極上のアラカルトを自由に選ぶ、大人のための楽しさがある新メニュー!
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの最上階49階に位置する〈ケイ・コレクション・パリ(KEI Collection PARIS)〉。2024年3月にオープンし、“大人の遊び場”をコンセプトに脚光を浴びてきた。手掛けるのは、フランス版ミシュランガイドで7年連続三つ星を獲得する〈レストラン ケイ(Restaurant KEI)〉オーナーシェフの小林圭氏。
天井まで広がるガラス張りで、まるで天空の中で食事をしている気分になる店内。この景色も極上だ
〈ケイ・コレクション・パリ〉は2026年4月21日に〈KEI〉グループの直営レストランとして再始動し、大久保智尚氏が新しくシェフに就任した。大分県生まれの大久保氏は、福岡や東京のレストランで経験を積んだ後、2008年に渡仏。在仏8年間のうち4年間をブルゴーニュで過ごし、二つ星レストランではスーシェフを務めた。帰国後、2016年に故郷の大分で自身のレストラン〈トモ クローバー(TOMO Clover)〉を開業した。
左から、大久保智尚氏と小林 圭氏
大久保氏のもと、アラカルトの楽しさはそのままに、2026年9月から新しいメニューが登場している。内容が決まっているコースと異なり、その時の気分で自由に組み合わせることができるのがいい。目安としては、前菜を2品、メインディッシュを2品、締めのご飯もの、という流れ。余裕があればフロマージュやデザートまで味わいたい。
“中トロ キャビア 手巻き寿司 2貫”
最初にオーダーしたいのが、“中トロ キャビア 手巻き寿司 2貫”(5300円)。小林氏とパリの高級キャビアメーカーのキャビアリ社による、オリジナルのキャビア クリスタル“KEI セレクション”がふんだんに使われている。本鮪の中トロにハーブとキャビアをのせ、佐賀県有明産の“極上 佐賀のはしり”で巻いて頬ばる。海苔は有明海産の一番摘みで、パリッとした歯切れと上品な香ばしさ。手巻き専用のオリジナルトレーで提供されるプレゼンテーションも楽しい。
“最中 フォアグラ シャインマスカット”
“最中 フォアグラ シャインマスカット”(2200円)も〈ケイ・コレクション・パリ〉らしい一品。香ばしい最中皮に濃厚なフォアグラと、みずみずしいシャインマスカットを合わせる。赤ワインを煮詰めたソース、パプリカ、レーズンや生姜、カルダモンを使ったコンディメント(調味料)も添えられ、甘味、酸味、辛味、スパイスの香りが重層的。最中をかぶせて一緒に味わえば、サクサクっとした食感まで加わる。
“ノルマンディ産オマールブルー 瞬間燻製 ソースエピス”
魚介類なら、“ノルマンディ産オマールブルー 瞬間燻製 ソースエピス”(1万2000円)がおすすめ。オマールブルーを仕上げに藁で瞬間燻製し、薫香をまとわせている。しっとりと焼き上げた爪、柑橘とナッツの薬味を添え、豆板醤、甜麺醤、オマールの出汁を使ったソースをたっぷりとかけてもらえる。弾力のある身から濃厚な甘味と滋味があふれ、スパイシーでコクのあるソースが力強く寄り添う。
“兵庫県産 太田牛 極 フィレ”
肉料理の“兵庫県産 太田牛 極 フィレ”(100g~、1万5500円)は、ほかではなかなか食べられない黒毛和牛。“極”は太田牛の中でも牛脂肪交雑基準=BMSが最高の12か、その次の11を満たした肉に与えられる最高峰の称号。焼き上がった肉を目の前で見せてくれるから、テンションが上がることは間違いない。美しいロゼ色のフィレはきめ細かく、噛み締めれば妙妙たる味わいがあふれ出す。茎ごとの花穂紫蘇が入ったおろしポン酢、東京都奥多摩の山葵、柚子胡椒、青唐辛子味噌という4種類の薬味で、好みの味に変化させられる。カラッと揚がった細身の“ポム フリット”(900円)も一緒にどうぞ!
“フォレ ノワール”
デザートは、“フォレ ノワール”(1700円)。トンカ豆の香りを移したチョコレートムースに、マスカルポーネとキルシュワッサーのアイスクリーム、グリオットチェリーのコンポートといった構成。下にはチョコレートのフィヤンティーヌ、上にはチョコレートのオパリーヌやココアのチュイールと、食感にメリハリがあって軽快に食べ進められる。
左から、“ボランジェ スペシャル・キュヴェ ブリュット”、 “牧内 アルバリーニョ プライベートリザーブ”、 “ポール・ジャブレ・エネ クローズ・エルミタージュ ドメーヌ・ド・ルール 2018”
料理と相性のいいお酒も充実。“ワインペアリング”(1万3000円)もいいし、シェフ・ソムリエの河内 彪(かわうち かける)氏に好みのワインを伝えるのもいい。
シャンパーニュだけでも4種類がグラスで用意されている。“ボランジェ スペシャル・キュヴェ ブリュット”(3100円/グラス)は、熟した果実や白桃などの香りが複雑に広がり、口当たりはなめらか。最初の一杯としてはもちろん、食中酒としても優秀。
前菜に合うのが“牧内 アルバリーニョ プライベートリザーブ”(3000円/グラス)だ。レモンや青リンゴ、白い花を思わせる爽やかな香り。ほのかな塩味が料理をすっきりと受け止める。
肉料理に合うのが、“ポール・ジャブレ・エネ クローズ・エルミタージュ ドメーヌ・ド・ルール 2018”(3000円/グラス)。黒い果実に、黒胡椒やスパイスのニュアンス。ふくよかな果実味が太田牛の濃密な旨味と響き合う。
窓際もいいが、シェフたちの職人技が目の前で繰り広げられるカウンターに座るのも面白い
店内の中心に据えられているのは、テアトル=劇場をイメージしたオープンキッチン。食材への火入れや一皿を仕上げていく様子までが上質な演出だ。店舗の入り口にはバーがあり、インフィニティプールに隣接したテラスでは、季節によってドリンクやフードも楽しめる。
小林氏の哲学に、大久保氏の経験と感性が加わった新生〈ケイ・コレクション・パリ〉で、進化した“大人の遊び場”を存分に味わってみて!
- 〈ケイ・コレクション・パリ(KEI Collection PARIS)〉
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー TOKYO NODE49F
営業時間:17:30~23:00(20:30LO)
定休日:日・月曜
TEL:03-6206-1510
URL:https://www.kei-collection.com/
※サービス料別
※メニューは仕入れにより毎日変わる
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。









































































