『スノー・ロワイヤル』は、“アベンジャーズ”超え!? の痛快アクション!
“リーアム・ニーソン主演作”といえば、とんでもない事件や陰謀に巻きこまれ、激しくブチギレ、豪快に戦うパターン。これで、観客に愛されてきたといっていい。本作も基本的にはそんな路線。どこにでもいそうな除雪作業員が主役で、息子を殺した真犯人を突き止めようと血眼になる、という展開。しかし、「今回も同じでしょ」な~んて思っちゃいけない。本作は、さらに一歩、想定外の世界に踏み出している!
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『スノー・ロワイヤル』
ムネアツなポイントは?
“過激すぎるアクションと驚きの展開に大興奮!”
復讐のために麻薬組織のボスに近づこうとする、除雪作業員ミルズ。犯罪小説を参考に相手を殺し、始末するという彼の行動はかなり強烈。けれども、それに輪をかけるように登場するキャラが超濃厚で、ハンパない個性派ばかり。さらにいちいち言うこと、なすことが極端。と、これほどクセモノが揃った映画も珍しい。たとえるなら、クエンティン・タランティーノの過激さと、コーエン兄弟のとぼけた味わいがミックスされた作風とでもいえようか。これは間違いなく映画ファンのテンションを爆上げする作品だ!
激しいバイオレンスや、目を覆いたくなる残虐描写が展開。当然、次から次へと人が死んでいくわけだが、その割には映画全体のムードは殺伐とはしていない。というのも、背景が雪に覆われた町なので、映像がやけに美しいし、ワルたちが雪で無邪気に遊ぶなど楽しいシーンが挿入されるからだ。さらに、「えっ?」と思わせる予想外の演出が、常に観る者を裏切っていくので最後の最後まで目が離せない。そしてクライマックスでは、やや大げさだが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』級の畳み掛けるアクションが用意されているので、ご期待を!
『スノー・ロワイヤル』
監督/ハンス・ペテル・モランド 出演/リーアム・ニーソン、トム・ベイトマン、エミーロッサム、ローラ・ダーン 配給/KADOKAWA
2019年/アメリカ/上映時間119分
6月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
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