夏の長い夜をワインと料理で存分に楽しめる大人のためのフレンチ!
前橋で多くの食通を魅了してきたフレンチレストラン〈セパージュ(cépages)〉が、2026年5月27日に〈セパージュ・ド・ラ・ニュイ(cépages-de la nuit)〉=“夜のセパージュ”として東京・元麻布へ移転オープンした。ディナーから深夜までワインと料理を楽しめる、大人のためのレストランになったのだ。

夜中でも美味しい料理とワインが楽しめる、落ち着きのある店内
石橋和樹シェフ
シェフを務めるのは石橋和樹氏。1987年千葉県生まれで、武蔵野調理師専門学校を卒業後、〈アピシウス〉へ。2017年には〈レフェルヴェソンス〉でセクションシェフを担当した。群馬や千葉を中心に、日本各地の優れた食材を、フランス料理の技法でシンプルに仕上げる。
そしてここで体験しておきたいのが、9品のおまかせコース(3万3000円)。和の食材を見事に取り入れたモダンフレンチに仕上げている。
“はもんみなかみとブラータチーズのタルティーヌ”
群馬時代からのシグネチャーが、“はもんみなかみとブラータチーズのタルティーヌ”。“はもんみなかみ”は、群馬県みなかみ町の育風堂が手掛ける国産長期熟成生ハム。ぐんま麦豚の後ろ脚と天然海水塩のみを使い、約12カ月かけてじっくり熟成。焦がしバターをまとわせて焼いた香ばしいブリオッシュとの相性は抜群だ。
“フォアグラ 焼きまんじゅう”
石橋氏が好きだというフォアグラは、“フォアグラ 焼きまんじゅう”に。群馬県を表現した定番の一品で、フォアグラのコンフィの上には、高知県のサトウキビからつくられる黒糖蜜“ボカ”。すっきりとした甘味が、フォアグラの豊満な脂にぴたりと合う。和三盆でキャラメリゼしたヘーゼルナッツ、焼きまんじゅうの人気店と同じ味噌のタレを合わせた。
“初夏の野菜の一皿”
“初夏の野菜の一皿”は、万願寺唐辛子や蕪など、15種類の野菜とハーブを、揚げる、焼く、マリネするといった多彩な調理で仕上げている。中には帆立貝も忍ばせており、野菜だけではない奥行きも感じられる。ソースは、ビーツ、マッシュルーム、フェンネル、イタリアンパセリ、アンチョビとブラックオリーブの5種類。好みでつけながら味わえるのが楽しい。
“金目鯛のポワレ ソース・マリニエール”
魚料理は“金目鯛のポワレ ソース・マリニエール”。鱗をカリカリに立たせた金目鯛は、表面は香ばしく、中はしっとり。下には“インカのめざめ”のピューレが敷かれている。貝の出汁とサフランのソースによって、魚介の旨味が華やかに広がる。
“鳥取県産万葉牛イチボの炭火焼き”
メインディッシュは“鳥取県産万葉牛イチボの炭火焼き”。鳥取県の指定農家で育てられる黒毛和牛で、脂の口溶けと赤身の旨味に定評がある。やわらかいイチボ肉を繊細に火入れし、炭火の香りをまとわせた。ガルニチュールは“インカのめざめ”とアスパラガス。青柚子と青唐辛子のコンディメントが爽やかな刺激を与え、ジュ・ド・ヴィアンドに黒ニンニクと味噌を忍ばせたソースが肉の味わいを深める。
ワインペアリング
フランスでワインを学んだマネージャー兼ソムリエの山田晃一郎氏がセレクトするワインペアリング(3万3000円)も、かなり魅力的だ。
最初の一杯は、“ドン・ペリニヨン ヴィンテージ 2017”。華やかでありながらもミネラル感があり、コースの幕開けにふさわしい存在感。フォアグラに合わせられたのが、“シャトー・ディケム 2016”。世界最高峰の甘口ワインとして知られるソーテルヌで、フォアグラの脂や黒糖蜜、味噌のニュアンスと調和する。肉料理には、“シャトー・オーゾンヌ 1994”。熟成によってタンニンはなめらかに溶け込み、イチボ肉やソースに寄り添う。
フルコースでじっくり味わうのはもちろん、軽めに楽しめるショートコース(1万1000円)やア・ラ・カルトを目当てに訪れるのもいい。元麻布に誕生した大人の“夜のセパージュ”で、美食と美酒をご賞味あれ。※ショートコースやアラカルトは営業時間前半でもオーダー可能。
⚫︎フルコース 3万3000円
・ピゼッリのタルトレット
・マグロとチョリソーの冷製スープ
・“はもんみなかみ”とブラータチーズのタルティーヌ
・真鯵のマリネ 焼き茄子 クリアーなトマト
・フォアグラ 焼きまんじゅう
・初夏の野菜の一皿
・金目鯛のポワレ ソース・マリニエール
・オマール・ブルーのフリカッセ ヘーゼルナッツの香り
・鳥取県産万葉牛イチボの炭火焼き
・クロワッサンのアイスクリーム
・フレッシュハーブティーとフィナンシェ
⚫︎cépages - de la nuit(セパージュ・ド・ラ・ニュイ)
住所:東京都港区元麻布3-6-34 カーム元麻布2F
営業時間:17:00~深夜 ※予約がない場合は24:00頃閉店
定休日:土・日曜、祝日
TEL:03-6804-6070
※サービス料別
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。




































































