『記者たち 衝撃と畏怖の真実』は男の信念にグッとくる!
男なら仕事は、信念をもって取り組むべし! それは当たり前のことだとわかっていても、ついついまわりに流されてしまう……なんてことも多いのが現実。この『記者たち〜』は、忘れがちな“仕事の信念”を思い出させ、やる気を起こさせてくれる一作だ。しかも社会派のテーマながら、映画の作りは軽快なエンタメのノリなので、意外にも物語に入りこみやすいかも!?
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『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
ムネアツなポイントは!?
“記者の執念の仕事ぶりに男として憧れる!”
2003年、アメリカのブッシュ政権が大量破壊兵器の存在を理由にイラク戦争を開始。当時、大手メディアが政府の見解を鵜呑みにしていた中、唯一、新聞社『ナイト・リッダー』だけが、兵器の存在を疑問視するニュースを伝える。本作は、その舞台裏を描く物語。もちろん基本は、記者たちの地道な取材。ホワイトハウスの官僚や、国防省の職員、中東問題の専門家らにしつこく食い下がり、真実に迫る展開は緊迫感があってハラハラ。と同時に、そのタフな姿に、“こんなふうに信念を持てる仕事こそが理想!”と思えるはず。“働き方改革”とはまた違う角度で、“仕事への取り組み方”を見つめ直すキッカケとなるかも。
とはいえ、緊迫な場面ばかりではなく、その合間に、記者の1人、ウォーレンがアパートの隣人の女性と仲良くなるなど日常のエピソード(すべて事実らしい!)がつづられたりして、作品全体はやけに心地いいムード。ウォーレンと特派員のジョナサン、そして支局長のやりとりも、切羽詰まっている状況なのにコメディみたいだったりして、なかなか独創的な演出で楽しませてくれる。監督は『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナーということで、このあたりの緩急のつけ方が絶妙なのだ。国家を相手に無謀な闘いを挑む仕事人も、それぞれに日常があって、そこにはユーモアも必要。そんな“ありふれたリアルさ”に共感してしまう、というわけ!
『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
製作・監督・出演/ロブ・ライナー 出演/ウッディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、ジェシカ・ビール、ミラ・ジョヴォヴィッチ、トミー・リー・ジョーンズ 配給/ツイン
2017年/アメリカ/上映時間91分
3月29日(金)より、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
©2017 SHOCK AND AWE PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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