ホラー映画好きさえも背筋を凍らせる新生『サスペリア』!
1977年、“決して、ひとりでは見ないでください”という衝撃的な宣伝コピーで、日本でも話題騒然となった『サスペリア』。ショッキング描写に加え、赤や緑、青の照明を駆使した映像スタイル、ゴブリンの音楽などの斬新な演出で“伝説”と化した作品が、40年以上経ってリメイク。「ホラー映画なんて子供だまし」な〜んてタカを括っていると、全く新しい恐怖体験に腰を抜かすことになる!?
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『サスペリア』
ムネアツなポイントは?
“独特の映像演出が、背筋が凍るほど怖い!”
アメリカのボストンから、ダンス・カンパニーに入団するべく、ドイツのベルリンにやって来たスージー。カンパニーを主宰する謎めいた女性マダム・ブランの目にとまり、大きな役を手に入れる。一方、カンパニーではダンサーたちが次々と失踪する謎の事件が発生。患者だったダンサーの行方を捜す心理療法士クレンペラー博士は、カンパニーに隠された恐るべき秘密に気づき……。
基本ストーリーは、1977年のダリオ・アルジェント監督作と同じ。しかし、印象は全く違うものになっている。もちろん魔女たちのカルト集団、残虐な死といったポイントは共通しているが、とりわけダンスシーンが濃密に。異様になまめかしく展開し、さながらアートホラーといった味わいになっている。ダンサーの動きと、目を疑う“肉体変容”シーンは必見で、ホラー映画を観慣れた人も背筋が凍るほど怖いはず! また、レディオヘッドのトム・ヨークがはじめて映画音楽を手掛けたのも話題。前作とは違ってストーリーや映像に溶けこむようなスコアが楽しめる。夢のように挿入される醜悪な描写など、賛否は分かれるかもしれないが、未知の映画体験になることだけは間違いない!
『サスペリア』
監督/ルカ・グァダニーノ 出演/ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツ 配給/ギャガ
2018年/イタリア・アメリカ/上映時間152分
1月25日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
©Courtesy of Amazon Studios
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