【まとめ】“アスリート夫婦”が語る、夫婦円満の秘訣
暖かい風が心地よく感じられるようになったこのところ。そんな季節こそ、夫婦の時間も春の気候のように穏やかに過ごしたいと思うもの。2人が円満でいられる秘訣は数多くある中で、ほかの夫婦が実践していることを知るのもひとつの手。そこで、タブロイド誌『Safari me time』の「The Time Spend Together」連載で紹介してきた、アスリート夫婦が語る円満の秘訣をまとめてお届け。
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- (1)【井上康生・東原亜希夫妻】
- (2)【魔裟斗・矢沢 心夫妻】
- (3)【大津祐樹・久冨慶子夫妻】
- (4)【ザックバランスキー夫婦】
- (5)【松井千士・坂口佳穗夫妻】
※記事の情報はタブロイド誌『Safari me time』取材・掲載時点のものです。
【井上康生・東原亜希夫妻】
The Time Spend Together 01
家時間が増えたことで
妻の日々の大変さに
気づけました。
(井上康生)「互いを尊重しながら、好きなことができる関係を維持していきたい」と語る井上さん。4人の子供たちが自立して、2人で過ごせる時間がもっと増えたら、世界一周旅行をするのが夢なのだとか。井上:ニット5万5000円(ヘリル/にしのや)、パンツ3万3000円(ニート/にしのや)、その他はスタイリスト私物 東原:すべてスタイリスト私物
「一番変わったのは、夫が家で過ごす時間が増えたこと。柔道男子日本代表監督、東海大学での教授業務。また、JOC、NPO法人理事長の仕事をしているので、コロナ禍以前は留守にすることが多かったんです。国際大会などで海外へ行き、数日だけ帰宅したらまた数週間出張、が繰り返されていました。毎日家に帰ってくる生活になったのは結婚以来、はじめてのことで(笑)。最初は照れもあり、すごく新鮮な感覚でした」と東原さん。
家での時間が増えた井上さんには、どんな心境の変化があったのか。
「コロナ禍前はとにかく留守が多かったので、家に居られるときは妻がしていることを尊重し、授業参観や子供の送り迎えといった自分ができることをやっていました。それでもごく一部のことだったんだと感じましたね。子供の朝昼晩のご飯を考えたりするような日々の生活に関わる事柄は、単調だけど大切なこと。それをずっとやり続けなければならない大変さを、強烈に感じました」
東原さんの頑張りを目にした井上さん。だからこそ、お風呂掃除、溜まりがちになった通販の段ボールを捨てるなど、今まで以上に家事を率先して手伝うように。
「子供たちの柔道着を洗って、干してくれたりもしています。その時間を利用してご飯の買い物に行ったりできるので、すごく助かっています。あと、子供たちは年が近くライバルみたいな関係なので、よく喧嘩をするのですが、それに対して私が怒ってしまうことも。今まで夫はたまにしかそれを見ていなかったので、一歩引いて見る余裕がありました。でも、毎日のことになって、私と一緒になって怒っています(笑)」と、家族の距離感にも変化があったと東原さん。
みんなで過ごす時間が増えたことで、“お楽しみ”も増えたようだ。
「バルコニーでよくご飯を食べるようになりましたね。特に外出自粛期間中は子供たちもずっと家にいたので、自分のご飯のレパートリーの少なさを思い知りました(笑)。でも、外にテーブルとチェアを出して食べるだけで、普通に作った焼きそばでも美味しく感じられるし、子供たちも喜んでくれるんです」
また、東原さんとは別の新たな発見が、井上さんにもあったらしい。
「海が近いので、家族でよく遊びに行くのですが、たまたま岩場に打ち上げられたタコを見つけて。その捌き方を動画サイトで調べて子供たちと見よう見まねでやって食べてみたら、すごく美味しくて。また、あるときは、子供が本棚を欲しいといっていたので、それも力を合わせて作ってみたり。“なかったら作ってみよう”と工夫をする体験ができたことは、学校とはまた違った学びになったのではないでしょうか」
「コロナ禍による新しい生活は、決して悪いことばかりではない」と語る東原さん。今まで以上に増えた家時間での“発見”や“気づき”を本当に楽しそうに語る2人の笑顔が、それを物語っていた。
The Time Spend Together 02
ニューノーマルは
家族間で見ると
悪いことばかりじゃない。
(東原亜希)
井上康生
1978年、宮崎県生まれ。シドニー五輪柔道100㎏級で金メダル獲得。30歳で現役を引退し、JOCの海外研修員としてスコットランドへ留学。その後、柔道全日本男子監督に就任し、リオ五輪では全7階級でのメダル獲得に貢献。
東原亜希
1982年、神奈川県生まれ。モデル、タレントとして多彩に活動。また、ベビーグッズや食品など様々な商品のプロデュースなども手掛ける。憧れのママモデルとして人気を博す。現在も雑誌などマルチに活躍中。
◆Special Thanks●スケープス ザ スィート
住所 : 神奈川県三浦郡葉山町堀内922-2
TEL:046-877-5730
URL:https://www.scapes.jp/
※『Safari me time』Vol.2 P16~17掲載
【魔裟斗・矢沢 心夫妻】
The Time Spend Together 01
お互いの“自分時間”を
作ることで、一緒に
過ごす時間も楽しめる。
(魔裟斗)魔裟斗:カーディガン4万2900円(キャバン/キャバン 代官山)、その他はスタイリスト私物 矢沢:トップ3万1900円、パンツ2万9700円(以上ミュラーオブヨシオクボ)、ネックレス1万6500円、リング9900円(以上ノースワークス/ウトス ピーアール)
「夫は決まった時間にトレーニングをして、仕事の外出もほぼ決まった時間内に済ませるのが、現役時代から変わらないルーティン。それ以外の時間は家族で家にいるという生活は、コロナ禍になる前から変わっていないんです」と矢沢さん。
魔裟斗さんもそれが当たり前という感覚のよう。
「コロナ禍以前は、週に何回かしていた外食がなくなったので、家で過ごす時間はさらに増えましたが、もともと多い日で20時間は家にいましたから」と語る。
2人が結婚して15年め。一般家庭以上におウチ時間が長いが、今でも変わらず、おしどり夫婦といわれるほど仲がいい。はたしてその理由とは!?
「なんでしょうね(笑)。もちろん結婚してからしばらくは、夫に対して“これはこうしてほしい”といった不満をいろいろ吐き出したこともあります。でも吐き出してばかりだと、逆に不満も溜まりやすくなる気がして。だから、いいたいことが5個溜まったらひとついうことにしたんです。それから、さらに10個溜まってからに変えていったら、少しずつ心が広くなれた気がします。そうやっていたら、まあ、いっても変わらないからやめようかなって思えるようになりました(笑)」と矢沢さん。
魔裟斗さんは、家という一緒の空間にいる時間が長いからこそ、お互いの“自分時間”を確保することが大切だと思っているよう。
「お互いの好きなことをできる時間は尊重しあうようにしています。僕の場合でいうと、トレーニングの時間だけは邪魔しないでと伝えています。この時間が取られてしまうと、ストレスが溜まるので(笑)。それ以外の時間は、子供の送り迎えなども率先してやっています」
おウチ時間の多くは、子供と過ごす時間。一緒に食事をしたり、ゲームをしたりと様々なことを家族で楽しむが、会話をなるべく多くかわすことは、自然と心がけるようになったことなのだとか。
「食卓ではもちろんのこと、朝起きてから寝るまで、その日の出来事や、友達、学校、習いごとのことをよく話しています」と矢沢さん。
人と話すことの大切さは、コロナ禍で人と会える機会が少なくなったからこそ実感しているという。
「夫や子供との会話もそうですが、誰かと話すことで悩みが解消されることもあるし、笑顔に繋がったりするんです。夫が『仕事は息抜きの場所にもなるから、できるときはやってみなよ』といってくれたので、時間を見つけては仕事をするようにしています。そういうときにも、人と話をすることの大切さを感じます」
ちなみに2人は夫婦喧嘩もするが、大きな喧嘩はしたことがないのだとか。
「僕が根に持つタイプではないというのもありますが、うちは基本が昭和スタイル。昭和の男というのは、なにがあっても家族の面倒をみるということ。それをちゃんとやっていることで信頼関係が築けている。だから、大きな喧嘩にも発展しないのかもしれません。そこがなくなったら偉そうなこともいえないし、家でちっちゃくなってなきゃいけない(笑)。だから、昭和の男は頑張るんですよ」
The Time Spend Together 02
みんなでよく
話すことで、自然と
笑顔のある生活に。
(矢沢 心)魔裟斗
1979年、千葉県生まれ。“反逆のカリスマ”として格闘技界を牽引し、日本人初のK-1世界王者に君臨。生涯戦績は63戦55勝6敗2分。2009年の引退後は、キャスターなど多方面で活躍中。矢沢心さんとは2007年に結婚。
矢沢 心
1981年、東京都生まれ。女優・タレントとして活躍し、結婚後は2012年に長女、'14年に次女、'19年に長男が誕生。現役時代の夫の食をサポートするために資格取得した食育インストラクターの知識を、子供たちの食事にも生かしている。
※『Safari me time』Vol.5 P20~21掲載
【大津祐樹・久冨慶子夫妻】
The Time Spend Together 01
仕事人間だった私が
家族と過ごす時間も
欲しいと思うように。
(久冨慶子)
大津:シャツ3万9600円(ディーヒム/ダブルスタンダードクロージング)、Tシャツ9900円(ラグ&ボーン/ラグ&ボーン表参道店)、パンツ1万6500円(リフィル/リフィル カスタマーサービス) 久冨:カーディガン1万5400円、スカート2万4200円(以上カデュネ)、カットソー1万3200円(ソブ/ダブルスタンダードクロージング)、イヤーカフ1760円(ミミ33/サンポークリエイト)、その他はスタイリスト私物
「サッカー選手とアナウンサーというお互いの職業もあって、2人の時間がなかなか合わないことが多かったんです。だから、コロナ禍によって2人で一緒に家で過ごす時間が増えたときは、なんだか不思議な感じもあって新鮮でしたね」
久冨さんにとってもそれは同じで、コロナ禍の不自由さもある一方、おウチ時間はとても楽しいものになったよう。
「テレビ局のアナウンサーという職業柄、コロナ禍当初でも在宅ワーク自体はなかったのですが、それが途中から交代制になり、出勤の日数も少なくなりました。同時に夫も試合だけでなく、チームでの練習やトレーニングが中止になったことで、一緒に過ごす時間が増えて。それで、トレーニングも2人で一緒にするようになったんです。私がよく見ているユーチューバーさんの動画を見ながら一緒に踊ってみたりしたことも(笑)」
大津さん自身も家でトレーニングする機会が増えていたので、一緒にカラダを動かすこと自体が、2人の楽しみのひとつになっていたようです。
「一時期はサッカーの練習自体が全くできなかったので、とにかくカラダを動かそうと思って。一緒に腹筋したり、ボールを蹴ったりして、トレーニングにつき合ってもらっちゃっていました(笑)」
一方で、久冨さんには考え方の部分でも大きな変化があったようです。
「もともと私は、バリバリ働きたい派だったんです。どちらかというと休みなんていらないって思ってしまうくらい仕事人間だったんですよね(笑)。今考えると、そんな私の価値観も変わったなって思います。もちろん結婚したということもあります。でも、おウチ時間が増えたことで、家族と過ごす時間の大切さを感じるように。それ以前はご飯を作れる時間もあまりなかったのですが、作ることが増えて食卓で一緒にご飯を食べることも楽しくなって。夫が頑張っている姿も、今までより間近で見られるようにもなりました。もちろん働くことが好きなのは変わらないです。だけど、家族の時間も増やしたいなって思うようになったのは、自分の中では本当に大きな変化でした」
そんな久冨さんの変化を見て、大津さんも気持ちを新たにした部分もあるよう。
「妻は仕事が大好きな人だという印象が、自分の中にもずっとありました。そんな妻がコロナ禍以降、家事や育児を頑張ってくれています。個人的には仕事させてあげたいなという気持ちもあるのですが、やっぱりまだ小さい子供の世話を含め、家の中のことをしっかりやるのは本当に大変なこと。僕もオムツ替えなどは手伝いますが、家事は本当に全部、妻に託してしまっています。それでも食事の面も含め、僕のことをしっかりサポートしてくれているからこそ、仕事を頑張ることができている。そんな当たり前のことに気づき、感謝している毎日です」
The Time Spend Together 02
妻が支えてくれるから
自分が頑張れている
ということに気づいた。
(大津祐樹)
大津祐樹
1990年、茨城県生まれ。2008年に柏レイソル入団。2011年に海外に渡り、ドイツのボルシアMG、オランダのVVVフェンロでプレイ。横浜F・マリノスを経て、2021年にジュビロ磐田へ移籍。久冨慶子さんとは2018年に結婚。
久冨慶子
1988年、神奈川県生まれ。2012年にテレビ朝日入社。ニュース番組『グッド!モーニング』、スポーツ番組『やべっちFC』などを担当。2021年2月に第1子となる男児を出産。同年に大津さんのチーム移籍に伴い、静岡県に移住。
※『Safari me time』Vol.7 P14~15掲載
【ザックバランスキー夫妻】
The Time Spend Together 01
一緒に暮らしはじめて
お洒落もザック寄りに
なってきました(笑)。
(愛子 バランスキー)
洋服はすべてスタイリスト私物
「やっぱり練習から家に帰ってきてドアを開けた瞬間に、美味しそうなご飯の香りがして、『おかえり〜』って声が聞こえてくるのってすごくいいなって毎日思っています。幸せだなぁって(笑)」現役時代は1人暮らしで自炊していたという愛子さん。結婚相手が現役アスリートの旦那さんともなると、一緒に食べるご飯もいろいろ大変なのでは!?
「アスリートのご飯というと、タンパク質の摂取量など栄養面をしっかり考える必要があるといわれています。私たちもセミナーでそういった知識を学んだことも。でも、私もザックも現役時代からそういったことに囚われないタイプで(笑)。絶対にこの栄養をとったほうがいいといったことより、自分たちが食べたいものを食べちゃいます。スポーツのためのご飯ではなく、2人で美味しく楽しめるご飯を作りたいなって」
ザックさんにとっては、おウチご飯を食べることが癒しにもなっているよう。
「あまりストイックにならないで、好きなものを食べたほうがリフレッシュできます。むしろ過剰にこだわりすぎないほうがカラダにもいいような気がします。家でご飯を食べる時間が、僕にとってリラックスタイムでもあるんです」
食に対する考え方だけでなく、オフの切り替え方にも共通点があるようです。
「ザックも私も家ではバスケの話は全然しないんです。もちろん、2人ともバスケが大好きで、私のバスケ愛も現役を引退してからも変わりません。でも、いつもバスケが身近にあるからこそ、ほかの話題を自然とするようになりました。2人ともファッションが好きなので、家では服のことはたくさん話しますね。『これ、よくない!?』とかいって2人でネットショッピングをしたり。ザックも私もスポーツをやっているのでラフな感じの服が大好きで。気づいたら、互いの服をシェアしていることも。でも、ザックの服を借りすぎて、どんどん着こなしがカジュアルになってきているかも(笑)」と愛子さん。洋服を共有するほど仲よしな2人ですが、喧嘩をすることはないのでしょうか。
「喧嘩自体は少ないのですが、一緒に生活しているとやっぱりムカッとしてしまうこともあります。昔の私はそういうときに溜め込んで、態度だけに出してしまうタイプでした。でも、ザックはそういうときにこそ話そうとして向き合ってくれます。そのおかげで、少しだけ大人になった気がしますね」と愛子さん。どうやらザックさんには、おウチ時間はこうあってほしいという理想のようなものがあるようです。
「もちろん僕も腹が立つこともあるけど、怒っても仕方ないって思っちゃうんよね。せっかく2人でいるのに、そこにエネルギー使いたくない。やっぱり家は落ち着けて、幸せな気持ちになれる場所であってほしいですからね」
The Time Spend Together 02
おウチのドアを開けて
ご飯の香りがすると
毎日幸せを感じます
(ザック・バランスキー)
ザック・バランスキー
1992年、栃木県生まれ。4歳~10歳まで米国で過ごす。その後、東海大付属第三高校(現東海大付属諏訪高校)に入学し、全国大会に出場。強豪校の東海大学に進学。2014年にトヨタ自動車アルバルク東京(現アルバルク東京)に加入。
愛子 バランスキー
1992年、千葉県生まれ。東京成徳大高校在学時に、全国高等学校バスケットボール選手権大会3位入賞。2016年にJX-ENEOS(現ENEOSサンフラワーズ)に移籍加入。2020-21シーズン限りで現役引退。
※『Safari me time』Vol.9 P14~15掲載
【松井千士・坂口佳穗夫妻】
The Time Spend Together 01
おウチで過ごす
時間が好きだから
寄り道せず直帰します(笑)。
(松井千士)
松井:シャツ4万2900円、パンツ4万1800円(以上ディーヒム/フィルム) 坂口:ポロニット2万6400円(ソブ/フィルム)、ロングスカート4万2900円(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)、左耳パール付きイヤカフ2万4200円(カリン)
「シーズン中の午前中は、ほぼ毎日トレーニングに出かけます。それを終えて帰宅したら、必ずコーヒーを淹れて一緒に飲むのが日課です。 僕はコーヒーを淹れるのが、もともと好きなので、豆を挽いてからハンドドリップで淹れています。それを飲みながら、いろいろおしゃべりするのが楽しいんですよね」と松井さん。
坂口さんもコーヒー好きということもあり、その時間を楽しんでいるよう。
「美味しそうなコーヒー豆を探すのも共通の趣味です。だから、一緒に買いに行って帰ってきて、すぐにそれを味わってみたりすることも。いつも美味しく淹れてくれるコーヒー、ご馳走様です(笑)」
そんなコーヒーを飲みながらのおしゃべりの内容はどんな話が多いのでしょう。
「妻も僕もゴルフが好きなので、一緒に練習に行った日などはゴルフの話もよくします。あと、僕は家の間取りを見るのが日課なので、それを見ながら話しますね(笑)。最初は将来、住みたい家を考える意味合いで物件情報を見ていたのですが、最近はいろんな間取りがあって面白いなって思うように。こういう間取り、面白いって思う物件があったら必ず妻に見せて一緒に盛り上がっています(笑)」と松井さん。
そんな楽しい時間が待っているからなのか、松井さんは寄り道せず、まっすぐ家に帰るタイプなのだとか。
「やっぱり家が好きなんですよね。練習後クラブハウスにいる時間も短いですね。チームメイトとカフェなどに寄るときもありますが、基本早く家に帰ります」
坂口さんによれば、2人で食べる晩ご飯もまた、お楽しみの時間のようです。
「松井くんは朝ご飯とお昼ご飯は、チームのクラブハウスで食べるのですが、それ以外の晩ご飯と休みの日の3食を私が作っています。ちなみに、毎週日曜日の晩ご飯は絶対に鍋。松井くんの実家が毎週日曜は鍋という伝統だったので、そのルーティンを受け継いでいるんです」
松井さんも、そんな坂口さんが作ってくれるご飯を楽しみにしているよう。
「鍋は、クーラーが効いた部屋で食べる熱々のキムチ鍋が美味しいんですよね。あと、妻が作ってくれる料理で好きなのは、チキン南蛮。昔は特に好きじゃなかったのですが、妻は宮崎出身なのでむちゃくちゃ美味しくて。今は大好物です」
そんな仲のいい2人も、もちろんケンカをすることも。そんなとき仲直りのきっかけ作りはいつも松井さんなのだとか。
「松井くんは、その日のことはその日で終わらせて引きずりたくないタイプ。ケンカをして、私がその場から逃げようとすると、“はい、座って”といってじっくり話し合ってくれます。やっぱり、夫婦にとってもコミュニケーションって大事ですね。松井くんはどんなときでもしっかり向き合ってくれるので、ありがたいなと思って感謝しています」
The Time Spend Together 02
コーヒーを飲んだり
晩ご飯を食べながらの
おしゃべりが楽しみ。
(坂口佳穗)
松井千士
1994年、大阪府生まれ。サントリー(現東京サントリーサンゴリアス)を経て、2020年横浜キヤノンイーグルスに移籍。7人制ラグビー日本代表主将として東京五輪に出場。今シーズンよりジャパンラグビーリーグワンで活躍。
坂口佳穗
1996年、宮崎県生まれ。武蔵野大学時代にビーチバレーをはじめ、2019年FIVBワールドツアーイスラエル大会優勝など、国内外の大会で好成績を残す。2021年12月現役引退。現在は様々な活動を通し、スポーツの楽しさを伝えている。
※『Safari me time』Vol.8 P12~13掲載
●にしのや
TEL:03-6434-0983
●キャバン 代官山
TEL:03-5489-5101
●ミュラーオブヨシオクボ
TEL:03-3794-4037
●ウトス ピーアール
TEL:03-6427-1030
●ダブルスタンダードクロージング
TEL:03-5413-4141
●ラグ&ボーン表参道店
TEL:03-6805-1630
●リフィル カスタマーサービス
TEL:03-5770-6195
●カデュネ
TEL:03-6863-0100
●サンポークリエイト
TEL:082-248-6226
●フィルム
TEL:03-5413-4141
●カリン
MAIL:info@karinjewelry.com