日本料理〈木の花〉の鉄板焼個室“山吹”で体験! 会席料理とA5ランク銘柄和牛の鉄板焼の饗宴
〈横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ〉は横浜駅からのアクセスが抜群で、1998年のオープン以来、横浜のランドマークとなっている。フレンチや中国料理、ブッフェレストランなどいくつものレストランを擁している中で、様々なシーンで本格的な和食を体験できるのが日本料理〈木の花〉だ。
ライトアップされた幻想的な日本庭園“天嶺(あまね) ”が望める日本料理〈木の花〉
8階のワンフロアすべてを使用したという贅沢な空間で、2022年9月24日に大きくリニューアルオープンした。ダイニングは和個室と洋個室のみで構成されていて、特別感がたっぷり。神奈川を代表する丹沢山系の景勝地を模した日本庭園“天嶺(あまね)”を望めるのも魅力。開業時から料理長を務める富田正己さんのもと、旬の食材を用いた日本料理や天ぷらが楽しめる。
エクスクルーシブ感満載の鉄板焼個室“山吹”
リニューアルの目玉として新たにオープンしたのが、これまたエクスクルーシブ感のある鉄板焼“山吹”。個室の鉄板焼カウンターになっていて、繊細な会席料理とA5ランクの銘柄和牛を使用した鉄板焼の饗宴を体験できる。最上階(28階)にある鉄板焼〈さがみ〉料理長である平塚孝さんが、ここでも料理長を務めているから、鉄板料理のクオリティも折り紙付き。
“山吹”でオススメしたいのが、贅沢を極めた9品前後の“夜のお献立”(2万5300円)。会席の流れになっていて、メインディッシュはもちろん黒毛和牛の鉄板焼。季節の旬菜がふんだんに用いられていて、ほぼ毎月新しくなる。ここでは春のコースを一例として紹介しよう。
端午の節句をイメージした前菜
前菜は端午の節句をイメージしたという、見た目も華やかな盛り合わせ。奥の“子持ち菱蟹とうるい”は、酸味の利いたお酢のジュレが爽やかなアクセント。左下の“白海老”は白海老のとろっとした甘味が感じられ、シャンパーニュや日本酒と相性がいい。その隣にある“栄螺酒煎りと蕗”は、とろろによってまろやかに仕上がっている。剣に見立てた菖蒲に包まれているのが“鯛昆布〆粽寿司”。旨味を増した鯛には、コクのある日本酒がぴったり。
“白味噌仕立て 銘柄牛フィレ肉と蓬麩”
“白味噌仕立て 銘柄牛フィレ肉と蓬麩”は、肉を使った珍しい椀盛り。厚めのフィレ肉がとても贅沢で、白味噌の甘味とも合い、和辛子が主張する。下には蓬麩が忍ばされていて、食べ応え満点だ。魚貝料理は蝦夷鮑を用いた“鮑酒焼き”。潮の滋味を湛えた鮑には、シャキシャキと青板昆布と鮮烈な茗荷を付け合わせた。金山寺味噌のコク旨さが癖になる。
“じゅんさいと海胆”
メインディッシュ前の口直しはグラニテではなく、さっぱりとした“じゅんさいと海胆”。ツルンとしたじゅんさいと濃厚な雲丹のコントラストによって、口中がリセットされる。
“パルメ ブリュット レゼルブ”2600円/グラス
珠玉の料理にぴったりなお酒は、ソムリエの臼見健太さんがリコメンドしてくれる。“パルメ ブリュット レゼルブ”は、“シャンパーニュ&スパークリングワイン世界選手権2020”のノンヴィンテージ部門で1位となったシャンパーニュ。凝縮感と熟成感があって、冷前菜との相性が抜群にいい。“羽根屋 吉祥限定”は、ひとつのタンク分だけしか造られていない希少な純米吟醸。サラサラッとした軽やかな味わいながらも上品な甘味があり、白味噌や肉とよく合う。
“羽根屋 吉祥限定”3500円/1合180㎖
〈木の花〉がリニューアルするにあたり、“庭屋一如(ていおくいちにょ)”=“庭と建物は一つの如し”をコンセプトにした。個室一部屋だけしかない非日常的な鉄板カウンターで、季節の会席鉄板焼を味わってみて!
●〈横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ〉日本料理 木の花
住所:神奈川県横浜市西区北幸1-3-23 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ8F
営業時間:洋個室・鉄板焼“山吹”/ランチ11:30~16:00(土・日・祝日11:00~16:30)、ディナー17:30~22:00(日・祝日17:30~21:00)
天ぷらカウンター/ランチ11:30~15:00、ディナー17:30~22:00(日・祝日17:30~21:00)
定休日:天ぷらカウンター 月・火曜
TEL:045-411-1188
URL:https://yokohama-bay-sheraton.jp/restaurants/konohana/
※サービス料別
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。