【細貝 萌・中村明花】美味しいご飯が家族団欒のスイッチ。
5シーズンにわたって第一線で活躍したドイツを含む3カ国での海外挑戦を経て、現在は地元クラブ・ザスパクサツ群馬のキャプテンとして活躍中の細貝 萌さん。調理師免許を持ち、健康面からも海外生活を支えてきてくれた中村明花さんと6歳の娘さんと一緒に、日本での暮らしを楽しんでいます。そんな2人にとっての大切なひとときのひとつが、美味しいご飯を一緒に食べる時間。食事は細貝さんのコンディション管理にも関わることですが、楽しい時間としても過ごしているようです。
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The Time Spend Together 01
最近は娘と3人で
映画を見る時間を
楽しんでいます。
(中村明花)
細貝さん:クルーネックニット7万9200円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、ウールパンツ4万9500円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)、ソックス〈2足セット〉5390円(エル・エル・ビーン/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)、その他はスタイリスト私物 中村さん:ブラウス3万8500円、イージーパンツ7万1500円(以上ミュラー オブ ヨシオクボ)、ムートンルームシューズ1万3200円(エル・エル・ビーン/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)、その他はスタイリスト私物
「僕は20年以上、サッカー選手をやってきているのですが、やっぱりカラダが資本。トレーニングや睡眠も重要ですが、まずは食事の部分が一番大切だと思っています。だからといって僕から妻に細かくリクエストすることはなく、そのときどきによってバランスを考えたご飯を作ってくれるんです。今日の晩ご飯は、試合の疲れが取れやすいからこれを出しているんだよ、と説明してくれるので、効果が期待できるなら食べようかなという気持ちになります。すごく助かっています」
中村さんは、栄養面を考えながらも楽しく食べられる工夫もしているよう。
「大皿で料理を出してしまうと、夫も娘も好きなものばかり食べてしまうんです(笑)。だから、バランスよく食べてもらえるように、1人1人の料理を小分けにして食卓に並べるようにしています。この栄養は絶対とってねという感じで分けておくと、自分のお皿にあるものはきちんと食べてくれます。また、夫は唐揚げが大好きなのですが、アスリートとしてはできるだけ脂質を控えたいので、あまり作らないようにしています。でもただ控えるのでなく、それを油で揚げない作り方にすることで気軽に楽しめるようにすることも。私自身が食べることが本当に大好きだからわかるのですが、やっぱり美味しいものを食べたときの幸福感って頑張りにも繋がると思うんです」
そんな生活を楽しんでいる2人に喧嘩した際の仲直り方法を聞いてみると、中村さんから意外な答えが返ってきました。
「実は、私たちは喧嘩になることがないんです。結婚したのが24歳のときなのですが、それ以前の付き合っていたときから喧嘩をした記憶がないかもしれません。私は多分、言いたいことを言っているのですが、それを夫が受け止めてくれるだけで終わっているので、返ってこないんです。一方通行なので溜まるものはあると思うのですが、そのおかげで言い合いになることが全くないんですよね」
サッカー選手としてピッチに立つ細貝さんとは、別人になるのだとか。
「話はちゃんと聞いていますが、溜め込んではいません(笑)。僕はオンとオフが完全に分かれていて。サッカーでは激しい部分を出すこともありますが、試合や練習を終えて家に帰ってくるとそういった部分が勝手に抜けているんです。サッカーに関わることをしているとき以外は、家でのんびり過ごす時間が好きで。誰かにお誘いいただいたとき以外は、基本的に家で過ごしたいと思いますしね」
そんなおウチ時間を過ごしながら、娘さんの寝顔に癒される瞬間が、2人のかけがえのない時間になっているようです。
The Time Spend Together 02
カラダを作るための
食の部分では本当に
助かっています。
(細貝 萌)
細貝 萌
1986年、群馬県生まれ。前橋育英高校を経て、2005年に浦和レッズ入団。2011年に渡独し、アウクスブルク、レバークーゼン、ヘルタ・ベルリンなどでプレイ。2010年に日本代表に初選出され、国際Aマッチ出場30試合、1得点。
中村明花
1986年、千葉県生まれ。2011年に細貝 萌選手と結婚し、約9年間海外で暮らす。調理師免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、料理研究家として料理本の出版や料理教室などの活動を行なっている。
癒しをもたらすもの。
細貝さんがサッカー中心の生活スタイルだからこそ、おウチ時間は自然とカラダと心に癒しを求めるひとときに。中村さんが作ってくれる美味しいご飯に加え、リカバリーグッズや愛を育んでくれる家庭用ロボットが、細貝家に癒しをもたらしてくれているようです。
細貝家の一員!?
これは、ユーザーと過ごす時間が長くなるにつれて信頼関係や愛情が育まれていく家庭用ロボットの"らぼっと"。ペット代わりに購入し、今では家族の一員のような存在なのだとか。
おウチでも楽しむ。
「海外時代に、家でも外食気分を味わえるご飯を作るのが楽しくなって。テーブルコーディネイトにもこだわるようになりました」と中村さん。目でも楽しめるご飯は、細貝さんも大満足。
おウチ時間のよき相棒。
細貝さんがトレーナーに教えてもらって以来、愛用しているリカバリーウエアの〈ベネクス〉。特にブランケットは移動中も使えるので重宝していて、中村さんにプレゼントしたのだとか。
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●リーミルズ エージェンシー
TEL:03-5784-1238
●エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター
TEL:0422-79-9131
●ミュラー オブ ヨシオクボ
TEL:03-3794-4037
『Safari me time』Vol.14 P26~27掲載