春の息吹たっぷりの〈コウサ〉のコースディナーを味わうために、京都旅を彼女と計画!
〈エースホテル京都〉のメインダイニング〈コウサ(KŌSA)〉。アメリカの伝統料理にフランス、イタリア、アジア、ラテンアメリカ、中東といった世界各国のエッセンスを取り入れた“ニューアメリカン料理(New American Cuisine)”が味わえる。春の息吹たっぷりのコースディナーに注目が集まる。
京都で旬の野菜、肉、魚を余すことなく活用する「ファーム・トゥ・テーブル」の哲学を実現し、世界の食文化を再解釈した唯一無二の食体験ができる、〈エースホテル京都〉のメインダイニング〈コウサ〉。
2025年3月から春メニューがスタート。京都北部・鷹峯で400年以上にわたり農業を営む“樋口農園”の京野菜をはじめとする、ローカルの食材をふんだんに取り入れた料理が楽しめる。
ディナーコース“KŌSA Spring Dinner 2025”(1万2000円)は、1stから8thまでの8皿構成。取材時のコースより数品と、料理に合わせたワインをいくつか紹介していこう。なお、ワインペアリングメニューは設けずに、料理との相性とゲストの好みや酒量に合わせてスタッフが提案してくれる。
今夜の乾杯は、フランス・ブルゴーニュ、ドメーヌ 九平次の“クレマン・ド・ブルゴーニュ ピノ ノワールNV”(1900円/グラス)。
コースより、“1st Dish/燻製豆乳、ラディッシュ、うすいエンドウ豆”
最初のひと皿は、“1st Dish/燻製豆乳、ラディッシュ、うすいエンドウ豆”。みずみずしいしいラディッシュ、春を感じさせる、うすいエンドウ豆とそら豆を、ふわりと薫香をまとった豆乳のソースに絡めていただく。
ひと口味わうだけで、口中は春に満たされる。野菜の甘さ、続く、軽い苦みを燻製豆乳がまろやかに。
合わせたワインは、カリフォルニア・サンタ・バーバラ・カウンティの“タトーマー スタインヒューゲル リースリング 2019”(1万円/ボトル)。なんとも言えぬ香りのよさが印象的。思いのほか辛口で、しっかりとした酸は薫香や春野菜の味わいを引き立てる。
コースより、“2nd Dish/菜の花、フレッシュリコッタ、アンチョビパン粉、レモンの皮”
続く2皿め“2nd Dish/菜の花、フレッシュリコッタ、アンチョビパン粉、レモンの皮”でも、春の爽やかさとほろ苦さを味わう。
コースより、“4th Dish/にんじんスープ、マドラススパイス、にんじんの葉のピストー“
冬の名残りと春の温かさを感じさせてくれたのは、“4th Dish/にんじんスープ、マドラススパイス、にんじんの葉のピストー“。
“5th Dish/スズキ、海藻のブールブラン、ジャガイモ、インゲン、ほうれん草、ローストトマト”
5皿めは魚のメイン、“5th Dish/スズキ、海藻のブールブラン、ジャガイモ、インゲン、ほうれん草、ローストトマト”。
こちらには、フランス・ブルゴーニュ、フレデリック・コサールの“ブルゴーニュ・ブラン ビゴット”(1万5800円/ボトル)を。フルーティな香り、まろやかな酸、そしてミネラル感はしっかり。磯の香りが加わったブールブランソース、香ばしく焼けたスズキとの相性が素晴らしい。
“7th Dish/オリーブオイルの柑橘ケーキ、イチゴ、バニラカスタード”
デザートの“7th Dish/オリーブオイルの柑橘ケーキ、イチゴ、バニラカスタード”は、デザートワインではなく、千葉・寺田本家の木桶貴醸酒“ささ”(1300円/グラス)とともに。
酒で仕込んだ酒を木樽で熟成させ、琥珀色がかった甘口の日本酒。特有の酸味と軽い苦み、コクは早春を思わせ、柑橘香るデザートにマッチした。
メニュー監修は、東京・目黒区にある20席のファーム・トゥ・テーブル・レストラン〈ロカール(Locale)〉のケイティ・コールさん
歌舞伎の桟敷席から着想を得たプライベート・ダイニングルーム
エースホテル京都のコンセプトを体現する「EastとWestの交差(コウサ)」「人と人の交差(コウサ)」をテーマにしたダイニング空間。早春のディナーを味わうための京都旅を、彼女と計画して!
●コウサ(KŌSA)
住所:京都府京都市中京区車屋町245-2 エースホテル京都3F
営業時間:ランチタイム11:30〜15:00 (14:30LO)、ディナータイム17:30〜22:00(コースは21:00 LO、アラカルトは21:00LO)
不定休
TEL:075-229-9005
URL:www.kosakyoto.com
※サービス料込み
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。