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2026.01.04


さりげない上質さを醸す、リラクシーな家

木の表情を生かしたニュートラルカラーの空間にウール、コットン、リネンのファブリック使いが映えるI邸。天井の高さを出し、壁を抜いたフルリノベで実現したのは抜群の開放感。洗練された色使いとナチュラルな素材感、抜け感のある家具選びでエフォートレスなさりげなさと上質さを兼ねそなえた家。

I邸/2LDK/65㎡

周囲の環境や緑が豊かな建物のたたずまいが気に入って購入したマンション。築40年のこちらを見事にフルリノベーションした。以前の間取りは、10畳のリビングダイニングと袖壁で仕切られたキッチン、和室、ふたつの洋室という構成だった。リモートワークできるスペースを残しつつ、明るく開放的な住まいにしたかったため、天井は高さを出し細かく仕切られていた個室の壁を取り払ったうえで、内装を一新した。玄関横のひと部屋をなくし、広い玄関土間・ウォークインクローゼット・デスクスペースを効率よく配置。LDKはふたつの掃き出し窓を臨むオープンなレイアウトにした。

「バルコニーは腰壁ではなくアイアン製の手すりが使われているため、窓の外の緑がすぐそこに見える。おかげで部屋全体が明るく広く感じられる点も気に入っています」と語る施主。構造上、動かすことができない柱の凸部を生かしてソファとテレビ台の居場所に。ポスターは壁掛けではなく床置きにして目線を下げることで、上部の白壁の広がりを強調。

そして、オーク材のフレームをもつソファは抜け感のある脚部デザインを採用したため、デイベッドになるサイズにもかかわらず、圧迫感がない。さらに、ガラスのテーブルやローソファは水平ラインを揃えるなど、実際の面積以上にゆったりと感じさせる余白の作り方が秀逸だ。

ヘリンボーンの上品な床に、白い壁と天井が映える、明るく上品な空間。厚みのあるクッションやラグが、ほどよい温もりを添え、洗練された空間の中に居心地のよさを感じさせる。キッチンやウォッシュルームなど機能面は充実させつつ、縦張りのタイルや額縁飾りのあるドア・腰壁などクラシカルな意匠が、歳月を経た建物の持つ落ち着いた雰囲気と響き合っている。素材や色使いを丁寧に揃えたことで、肩の力が抜けた安らぎが漂う住まいになった。

LDKは白壁で統一。湿気がこもりやすいウォッシュルームへのドアやストレージの扉は、いずれも羽板を並べたルーバーを採用。そうすることで、通気のよさと見た目の軽やかさを出している。ドアの高さも横のラインを揃えてすっきりとした空間に。キッチンの冷蔵庫は袖壁で、調理中の手元はカウンターで見えないレイアウト

玄関ホールとLDKを繋ぐドアは上部をガラス張りにしている。帰宅したときに掃き出し窓の先にある木々の緑に視線が伸びるため、開放感を味わえる。春には満開の桜を家から楽しめる

ウォッシュルームは釉薬の艶が美しいブルーグリーンのタイルを縦張りにして、シンプルな空間の差し色にした。足元の収納やドアは、いずれもモールディング(額縁)を施した。控えめな意匠がクラシカルで洗練された印象を生んでいる


自分たちらしい暮らしにしたかったので、当初から中古物件を買ってフルリノベを想定していました。場所と広さで選んだ物件は縦長の昔ながらの細かな間取りでしたが、天井の高さや色使い、ガラス使いで光がたっぷり入る明るい家になりました。将来は子どもたちの部屋をどんな風に作ろうかと考えるのも楽しみです。

『Safari』×〈HOUSETRAD〉と
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この記事を読んで、自宅、会社のリノベーション、戸建てに興味を持たれた方は、是非下記アドレスにご連絡ください。『Safari』が、インテリアデザイン会社〈HOUSETRAD〉と一緒に、あなたのライフスタイルに合った住空間をご提案させていただきます。物件探しなどもお気軽にご相談ください。
info_house@hinode.co.jp
爽やかさと抜け感がある白使いのお手本となる家

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Information

●ハウストラッド
TEL:03-6412-7406
URL:www.housetrad.com

※『Safari』2月号210〜211ページ掲載

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写真=松村隆史 文=中城邦子 photo : Takafumi Matsumura text : Kuniko Nakajo
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