今年の旅はネバダに決まり!?
楽しすぎる!爽快アクティビティ三昧
2020年の旅先はお決まり? まだならば、是非ネバダ州を候補のひとつに考えてみてはいかが!? というのも、大自然の中で遊べるアクティビティがたくさんあるから! 一生の思い出になること請け合いですよ!
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雄大なコロラド川で絶景カヤック!
数多くあるアクティビティの中でまず紹介したいのが、コロラド川でのカヤック。コロラド川といえば、アメリカを代表する河川のひとつ。コロラド州からはじまりユタ州、アリゾナ州、ネバダ州、カリフォルニア州へと続いていき、その全長はなんと約2330km! そんな大河コロラド川で心ゆくまで川遊びを満喫しようというわけだ。
今回移動に利用したクルマは、アメリカらしい大型のバン
まずは、ラスベガスからクルマで出発。国道93号線をとおり、ヘンダーソン、ボルダーシティを抜けて、お隣のアリゾナ州へ。コロラド川はラスベガスのあるネバダ州とアリゾナ州の州境を流れている川なので、場所によってはアリゾナ州にお邪魔することにも。で、1時間ほどして到着したのが、“ウィロー・ビーチ マリーナ”。
峡谷に挟まれた場所にある“ウィロー・ビーチ マリーナ”
“ウィロー・ビーチ マリーナ”があるのは、ブラックキャニオン地域。上流に足を延ばせば、あのフーバーダムが構えている峡谷だ。ここでは、カヤックのほか、カヌーやパワーボートなどで遊べる。今回は、ブレジン パドルズという会社にツアーガイドを依頼。2人乗りのタンデム艇をオーダーして、安全のためのライフジャケットを着用後、川へと入水!
タンデム艇ならスピードも出るうえ、会話も楽しめるので初心者には向いているかも
この周辺は川幅が広く、流れを感じないほど静かなところ。そのため、カヤック初体験の人でも安心して漕ぐことができる。ガイドにオールの漕ぎ方を教えてもらいながら、ゆっくりと進行。すると次第に両岸に岩山がそびえる壮大な景色が広がっていく。う〜ん、なんという迫力! アメリカらしい大自然に思わず圧倒されるはずだ。
川底がくっきりと見えるほど、川の水は透明度が高い。小魚などの姿も見られる
漕いでいる途中には、いくつかの立ち寄りポイントも。時間帯によっては、川の水面がエメラルドカラーに見える洞窟や川の水位を監視する小屋などがあり、ガイドが説明をしてくれる。なかでも、面白いスポットがリバー ゲイジャーズ ハウス サイト。カヤックを岸に寄せた後、短いトレッキングをしてたどり着くことができるここは、小高い丘の上にあるため、絶好のインスタ映えポイント。カヤック中は、スマホを落としてしまう心配もあるため、なかなか撮影できない〜なんて、心配もあるけど、ここならゆっくり撮影ができる。
ここはかつてフーバーダムを作るための測定所で働いていた人々が住んでいた住居跡だ
天気がよければ川面に岩山が映る美しい風景が撮れるはず!
左が今回ガイドをしてくれたセス。UFCなどの格闘技好きで、桜庭和志選手など日本人ファイターも好きだとか!
カヤックも漕いでばかりだと疲れるので、休み休み進むのがベター。陽が当たると暑いので帽子とサングラスは必須アイテムだろう。訪れたのはシーズンが終わる頃の11月だったので観光客はまばら。春から夏にかけてのハイシーズンでも日本人観光客はそれほど訪れないそうだ。まだ日本では知られていないラスベガス周辺でのカヤック遊び。是非挑戦してみてほしい。
山頂から約2.4kmの絶景ジップライン!
ラスベガスからクルマで40分ほどの場所にある町、ボルダーシティ。ここはフーバーダムのあるミード湖が近くにあり、赤い色をした岩山ブートレッグキャニオンの麓に位置するところ。ゴルフ場やネバダ州立鉄道博物館などもあり、娯楽や観光スポットが点在している。そして、ここで挑戦できるのがジップライン。日本でも体験できるエリアが多くなってきたが、こちらは距離、スピード、眺められる景色が日本国内のものとはまるで違う。
案内してくれるのは“フライトラインズ ブートレッグ キャニオン”のスタッフ。案内所で、ジップラインの乗り方やブレーキのかけ方など、簡単な講習を受けたらバスで出発! ブートレッグキャニオンロードを抜けてガタガタの山道を30分かけて山頂近くへ。そこからはバスを降りて、10分ほど登山。日本の山とは違い、岩山のため足元が滑りやすいのでご注意を。
山頂から張られたジップライン。4カ所経由して降りていく
山頂に着けば、いざジップラインのスタート! 4つのジップラインを乗り継いで、頂上から麓まで約2.4kmの滑空を満喫することになる。記念すべき1本めは、4つのジップラインの中でも角度があり、距離も長いそう。ハーネスにしっかりと腰掛ければ、後は順番を待つだけ。
スタートこそ、ドキドキするだろうが、スタッフの掛け声とともに飛び出してみると、カラダがハーネスにしっかりと固定されているせいか、恐怖心はすぐになくなるはず。そうなればネバダの風を感じながら、眼前に広がる風景を楽しむ余裕が生まれる。絶景を存分に楽しもう。ちなみに、ここは4人並んで滑走するので、「一人では不安……」と思う人もご安心を。
1本めを滑ってしまえば、あとは早くスタートしたくてたまらなくなるほど楽しみになる。このジップラインツアーの所要時間は、出発から戻ってくるまで約2時間30分。思っている以上に、山の上で遊べるので満足感も高いだろう。ほかでは味わえない大自然を背景にした滑空遊び、是非トライしてみては!?
サイクリングが楽しめるのは、ボールダーシティ。そう、ジップライン編で紹介したエリアだ。ジップラインのバスが登っていった山の中腹にはサイクルロードが用意されていて、そこをスタート地点として、ミード湖周辺を風をきって走ることができる。
このガイドツアーを主催しているのが、“カヤック ラスベガス”。これまた、ジップラインを案内してくれたフライトラインズのオフィスからほど近くにあるアクティビティ ツアーの会社だ。まずは、クルマで15分ほどかかる山腹へ向かうことに。
自転車も豪快に積まれてクルマで運ばれる
スタート地点では、自転車とヘルメット、グローブを受け取る。その場をグルグルまわって、乗り心地を確かめる
準備ができたらガイドのトムを先頭にサイクリングの開始。岩山に整備されたサイクルロードは、アスファルトで舗装されているので実に走りやすい。自転車にはギアがついているので、勾配に合わせて変更すれば、より軽快に走れるはず。ただし、この辺は岩山の砂がサイクルロードにまでかぶっている箇所もあるのでスリップにご注意を。スピードを出しすぎると、転倒してしまう可能性もある。
最近作られたという巨大な自転車のモニュメントは記念撮影のポイント
山の中腹にあるサイクルロードから眺められるボールダーシティの町並み
ガイドポイントでは、一旦停車して説明をしてくれる
巨大な自転車のモニュメントを抜けたあたりからリバー・マウンテンズ・ループ・トレイルというサイクルロードに入り、山下りがはじまる。ほとんど漕ぐことなく、サイクルロードを右に行ったり、左に行ったりしながら徐々にスピードアップ。遠くにボールダーシティの景色を眺めながら、風を感じて走るサイクリングはまさに気分爽快! しかも、まわりはネバダ州らしい荒涼とした広大な土地が広がっているだけ。こんな体験は日本では、なかなかできないはずだ。ちなみにサイクルロードの道幅はそれほど広くはないけど、反対方向から登ってくる自転車もわずかなので安心して運転できるのが嬉しい。ちなみに、下り坂が続くうえ、空気も乾燥しているのでサングラスは必須です。
序盤の山下りコースは、ご覧のように原野にアスファルトの道があるだけ。開放的な気分が存分に味わえる
20分ほどかけて山を下ると自動車道路のボールダー シティ パークウェイと並行する道に出てくる。ここは左手に住宅街が並んでいるところで、走りながらだが地元の人たちの生活ぶりが伝わってくるポイント。で、ここを抜けてしばらく進んでいくと、再び山道に突入。ここからが、目的の場所である鉄道トンネル跡へと向かう道、ヒストリック レイルロード ハイキング トレイルだ。
道は舗装されていないうえ、ここを通ってフーバーダムへ見学に向かう歩行者もいるので運転には注意が必要。なだらかな斜面を上がっていくと、ミード湖を見下ろす最高な眺めも見られる。
ヒストリック レイルロード ハイキング トレイルからミード湖のマリーナが見わたせる
山道を15分ほど走ると山の側面をくり抜いた旧鉄道トンネルが登場。トンネル横には説明が書かれた案内板も用意されている。トンネル自体は短いので、走り抜けるとアッという間。風情を感じたいなら、自転車を押して歩くことをオススメ。鉄道トンネルとはいえ、幅や高さはそれほど大きくない。内部も通りやすいように蛍光灯を設置する、なんていう野暮なことは一切ない。まわりも岩肌が露出したまんま。それだけに、建設当時の雰囲気が今に残っており、眺めているだけで歴史の重みが伝わってくる。
この鉄道トンネルで、フーバーダム建設に使用するコンクリートを24時間体制で2年間も継続して輸送したのだとか
絶景ポイントではみんなでカメラをパシャパシャ。自転車にはスタンドがついていないので、寝かせるしかない
2番めのトンネルを抜けたところにある猫の額ほどの場所でひと休憩。来た道を引き返して、なかなかに急な坂を登ったレイク ミード ビジター センターがゴールとなってツアー終了。約20kmの行程を2時間ほどかけてサイクリングを楽しんだ。コースも十分すぎるほど長いし、景色はもちろん抜群。大自然のほかに、ボールダーシティの人々が暮らす雰囲気も間近で見られるので、よい体験になるはず!
実は今回、山下りの最中に、最後尾を走る1台のチェーンが外れるハプニングが発生。ガイドのトムとツアーの一行は姿が見えないほど、はるか先を走っていて、仕方なく自分たちでチェーンを巻き直すはめに。その間も、先頭との距離はどんどん離れてしまい、「ネバダの地で迷子!?」と不安になる一幕も。その後、必死にペダルを漕いでいると、ようやくトムが気づいてみんなと一緒に待っていてくれた。こんな出来事も旅の醍醐味のひとつ!?
ヘリコプターが発着するボールダーシティ空港までは、ラスベガスからクルマで40分ほど。ゴルフ場を抜けて、ベテランズ・メモリアル・ドライブ道路を抜けると、前方にこじんまりとした可愛らしい飛行場が現れる。遊覧用のヘリコプターや小型機が離発着するこちらは、スカイダイビング センターも併設している空港。ここにあるパピヨンヘリコプターズがツアーを実施している。搭乗の手続きをした後、早速機内へと乗りこむことに。ヘリコプターはパイロットを含めた7人乗り。窓が大きく、景色がよく見えるよう工夫されている。シートベルトを締めて、ヘッドフォンを装着したら準備OK。空中散歩へと出発進行!
搭乗前に記念撮影サービスがある。撮った写真はツアー後に購入できる
ヘリコプターが飛び立って、しばらく経つと左手にフーバーダムが現れる。巨大なダムだけに、クルマだとその全貌はわかりづらいのだが、ヘリコプターなら一目瞭然! そのスケールの大きさを堪能することができる。
フーバーダムから人造のミード湖まで眺められる
そこから30分ほど、荒涼とした大地が続き、「どこまで続いているのだろう?」なんてことを考えているうちに、次第に峡谷エリア、グランドキャニオン・ウエストリムへと突入していく。浅かった谷がどんどん深くなり、眼下には切り立った崖がいくつも現れてくる。そのあたりからヘリコプターは徐々に高度を下げ、深い谷の中へ。下を流れる川に沿って進んでいく。たとえるなら、ちょっと大げさだけど『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』に出てきたヘリコプターチェイスシーンのよう。もちろん、あんなにスピードは出さないし、揺れもしない。けれども、映画のワンシーンのようなシチュエーションを満喫できるのは間違いない。
機内からは日光が反射するため撮影は難しいが、臨場感ある一枚は撮れるはず
ツアー最大のクライマックスは、谷底への着陸。四方を崖に囲まれたここは、パピヨンヘリコプターズ専用の着陸地点。バスツアーなどを利用した観光客が一切いない場所だ。それだけに大自然の絶景を一人占めしたかのような特別な気分が味わえる。近くには流れが穏やかな川もあり、記念撮影には絶好のスポット。ここでは、シャンパンとランチボックスが提供されるので、素晴らしい風景を眺めながら食事を楽しむことができる。
ヘリコプターが離発着する時以外は、とても静か。深い静けさに大自然の雄大さを感じる
専用の着陸地点といっても、整備されているわけではない。こんなダイナミックところも面白い!
ランチボックスにはサンドウィッチにスナック菓子などが入っている
帰路は、給油のために一時着陸。そこから行きとは違う空路で戻ってくることに。飛行時間は行き帰りで約70分。谷底での食事は30分ほどだ。ヘリコプターで訪れた場所は、ラスベガスとサウスリムの間にあるグランドキャニオン・ウエスト。グランドキャニオン国立公園とは別の場所で、ワラパイ族先住民居留地にある。
ネバタ州に来たら、グランドキャニオンを空から眺める絶景ツアー、是非いかが!?
ネバダ州ラスベガスのさらなる魅力を知ってみると、実際に訪れてみたいと思うでしょ!? ステイ先はラスベガスで選べばよいとして、あとはフライト。残念ながら現在、日本からラスベガスへの直行便は就航していない。そのためシアトルやロサンゼルス、サンフランシスコで乗り換えるのが一般的。そこで、おすすめしたいのが、〈デルタ航空〉の成田−シアトル路線(2020年3月29日から羽田ーシアトル路線)。まるでビジネスクラスのような新しいシートカテゴリー、“デルタ・プレミアムセレクト”を利用すれば、ワンランク上の空間で快適なひとときが過ごせるからだ。で、その気になるサービスとは?
デルタ・プレミアムセレクトは、長距離国際線のビジネスクラスとエコノミークラスの中間に設けられた新しいキャビン区分
まず、注目したいのがゆとりあるシート。シートピッチ(間隔)が最大約96.5cm、シート幅も約48.3cmもあるので、従来のビジネスクラス並みの快適さが味わえる。足元には可動式のレッグレストを完備。長距離移動ともなるとリラックスしたいので、足を伸ばせる工夫がなされているのは嬉しいところ。さらに頭部のヘッドレストは両端が曲がるので、睡眠時には大助かり。
リクライニングが最大約17.8cmなので、長時間座っていても疲れ知らず
機内の楽しみといえば、食事。デルタ・プレムアムセレクトなら、プレミアムクラス向けの特別な機内食が楽しめる。選べるメインディッシュはビジネスクラス「デルタ・ワン」と同じ内容で、ミシュラン二つ星の和食店〈一汁二菜うえの〉の上野法男シェフ考案・監修の和食メニューなどもあり、その日の気分で好きなメニューを選ぶことができる。なお離陸前にはアルコール類を含むウェルカムドリンクが提供される。
食事はアレッシィ社製のオリジナル食器で提供される。小鉢なので持ちやすい
〈トゥミ〉のケースに、NY発のスキンケアブランド〈マリン・アンド・ゴッツ〉の製品などを入れた充実のアメニティ
機内ではテキストメッセージが無料で送受信できるので、とても便利!
気軽に選べて、上質なサービスが受けられるデルタ・プレミアムセレクト。このほかに、映画、テレビ番組、音楽などが楽しめる個人用オンデマンド型エンターテインメントシステム“デルタ・スタジオ”では、最新のハリウッド映画はもちろん、話題の邦画や日本語吹き替え版も豊富にラインナップ。もちろん機内Wi-Fiサービスも完備。う〜ん、こんなに充実していると、目的地に着いても降りたくなくなる!?
●ウィロー・ビーチ マリーナ
住所:25804 Willow Beach Rd, Willow Beach, AZ 86445
URL:https://www.willowbeachharbor.com
●ブレジン パドルズ
住所:The Hoover Dam Lodge 18000 US-93 Boulder City, Nevada 89005
URL:https://www.blazinpaddles.com
●フライトラインズ
住所:1644 Boulder City Pkwy Boulder City, NV 89005
URL:https://www.flightlinezbootleg.com
●カヤック ラスべガス
住所:1647-A Nevada Highway Boulder City, NV 89005
URL:http://www.kayaklasvegas.com
●パピヨン ヘリコプターズ
1265 Airport Rd, Boulder City, NV 89005
URL:https://ja.papillon.com/las-vegas-tours/helicopter-landing-tours/grand-celebration-tour
●デルタ航空
TEL:0570-077733(予約センターナビダイヤル)
URL:delta.com/
URL:www.deltasky.jp(デルタスカイ・オンライン)