冬のお洒落の醍醐味ってなに!? そのひとつは、ズバリ重ね着。夏にはできないテクだからね。アイテムそのものはいたって普通でも、重ねることでぐっと洒落感がアップするから、これは必見!
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色さえ統一すれば洒落て見える!
大人コーデで大切なのは、素材感。やっぱりこれは、若造との差をつけるって意味でも重要視したいポイント。ということもあるけど、素材感の大切さは、重ね着テクとしても重要。同じような素材をいくら重ねても、実はのっぺり感はなくならず、せっかくのレイヤードも効果は低い。で、それを最大限に表現できるのが、異素材の組み合わせ。そういう意味で素材感が大切だってことを見せたのが今回のコーデだ。重量アウターが必要になるまでの間は、3枚重ねが適している。これを、全部違う素材にしてみた。インナーはサーマル、その上にニットカーデ、そして、アウターはツイル系のトラッカージャケット。なかでも、ほっこりニットを真ん中に挟んで、立体感を強調するのがキモ。もちろん、アウターに使ってもいいけど、都会的なすっきり見えを狙うならこの順番が最適。で、ボトムは風合い出しに欠かせないコーデュロイを合わせれば、ニットのほっこり感ともリンクして、秋冬っぽさ全開に。とはいえ、全部の素材が違うとチグハグになりやしないか⁉ と心配になる人も。いえいえ、大丈夫です。見ておわかりのとおり、それが気になる人は、色を統一すればいい。ワントーン効果で、大人っぽくも見えるし、こんな茶系なら、デートらしい優しさも演出できる。難しいと思っていた重ね着も、これなら簡単でしょ?
ジャケット4万7300円(ギャルリー・ヴィー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店)、カーディガン5万3900円(ラルディーニ/トヨダトレーディング プレスルーム)、サーマルカットソー1万7600円(ロンハーマン)、コーデュロイパンツ4万1800円(ドッピア アー/コロネット)、サングラス3万7400円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー2万1780円(リプロダクション オブ ファウンド/アイ ファウンド)
ボトムはすっきりと!
電車の中で暑すぎて汗だくになることもなく、一方で外ではほどよい暖かさをキープできる。そんな使い勝手がいいアウターが、実はダウンベスト。しかも案外着られる期間が長いのも魅力。ただ、これを上手に着こなしてる人って結構少ない気が……。せっかく着るなら、かっこよく見せたいってもの。で、そのひとつを紹介。今回重要視したのは、ダウンベストのボリューム感。こなれたコーデテクに必要な立体感は最初から持ち合わせているアイテムだから、それを活用しない手はない。ボリューム感を生かすなら、インにもってくるのはパーカが最適。ダウンに負けないボリュームを首元につくると、暖かさを印象づけられるとともに、小顔効果もあり。ただ、ボトムまでゆるくボリュームのあるものを合わせてしまうと、単に着ぶくれした人に見えてしまうので、ここはすっきり爽やかに見えるブルーデニムのスリムタイプにするのが正解。要は、お洒落に見せるファッションテクのひとつである逆三角形のシルエットをつくるってこと。とはいえ大人がダウンにパーカではちょっとラフすぎません? な~んて思ってる人は、パーカのインにシャツを仕込んで、襟をチラ見せしてみて。これだけで全体がキリッとしてくるから。あとは、色数を押さえる、または褪せた色使いにする。こんなテクも使えば、大人らしく見えること間違いナシです!
ダウンベスト4万7300円(ザ ・ノース・フェイス パープルレーベル/ナナミカ 代官山)、メキシカンパーカ4万1800円(ギャルリー・ヴィー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店)、カットソー1万2100円(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、手に持ったチェックシャツ2万8600円(アウターノウン/RHC ロンハーマン)、デニムパンツ4万700円(エージー/コロネット)、キャップ7480円(ピルグリム サーフ+サプライ)、サングラス5万3900円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー8250円(ヴァンズ/ヴァンズ ジャパン)
たったこれだけで見違える!
デートでも、ご近所でも、海でも。とにかく全身を同じカラートーンでまとめれば大人っぽく見えるし洒落ても見える。そんなワントーンコーデは大人カジュアルの手法としてあまねく愛される存在だ。特に、優しげなベージュトーンでまとめたコーデは大人っぽくもありつつ華やかさもある。さらに暖かみもあるので、秋冬にもってこいの存在。けれどそれだけに、“お馴染みの手法”感も否めず、マンネリを感じている人もいるのではないだろうか。ただ、ワントーンコーデが簡単にできるように、そこに変化を加えるのも実はとても簡単。その方法は、こんなふうにデニムシャツを差してやるだけ。これだけで、暖かみの中に爽快感がプラス。いつもと違う見た目になっていると思いませんか? しかも、定番アイテムのデニムシャツを足すだけというのもお手軽。これ、ただの水色シャツだとパリッとしすぎて優しいベージュワントーンから浮いてしまう。味のあるデニムシャツだからこそすんなり馴染んでくれていたりするのだ。ワントーンの中にこなれたブルーが入ることで、見た目にもメリハリが生まれて、洒落感もアップするってわけ。馴染みのスタイルに、馴染みのアイテムを足す。たったこれだけで新鮮になるので、是非お試しを!
B-3ブルゾン15万4000円(ルシアン ペラフィネ/ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店)、デニムシャツ2万900円(スリードッツ/スリードッツ青山店)、Tシャツ7150円(サタデーズ ニューヨークシティ)、デニムパンツ1万9800円、キャップ1万1000円(以上スコッチ アンド ソーダ/コロネット)、サングラス3万7400円(モスコット/モスコット トウキョウ)、ブーツ6万2700円(フィルソン/アウターリミッツ)
ダウンシャツを普通のシャツの
ようにサンドイッチ!
ダウンやロングコートなど、寒い時期はどうしても一番上に羽織るアウターでコーディネートの印象が決まってしまいがち。結果、毎日似たような印象になってしまうというお悩みを抱えている人は多いのではないだろうか。そんなとき、意外な重ね着技で冬コーデに変化をつけられたらいいと思わない? そのメインとなるのが、ダウンシャツ。シャツ顔なのだけど中綿が入っており、保温性ばっちり、というアイテムだ。で、これを一番上に着てもいいのだけど、今回の目的はちょっと変化をつけること。なので、これをあえて普通のシャツのようにインに着てしまおう。で、その上に重ねるのは、今季大注目のゆるカーデ。ゆったりとしたシルエットなので中に多少厚みのあるものを着ても大丈夫だし、シャツダウンは通常のダウンとは違って薄手なので、着膨れ問題も気にならない。さらにそのカーデがこんな個性的なタイガーカモ柄なんかだったら、毎日似たような見た目でツマラナイ人、とはならないでしょ⁉ ついついダウンが入っているアイテムって一番上に羽織りがちだけれど、こんなふうにインナー使いしてやると着こなしの可能性がぐ~んと広がる。冬コーデにも一気に変化がつくし、保温性も抜群。是非お試しを~!
カーディガン1万9910円(ワイルド ライフ テーラー)、ダウンシャツ2万9000円(ジュゲム/ヘムトPR)、サーマルカットソー1万3200円(ピルグリム サーフ+サプライ)、カーゴパンツ5万8300円(ストーンアイランド)、サングラス3万7400円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー1万3200円(ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室)
●アイ ファウンド
TEL:03-6434-7418
●ギャルリー・ヴィー 丸の内店
TEL:03-5224-8677
●コロネット
TEL:03-5216-6521
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ロンハーマン
TEL:0120-008-752
●アウターリミッツ
TEL:03-5413-6957
●コロネット
TEL:03-5216-6518
●サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
●スリードッツ青山店
TEL:03-6805-1704
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店
TEL:03-5647-8333
●ストーンアイランド
TEL:03-5860-8360
●ニューバランス ジャパンお客様相談室
TEL:0120-85-0997
●ピルグリム サーフ+サプライ
TEL:03-5459-1690
●ヘムトPR
TEL:03-6721-0882
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ワイルド ライフ テーラー
TEL:0120-298-133
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です