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2023.02.20


【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰

まだ暗いうちから国立公園のゲートに長いクルマの列ができる。お目当ては雲海に現れる美しいサンライズだ。ハワイ・マウイ島。豊かな自然に包まれた島にそびえるハレアカラの山頂に日の出とともに美しい歌が聞こえた。


ハワイ州
ハレアカラ国立公園

【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰ハレアカラは現地の言葉で、「太陽の家」。東の空が赤みを帯びてくると、ご来光の期待に気持ちが昂ぶる。待ち続けた瞬間はもうすぐだ

近年、ハワイはワイキキだけの観光から、周辺の島へのエコツアーにも注目が集まっている。特にダイナミックな自然が残るマウイ島は人気上昇中だ。

マウイ島の東部に位置するハレアカラ国立公園は、ハレアカラ山を中心とした地区とキパフル地区に二分される。ハレアカラ山は、直径11.25㎞、深さ800mの巨大カルデラを持つ世界最大級の休火山。最後に噴火したのは、1790年頃と考えられている。

パークの入り口から山頂へは、州道378で約60㎞のドライブ。海抜0m地帯から標高3000mのビジターセンターまで通じるハイウェイは、世界で最も傾斜がきついといわれ、亜熱帯から亜高山砂漠帯までを通過する。途中に設けられたオーバールック(展望台)から雲を下に見る眺めは息を呑む美しさだ。

是非、体験したいのが、山頂付近で見るご来光だ。いい位置を取ろうと、午前3時のゲートオープンを待つクルマが長い列を作る。寒さに凍えながら東の方向を見つめていると、ついに雲海の先に神々しい太陽が現れる。と、その瞬間、現地の人々が歌う喜びの歌が聞こえてきた。まさに感動の一瞬だ。

一方のキパフル地区へは、海沿いを走る曲がりくねったハイウェイが唯一の交通手段。ときにクルマがすれ違えないほどの細い道は、いくつもの滝や川を縫って進む。島の中心、カフルイからは3時間半もかかる。この困難な状況が自然保護の番人の役割を果たしている。

ワイモク滝へのトレイルは女性や子供でも歩ける。ただし、天候が変わりやすく雨も多いため、常に道がぬかるんでいる。レインウエアとトレッキングシューズは必須だ。トレイルはやがて深い竹林に。風に揺れて竹が鳴るミステリアスな音を聴きながら進むと、落差121mの滝がハイカーを迎える。

【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰文明から隔離されたキパフル地区のトレイルは、マウイの固有種が生きる森の中を進む。そして、きれいな滝がハイカーを迎える

ハワイアンの聖地で
極上の“空”を体験する!


Point 1
頭上に輝く星空を堪能!


【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰ハレアカラ山頂は街の光がはるかに遠いうえ、山頂に通じるハイウェイには街灯がいっさいない。しかも、立っている位置は雲の上。スターゲイジング(星空観測)には最高の環境だ。目のいい人なら7等級の星まで見えるという。サンライズのパーミットを取ったら、午前3時のゲートオープン直後に山頂を目指すのがベスト。素晴らしい星と感動的な日の出が両方楽しめる。ビジターセンターで無料のスターマップが手に入る。

Point 2
島の自然史を学べるビジターセンター


【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰ハレアカラ・ビジターセンターは、山頂駐車場のすぐ近く。サンライズ観賞の絶好ポイントなので、観光客にとってアイコン的存在でもある。館内ではハレアカラの地理や文化に関する展示、本やグッズの販売、トレイル・マップの配布を行っている。なお、朝日のパーミットが取れなかった人は、是非サンセットを楽しんでほしい。こちらも超A級の素晴らしさだ。

Point 3
過酷な高山に根を張る珍奇植物!


ギンケンソウ

開花後はコレに!

マウイ島には島固有の珍しい植物や鳥が生息している。なかでもギンケンソウ(シルバーソード)は必見。絶好の観察ポイントは標高2100m付近のパーク・ヘッドクォーターズ・ビジターセンター周辺。また、そこから1.6㎞ほど離れたホズマーの森では、スギやユーカリなどの外来種と在来種が一緒に見られる。ハワイの環境で異国の植物が生育するかを実験したユニークな森だ。

Point 4
まるで月面のようなハレアカラクレーター!


【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰ハレアカラ山のクレーターは約50㎢と世界最大級。クレーターの中にふたつの谷を持つ。ハイウェイの途中のカラハク展望台から見下ろす景色も息を呑む迫力だが、クレーターの中へのハイキングは異次元の景色。ハイキングのスタート地点は、パーク・ヘッドクォーターズ・ビジターセンターから4.8㎞上のハレマウウ・トレイルヘッド。歩きはじめて6.4㎞地点にキャビンとキャンプグラウンドがある。

Point 5
ジャングルに突如出現する落差121mの滝!


【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰国立公園東端のキパフル地区は、文明から隔離された地域。手つかずの自然を存分に楽しみたい。おすすめはピピワイ・トレイル。マンゴー、グアバ、バニヤンツリーなどに囲まれて進むと、まずマカヒク滝が視界に入る。トレイル沿いにはきれいな川のプールがいくつもあり、水遊びする家族連れも多い。そして、終点は落差121mのワイモク滝。マウイのジャングルを象徴する絶景だ。

Point 6
トレイル中に瞑想も楽しめる!?


【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰ピピワイ・トレイルのもうひとつのハイライトは、突然、現れる深い竹林。ハイキングの後半は、この竹林に作られたボードウォークを歩くことになる。風に揺れる竹は上方でぶつかり合い、不思議な音を奏でる。そして、雲の晴れ間から落ちてくる驟雨と風。非日常的な空間は、まるで瞑想をしているかのような錯覚を呼ぶ。奥の深い自然の力を体感できるトレイルだ。

Haleakala - National Park
本部:P. O. Box 369. Makawao, Maui, HI 96768
TEL:+1-808-572-4400
URL:https://www.nps.gov/hale
開園:年中無休
入場料:自動車1台$30、バイク1台$25、歩行者・自転車$15 ※3日間有効
国立公園指定:1916年8月1日
面積:約118㎢


旅の準備
ハレアカラ山頂付近から日の出を見るには、ネットでの予約が必要。また、キャンプ場以外でのオーバーナイトの滞在も禁止されている。スケジュール立ては慎重に。

旅のヒント
国立公園はハレアカラ山を中心とするエリアと海岸沿いのキパフル地区に分かれ、パーク内を移動することはできない。最低2日の日程が必要になる。

注意点
ハワイといえば常夏のイメージだが、パーク内の気候は厳しい。ハレアカラ山頂付近の標高は約3000m。凍える寒さとなる。キパフル周辺は雨が多く風も強い。

ベストシーズン
冬のほうが比較的、雨が多いが、1年を通じて気候の変化は大きくない。公式ホームページで日の出の時刻、気候、気温などをしっかりと調べて計画を立てたい。

行き方
【ハレアカラ国立公園】雲海の先に神々しい朝日を迎える南海にそびえる3000mの霊峰島の中心カフルイからハレアカラ・ビジターセンターまではクルマで約2時間。同じくキパフル・ビジターセンターまで3~4時間。どちらもツアーが多数、組まれている。

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Information

雑誌『Safari』3月号 P172~175掲載

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文=牧野森太郎
text : Shintaro Makino photo by AFLO
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