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CULTURE カルチャー

2019.02.21

彼女と仲直りする方法、知りたくない?
男が観るべき恋愛映画5選!

どんなに仲良いカップルでもケンカはつきもの。問題なのは、どうやって仲直りをするのかだ。素直に謝ればいい、確かにそうだけど、それができれば悩まない。とはいえ月並みに謝るのも芸がない。ならば映画のワンシーンからヒントを得て、ケンカの終了ゴングを粋に計らってみては? そこで今回は、すったもんだあった末にハッピーエンドな恋愛映画をご紹介。もしかして彼女ともめていたアナタも、これで週末は2人仲良く過ごせるはず!?

 


 
仲直りの方法その1:リスクを気にせず愛を告白する!

『ノッティングヒルの恋人』
製作年/1999年 監督/ロジャー・ミッシェル 出演/ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント

1990年代のキュートすぎるジュリア・ロバーツに出会ったとしたら、誰もが猛アタックしたくなるはず。この作品は、ヒュー・グラントがバツイチの本屋さんで、ロバーツ演じるハリウッド女優を相手にロマンスを繰り広げるというストーリー。偶然出会って恋に落ちた書店主のウィリアムと女優のアナは、住む世界の違いを感じながらも本気モードに。だが、やはり本屋さんとセレブでは生き方が違いすぎるのか、アナの愛を前に、ウィルは怖気づいて別れを選んでしまう……。

そんな自分の愚かさに気づいたウィルは、アナが新作映画の記者会見を行う会場に潜入。ジャーナリストを装い、会見の真っ最中に想いをぶつける!この体当たりがアナのハートに響いたようで、そのまま2人はハッピーエンド。大勢(しかもマスコミ)の目に晒されながらの“仲直り”は失敗したら相当恥ずかしい。しかし、そのリスクも気にならないほどのがむしゃらさが功を奏したのは確か。ちなみに、ウィルが友人たちの助けを借りて会見場に潜入したように、いざというときはまわりの協力を得られる人間でもありたい。
 



仲直りの方法その2:なにかに思いを乗せて気持ちを伝える!

『ビフォア・ミッドナイト』

製作年/2013年 製作・監督/リチャード・リンクレイター 出演/イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

『ビフォア・サンライズ』で恋に落ち、『ビフォア・サンセット』で再会を果たし、現在は双子にも恵まれたジェシーとセリーヌ。しかし、その関係はかつてのロマンチックなものとはほど遠く、家族、仕事、人生のことなど、様々な問題が2人にのしかかる。ジェシーとセリーヌの小粋な会話で展開するのが特徴の映画だが、今回の2人は完全にああ言えばこう言う状態。バカンス先にもかかわらず、険悪な空気になってしまう。

そんな中、小説家であるジェシーは、『タイムマシンで未来から来た』という小芝居をはじめることに。背を向けるセリーヌに対し、“未来にいるセリーヌからのメッセージ”を伝えはじめる。くだらないと一蹴していたセリーヌも、徐々に態度を軟化。“メッセージ”を通して伝わってくるジェシーの愛と謝罪を受け入れる。小説家のジェシーらしい“仲直り”はなかなか高度だが、普通に謝るのも照れ臭いもの。ならば、これくらい芝居がかってみせるのもたまにはアリ⁉ ジェシーは即興で芝居を披露したが、心配ならプチ台本を作っておくのもいいかも。
 



仲直りの方法その3:相手よりも先に自分自身を見直すこと!

『ラブ・アゲイン』

製作年/2011年 製作・出演/スティーブ・カレル 監督/グレン・フィカーラ、ジョン・レクア 出演/ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン

『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング&エマ・ストーンの共演作。注目したいのは、スティーブ・カレル演じる主人公の中年男キャルだ。長年連れ添った妻に浮気され、離婚を望まれた彼は、妻を見返すためモテ男(ゴズリング)に弟子入り。徐々にイケてる中年男と化していく。変わりはじめた夫を妻も再び意識し、キャルの変身計画は妻との復縁計画へと形を変える。しかし、簡単にはいかないのが男と女。夫妻の子供たちやキャルの一夜のお相手などを巻きこみ、事態は混迷を極めていく。

しかし、息子の卒業式の日に思わぬ展開が。大人のすったもんだを受けて愛を信じられなくなった息子が、卒業生代表の挨拶で「真実の愛などない!」と叫ぶ。そんな息子を諭すかのように、いまだ消えない妻への愛を大勢の前で宣言するキャル。それを耳にした妻は……。心が離れたと感じたときの対処法は関係を見直すこと、すなわち自分自身を見直すこと。そして、素直な気持ちを声高に叫ぶことが仲直りへの近道に? キャルの奮闘には、多くのヒントが詰まっている。
 



仲直りの方法その4:SNS全盛だからこそ、あえて手紙で想いを伝える!

『プライドと偏見』
製作年/2005年 監督/ジョー・ライト 出演/キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン

舞台は18世紀末のイギリスで、主人公は田舎町に暮らす5人姉妹の次女エリザベス。きちんとした結婚相手に出会えなければ、女性は路頭に迷ってしまう。そんな生き方に対し、エリザベスは少なからず不満を抱いていた。そんな彼女と急接近するのが裕福な独身男性のダーシー。互いに何かを感じているはずなのに、2人の関係はプライドや偏見でなかなか上手くいかない。挙げ句の果てに決定的な誤解が生じ、事態はこじれにこじれてしまう。

そんな中、ダーシーが取った方法は、想いを手紙にしたためること。これまでの誤解を解くため、彼はエリザベスに手紙を渡す。SNS全盛の現代からすれば古風過ぎてピンとこないかもしれないが、そんな人は、手紙を読んだときのエリザベスの嬉しそうな表情をまず見てほしい。想いを伝えるという意味ではSNSでさくっと送るのもアリだが、ここは1つ、しっかりじっくり文字を書き綴るのがオススメ。もちろん手紙を送った後に、直接会って想いを改めて伝えることもお忘れなく。
 



仲直りの方法その5:バラの花束を持参するのがやっぱり効果的!

『プリティ・ウーマン』
製作年/1990年 監督/ゲイリー・マーシャル 出演/リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ

主人公は、企業買収で荒稼ぎする実業家のエドワードとコールガールのヴィヴィアン。1週間3000ドルでパートナー契約を結んだ2人は、ビジネスな関係から徐々に発展し、惹かれ合うようになる。当初はレディからほど遠いヴィヴィアンだったが、エドワードとの時間を過ごす中でエレガントに開花。一方、エドワードも人間らしい心を取り戻す。しかし、2人の関係は約束の日を迎えて終了。今までとは違う自分として、それぞれの人生を再出発させようとする……。

“仲直り”を望むエドワードが選んだ方法は、赤いバラの花束を手に、真っ白いリムジンでヴィヴィアンのアパートに乗りつけるというもの。リムジンから顔を出し、「ヴィヴィア〜ン!」と叫ぶエドワードの姿は傍から見れば滑稽かもしれないが、公開当時人気絶頂だったリチャード・ギアが好演。ヴィヴィアン役のジュリア・ロバーツも満面の笑みを浮かべて彼を受け入れる。リッチな男ならではのコテコテな演出ではあるが、ハッピーエンドをゲットするにはやりすぎくらいがちょうどいいのかも!


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文=渡邉ひかる text:Hikaru Watanabe
photo by AFLO
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