44mmケースのサブマーシブルとして、はじめてメタルブレスレットを採用した、新しいサブマーシブル PAM01756が登場した。この新しい時計は、堅牢なケース構造、防水性、潜水経過時間計測のための逆回転防止ベゼル、高い視認性を誇る文字盤、そして本質的な表示に焦点を当てたノンデイト構成といった、メゾンの主要なコードで構成されている。〈パネライ〉のメタルブレスレットが最初に登場したのは1999年。メゾンは時計の構造から直接インスピレーションを得て、機能と美学を組み合わせたブレスレットデザインの開発を開始した。
ブレスレットの構造は、〈パネライ〉の最も認識されている機能的要素のひとつであるリュウズプロテクターの形状を想起させ、サテンとポリッシュの異なる仕上げのリンクを交互に配し、光の反射の差で立体的に見える。このメタルブレスレットはクイックレングスアジャストメント機能を備え、サブマーシブルでははじめて搭載された。リンクを取り外したり、工具を使用したりすることなく、着用したままブレスレットを両側2mmずつ延長でき、1日中より快適なフィット感を得られる。この機能は、手首のサイズが温度、動き、旅行、活動によって自然に変化するという非常に実用的なニーズに応えるものだ。夏に汗ばむときや長時間のフライト後など、ブレスレットの長さを素早く調整できる。
また、サブマーシブル PAM01756の大きな特徴でもあるノンデイト文字盤。デイトウィンドウがないということは、メゾンの歴史における精密計器としての時計というコンセプトを反映している。〈パネライ〉の歴史において、1998年以前に製造されたリファレンスには日付表示がない。サブマーシブル PAM01756では、このアプローチが現代的に復活を遂げた。デイトウィンドウのない文字盤は、時間と潜水時間の読み取りに特化しているため、ある意味、完全なダイビング時計ともいえる。
深海探査のために設計されたこの時計は、50気圧(水深約500メートル)の防水性を備えており、イタリア海軍のサプライヤーとして信頼性の高い高性能計器を製造してきた〈パネライ〉のレガシーを再び反映。この性能は、スイスのヌーシャテルにあるパネライマニュファクチュールで厳密に検証されており、各時計は、空気と水のテストを組み合わせたマシンで、表示された防水機能値を25%上回る水圧テストを受け、負荷がかかった状態での正確な測定とシーリングの完全性を確認。高い防水性を確保する、ねじ込み式ケースバックはステンレススチール製で、イタリア海軍特殊潜水部隊がパネライ製の計器を装着して深海を航行した、"豚"の異名をもつ低速潜水艇のモチーフが刻印されている。
3日間のパワーリザーブをもち、安定性と性能精度を高めるトラバーシングバランスブリッジを特徴とする、自動巻きP.980キャリバー。このムーブメントには、リュウズを引き出すと秒針が停止し、正確な同期を可能にするストップセコンド機能が備わっている。この機能は、海軍の求める厳しいプロフェッショナルダイビング環境で非常に重視される、正確な時間調整に対応してきた 〈パネライ〉の歴史そのものでもある。強度と信頼性を反映したポリッシュスティールの44㎜ケースは、耐食性に優れ、冒険にふさわしいAISI 316LVMグレード1.4441ステンレススティールを使用。逆回転防止ベゼルには、高い耐傷性で知られるセラミック製ディスクが組み合わされ、ポリッシュ仕上げのブルーセラミックは海面のように煌めき、メゾンと海洋世界の絆を想起させる。
ブラックのスモールセコンドカウンターには、"アズラージュ"と呼ばれる同心円状の彫刻が施されている。"アズラージュ"技術は、特殊な工具を用いて文字盤に同心円を刻み、そのパターンが動く波の錯覚を生み出し、文字盤の表面に深みとテクスチャーを与える。9時位置に配置されたスモールセコンドは、パネライの長年の機能的コードのひとつ。もともとはイタリア海軍潜水部隊の水中任務中に、時計が作動していることを目視で確認するためだった。このようにミリタリー時計としてのDNAをしっかりと受け継ぎながらも、現代での実用性も考慮した結果が、44mmケースのサブマーシブルとして、はじめてのメタルブレスとノンデイトという点に繋がっている。
サブマーシブル PAM01756 195万8000円(パネライ/オフィチーネ パネライ)


































































