長野の旬な野菜をたっぷり味わえる、軽井沢〈ショラ アット ししいわハウス〉でリトリートディナー!
東京都心から1時間ほどで到着するリゾート地、軽井沢。〈ショラ アット ししいわハウス〉なら、坂茂さんがデザインした心地のいい空間で、豊かな自然を感じながら彼女とくつろぎのディナータイムが過ごせる。
軽井沢駅から車で10分ほど。森と山々に囲まれた自然豊かで静穏な場所に建つ〈ししいわハウス軽井沢〉に到着する。
自然環境との調和を大切にしたリトリートリゾートで、現代建築、デザイン、アートなど様々な視点で話題を呼んでいる。そして、地元の独自の食材を追求し、地元の生産者との深い繋がりを大切にするレストラン〈ショラ アット ししいわハウス〉にも、注目が集まる。
〈ショラ アット ししいわハウス〉は、3棟からなる〈ししいわハウス軽井沢〉のうち、坂茂さんが手がけた〈SSH No.2〉の2階にあるダイニング。天然素材を多用し、三角形の骨組みをベースにした柱のない独特の建築構造で開放感にあふれる。店内で過ごすと周囲の自然と一体になったような気分にもなる
地元・長野県の食材を伝統的なフレンチの料理法をベースに、日本らしい繊細なアレンジで。アラカルトとコースが用意されている。今回は、取材時のディナーコース“SHOLA季節のディナーコース”(2万2770円)から数品と、合わせたアルコールを紹介していこう。
世界各国のワインも幅広くラインナップするが、今夜のワインは料理に寄り添う信州ワインのセレクションからスタート。楠ワイナリーの“ピノ/シャルドネ スパークリング スペシャルキュベ”(4万480円/ボトル)で彼女と乾杯!
県産の2種類のブドウ(ピノノワールとシャルドネ)をブレンドし、20カ月以上熟成させたスパークリングワイン。文旦とルッコラの若芽を使った、ほろ苦いアミューズと好相性。
コースより“アミューズ(ルッコラ 文旦 ルッコラの花)”
料理は無農薬の野菜、きのこ類、岩魚や猪、高級地鶏の真田丸など、エグゼクティブシェフの岡本将士さんが地元の生産者を訪れ、自ら仕入れる旬の食材が主役。自家栽培のハーブが加わることもある。そのためコースの内容は全て日替わり、シェフのお任せとなっている。
コースより“猪(白菜 セリ 麹)”
3品めは、鍋からインスパイアされたという温かな前菜の“猪”。白菜の出汁と麹を合わせた滋味深いスープ、そして、白菜に包まれた猪を味わい、なるほどと納得する。浅間酒造の純米吟醸“あさまやま” (1518円/グラス)とともに。浅間山麓の水と米で醸し、テロワールを活かす造りの日本酒は華やかで爽やかな味わい。
楽しいのは4品めの“農園から”。コースの途中で、今夜、使われている野菜を盛り込んだバスケットが登場し、産地や生産者についてスタッフから話を聞いた。ハーブや野菜などがどう姿を変えるか心待ちにしていた。コースより“農園から”
「野菜は20種類くらい」と聞いてはいたが、こんなにも生き生きと美しき皿に変貌して登場するとは。
野菜は生で、あるいは、揚げたり、煮たり、マリネなど、さまざまな調理がなされ、ひと品に仕上げてある。味わうごとに異なる食感や香りが楽しい。長野の野菜の旨みや味わい深さを感じるとともに、全体にバランスの取れた味わいはメインと思えるほど満足度も高い。
“農園から”に合わせたのは、あえて樽を使わず、柑橘系やパイナップルのような香りが印象的な、楠ワイナリーの“シャルドネ2022 アンウデッド” (2530円/グラス)。
メインは、しっとりとしたもも肉の美味しさが堪らない“真田丸”のロースト。そして、締めは、“きのこ”。きのこの濃厚なスープをかけて味わう、出汁茶漬けで締めた。
コースより“真田丸(真田丸 旨味 カーネデルリ)”
コースより“きのこ”(コシヒカリ 卵黄 きのこのコンソメ)
ナチュラルな雰囲気の中、ディナーを終えるころには、至極リラックスしているのに気がついた。次の休みは彼女と軽井沢で長野のテロワールを堪能する、リトリートディナーを!
●ショラ アット ししいわハウス(SHOLA at Shishi-Iwa House)
住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉2147-768 SSH No.2 2F
営業時間:18:00~23:00(食事21:00LO、ドリンク22:00LO)
定休日:月・火曜 ※祝日の場合は営業、翌日休み
TEL: 0267-31-6658
URL:https://www.shishiiwahouse.jp/
※サービス料込み
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。