目の前で調理してくれる〈コンラッド東京〉の“神戸ビーフと松茸の鉄板焼コース”で、秋の美食を堪能!
秋の味覚といえば、滋味たっぷりのキノコ。炒めれば香りがたつし、煮れば出汁を吸って深みが増すし、揚げれば味わいがギュッと閉じ込められる。“秋の味覚の王様”とも称される松茸は、キノコの中でも際立つ食味だけれども、なかなか食べる機会がない。でも、〈コンラッド東京〉の日本料理〈風花〉で提供されている“神戸ビーフと松茸の鉄板焼コース”(5万8000円)なら、松茸に加えて神戸ビーフまで堪能できる!
東京ベイと浜離宮恩賜庭園が奏でるパノラマビューも圧巻!
日本料理〈風花〉は28階に位置し、東京ベイと浜離宮恩賜庭園が奏でるパノラマビューを楽しめるレストラン。旬の食材を使った滋味溢れる会席料理、新鮮な魚介類や江戸前鮨を味わえる鮨カウンター、そして、数々の銘柄牛に舌鼓を打てるわずか9席の鉄板カウンターが設けられている。
鉄板焼料理長の曽我正彦さん
鉄板焼料理長を務めるのは曽我正彦さん。外資系ホテルの名門鉄板焼店での修業経験が長く、自身でレストランを経営していたという経歴もある。
用意されたコースは“秋の味覚の王様”と神戸ビーフを一緒に楽しめる贅沢なもの
“神戸ビーフと松茸の鉄板焼コース”は、先附、凌ぎ、スープ、サラダ、強肴、メイン、食事、甘味といったフルコース仕立て。2人分合わせて、神戸ビーフは約300g、松茸は約200gも使われるという贅沢ぶりで、どれも極上のひと皿に紡ぎ上げられている。
“神戸ビーフ胡麻ユッケ”
最初に提供されるのは“神戸ビーフ胡麻ユッケ”。旨味が強い神戸ビーフの“リブかぶり”を60℃でじっくりと低温調理した。胡麻の風味が神戸ビーフのとろっとした脂に符合して、食欲をかき立ててくれる。
“神戸ビーフのたたき”
“神戸ビーフのたたき”は、脂が乗ったサーロインとやわらか~なカイノミを食べ比べできるのが嬉しい。ニンニク、生姜、山葵と3つのコンディメントが添えられている。どちらの肉にも味がついているので、最初はそのまま食べ、次に薬味を加えると、より美味しく食べられる。
“松茸と和牛のコンソメ”
松茸の底力を感じられるのが、“松茸と和牛のコンソメ”。松茸からあふれ出る幽香がとても素晴らしく、和牛の澄んだ味わいが口中に広がっていく。希少部位のひとつ“フィレミニヨン”も実に旨い。
“神戸ビーフのしゃぶしゃぶ(ヒレ) サラダ仕立て”
“神戸ビーフのしゃぶしゃぶ(ヒレ) サラダ仕立て”は、シャトーブリアンを用いた贅沢なしゃぶしゃぶ。脂が適度に落ちているから、神戸ビーフはスマートな上味となっている。ルッコラの辛味や土佐酢ジュレの酸味が爽やか。
“神戸ビーフのすきやきロール”
創造的な一皿となっているのが、“神戸ビーフのすきやきロール”。香り高い松茸をバランスのいい神戸ビーフの“リブ芯”でくるりと巻いた。普通のすき焼きでは肉と松茸は別に食べることが多いが、あえて一緒に食べられるようにと、ひと工夫。バターがほんのり香ばしく、卵を合わせると濃厚になる。
“牛トロ小丼ぶり”
“牛トロ小丼ぶり”は、牛トロと雲丹とご飯が三位一体となった美食の丼。“うにく”の妙味を白米がやさしく包み込んでくれる。
“神戸ビーフ サーロインステーキ”
メインディッシュの“神戸ビーフ サーロインステーキ”は、うっとりするほどの美しい霜降り。表面がカリッと焼き上げられ、中はジューシー。メリハリある食味と食感になっているから、80gあってもペロリと平らげることができる。
“松茸御飯”
“松茸御飯”は、出汁醤油とニンジンで炊いたご飯に、こんがり焼いた松茸をトッピングした。松茸の馥郁(ふくいく)たる香りで、口福に満たされることは間違いない。
松茸と神戸ビーフという“美食材”だからこそ、銘酒を合わせれば、さらに美味が引き出せる。“ナパ・ヴァレー・ワイン・ベスト・ソムリエ・アンバサダー”を務めるアシスタント ヘッド ソムリエの富滿勇希さんをはじめとするソムリエチームにまかせれば、料理に合わせた最高のワインをペアリングしてくれる。
左から、“ボランジェ ブリュット スペシャル キュヴェ”( 4500円/グラス)、“シックス クローヴズ シャルドネ リンダ ヴィスタ ヴィンヤード、ナパ ヴァレー 2020”(4800円/グラス)、“ボランジェ ブリュット ロゼ”(5900円/グラス)、“マルゴー ル アモー ドゥ デュルフォール ヴィヴァン、シャトー デュルフォール ヴィヴァン 2019”(5000円/グラス)
最初にオーダーしたいのが“ボランジェ ブリュット スペシャル キュヴェ”。ピノ・ノワール主体で、リッチなボディと長い余韻が素晴らしい。ほどよい酸が全体を引き締めてくれるので、最初の一杯にぴったり。“シックス クローヴズ シャルドネ リンダ ヴィスタ ヴィンヤード、ナパ ヴァレー 2020”は力強くもエレガントな、アメリカのナパ・ヴァレーの白ワイン。樽による熟成香が神戸ビーフの至味を包容する。
すき焼きロールにベストマッチするのが、“ボランジェ ブリュット ロゼ”。華やかなアロマを備えた重厚なスタイルで、赤系果実やハチミツなどの香りがあり、松茸の上味をしっかりと支えてくれる。“マルゴー ル アモー ドゥ デュルフォール ヴィヴァン、シャトー デュルフォール ヴィヴァン 2019”はメインディッシュに合わせたいフルボディの赤ワイン。カベルネ・ソーヴィニヨンの深い香りが心地よく、スパイシーなニュアンスがサーロインの味わいに躍動感をもたらせる。
すぐ目の前で、松茸と神戸ビーフを調理してくれるとあれば、これ以上の幸せはない。〈コンラッド東京〉の“神戸ビーフと松茸の鉄板焼コース”で、極上の秋の美食を堪能してみてはいかが?
●神戸ビーフと松茸の鉄板焼コース(2024年9月1日~10月31日)
先附:神戸ビーフ胡麻ユッケ
凌ぎ:神戸ビーフのたたき
スープ:松茸と和牛のコンソメ
サラダ:神戸ビーフのしゃぶしゃぶ(ヒレ) サラダ仕立て
強肴:牛トロ小丼ぶり 神戸ビーフのすきやきロール
メイン:神戸ビーフサーロインステーキ 80g
食事:松茸御飯
甘味
●〈コンラッド東京〉日本料理〈風花〉
住所:東京都港区東新橋1-9-1 コンラッド東京28F
営業時間:11:30~14:00LO、17:30~21:00LO
TEL:03-6388-8745(レストラン予約直通)
URL:https://conrad-tokyo.hiltonjapan.co.jp/restaurants/kazahana
※サービス料込み
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。