『スパイダーマン:スパイダーバース』は、新たなスパイダーマンズの世界に夢中!
スパイダーマン=ピーター・パーカー、死す……。なんて衝撃の事件ではじまる今作。ということは、シリアスな話? いやいやこれが、実写スパイダーマン映画以上に痛快な映画になっているのだ。しかも、いつもはディズニーやピクサーの“指定席”だったアカデミー賞長編アニメーション賞も確実にゲット。アニメになったことで、スパイダーマンの新たな、そして本来の魅力に気づくことができる!
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『スパイダーマン:スパイダーバース』
ムネアツなポイントは?
“スパイダーマンズ”の絆と別れに号泣⁉
主人公はピーター・パーカーではなく、ブルックリンの中学校に通うマイルス。アフリカ系とヒスパニック系のハーフだ。偶然にもスパイダーマンの能力を身につけた彼が、闇社会の敵と戦うというのがベースの物語。けれども当然、能力には四苦八苦するばかり。そこに現れるのは、とある仲間。その仲間とは、なんと異次元で活躍するスパイダーマンたちなのだ。死んだはずのピーター・パーカー(オッサン化している!)をはじめ、モノクロの探偵や日本のアニメ少女、はたまたブタのスパイディと、実にクールな面々。各キャラの描写もデジタルだったり、アナログだったりとオモチャ箱をひっくり返したようなチグハグな顔つき。マイルスのスパイダーマンとしての成長と覚醒に、仲間の絆が見事に重なって、いつのまにか胸が熱くなっている!
もう1つの特徴が、遊び心満点の映像表現。CGと手書きを融合させた独特のタッチは、CGアニメが主流のハリウッドの中で、逆に斬新で、めちゃくちゃかっこいいのだ。たとえば、コミックのようにセリフや効果音が文字で表現されたり、印刷ミスっぽくバックの色がわざとズレていたり、というのがそれ。これこそが“アメコミ”本来の世界かも、と思わせるパワフルな1作。実写のヒーロー映画にマンネリを感じている人には、あらゆる要素が新鮮なので心からオススメしたい!
『スパイダーマン:スパイダーバース 』
監督/ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン 声の出演/シャメイク・ムーア、ジェイク・ジョンソン、ヘイリー・スタインフェルド、ニコラス・ケイジ 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2018年/アメリカ/上映時間117分
3月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
『イップ・マン外伝 マスターZ』3月9日(土)公開
『アメリカン・アニマルズ』5月17日(金)公開
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