりまくり! マイケルの実の甥、ジャファー・ジャクソンは、微妙なカラダの角度から指先の表現までマイケルのダンスをカメラの前で甦らせることに成功した。実際にマイケルが暮らした邸宅で撮影が行われるなど、伝記映画としても異例の“本物感”をまとった本作。音源にはジャクソン5時代からのマイケル本人のものも使われているので、観終わった後、名曲の数々をヘビロテしたくなるのは間違いない。
『Michael/マイケル』6月12日公開
監督/アントワーン・フークア 脚本/ジョン・ローガン 出演/ジャファー・ジャクソン、ジュリアーノ・ヴァルディ、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、ケンドリック・サンプソン、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアー、ケイリン・ダレル・ジョーンズ 配給/キノフィルムズ
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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