プロジェクションマッピングと美食が融合した〈ル・プチシェフ〉で、世界一小さいシェフの料理を体験して!
〈ル・プチシェフ〉は2015年にベルギーの〈スカルマッピングスタジオ〉で誕生し、現在30カ国以上に展開している。人気の理由は、プロジェクションマッピングと美食が融合した新しいエンターテインメントだから。そんな〈ル・プチシェフ〉が2025年2月7日から7月31日までの期間限定で、〈ANAインターコンチネンタルホテル東京〉にオープンした。
〈ル・プチシェフ〉エントランス
〈ル・プチシェフ〉会場内風景
食卓上にプロジェクションマッピング
ル・プチシェフのイメージ
ル・プチシェフの調理風景
テーブルが魅惑的なスクリーンに変身し、身長5.8㎝の“プチシェフ”=“小さなシェフ”が登場。テーブル上をコミカルに動き回り、前菜からデザートまでフランス料理のコースメニューを紡ぎ上げる。畑で野菜を収穫したり、海上のシーンではボートに乗って登場したり、奮闘の末ロブスターを捕まえたりと、見ているだけで楽しい。
キッズコースやベジタリアンコースを含む全4種類のコースが用意されていて、イチオシしたいのが“ル・プチシェフ プレミアムコース”(2万5000円)。プチシェフが華麗なパフォーマンスで創ったメニューを“ネタバレ”なしで紹介しよう。
コースより、“アミューズ”
“アミューズ”は3品仕立て。“フォアグラ 燻製ウナギ トリュフ”は、フォアグラ、燻製した鰻、黒トリュフと、濃厚な味わいが見事に折り合う。ブリオッシュトーストの上に、蟹のほぐし身がたっぷりのせられているのが、“ブリオッシュ 蟹のサラダ”。“マッシュルームのコロッケ”は、キノコの旨味に満たされていて、クリーミーに口溶ける。
コースより、“ブッラータとローストトマトのサラダ アボカド、松の実、バジル、イベリコハムを添えて”
たっぷりと野菜が使われているのが、“ブッラータとローストトマトのサラダ アボカド、松の実、バジル、イベリコハムを添えて”。ローストトマトはジューシーで旨味がある。ブッラータのリッチな味わいとクリーミーさ、アボカドの甘味となめらかさ、松の実の香ばしさとサクサク感と、様々な食味とテクスチャーが調和。
コースより、“オマール海老と帆立貝のブイヤベース”
“オマール海老と帆立貝のブイヤベース”は、プチシェフが奮闘して完成させた。オマール海老、海老、帆立貝、ムール貝、イカと魚介類がふんだんに使われていて、ブイヤベースもコク旨な味わい。
コースより、“国産牛フィレ肉 フォアグラのポワレと野菜を添えて”
メインディッシュでも、プチシェフのダイナミックなパフォーマンスは健在。“国産牛フィレ肉 フォアグラのポワレと野菜を添えて”は、やわらかなフィレ肉と厚みのあるフォアグラのポワレを取り合わせた“ロッシーニ”仕立て。ポートソースが肉にもフォアグラにも抜群の相性。
コースより、“栗のモンブラン バニラアイスクリームとカシスソースと共に”
“栗のモンブラン バニラアイスクリームとカシスソースと共に”は、“モンブラン”=“白い山”らしい演出。栗のモンブランは上品な佳香をまとっていて、しっとりとしたビスキュイ生地によく合う。添えられたバニラアイスと生クリーム、カシスソースを好みで加えてみて。
お酒もノンアルコールドリンクも、グラスで多数揃えられているから、気軽にチョイスしてもらいたい。
“モエ エ シャンドン モエ アンペリアル ブリュット”(3795円/グラス、2万873円/ボトル)は、最初に飲みたいシャンパーニュ。フレッシュながらもエレガントだから、アミューズや前菜にぴったりと寄り添う。
白ワインでオススメしたいのが“サンセール レ バロンヌ 2022”(3565円/グラス、1万9481円/ボトル)。ソーヴィニヨン・ブラン100%で、酸味と果実味が見事に調和している。ブイヤベースの魚介類の旨味に、最適なマリアージュ。
“レ フィエフ ド ラグランジュ 2013”(4428円/グラス、2万4351円/ボトル)は、メインディッシュに合わせたいフルボディの一本。ふくよかなアロマと果実の凝縮感があって、余韻も素晴らしい。
店内には36席あって、ゆったりとしたテーブル配置。プチシェフのアニメーションを落ち着いた空間の中で鑑賞できる。
世界で好評を博しているエンターテインメント性にあふれるガストロノミーを期間限定で体験できる貴重な機会。早速予約して、世界一小さいシェフの料理を体験してみて!
●ル・プチシェフ プレミアムメニュー 2万5000円
・アミューズ
フォアグラ 燻製ウナギ トリュフ
ブリオッシュ 蟹のサラダ
マッシュルームのコロッケ
・サラダ
ブッラータとローストトマトのサラダ アボカド、松の実、バジル、イベリコハムを添えて
・ブイヤベース
オマール海老と帆立貝のブイヤベース
・メイン
国産牛フィレ肉 フォアグラのポワレと野菜を添えて
・デザート
栗のモンブラン バニラアイスクリームとカシスソースと共に
・コーヒーまたは紅茶
●〈ANAインターコンチネンタルホテル東京〉ル・プチシェフ
住所:東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京36F
営業時間:12:00〜14:00、17:30~19:30、20:00〜22:00 ※3部制。各15分前から受付
定休日:月・火曜(月曜が祝日の場合は営業し、水曜が休業)
URL:https://lepetitchef.com/tokyo
※2名以上で、前日12:00までに上記公式サイトからオンライン予約が必要
※サービス料込み
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。