グレージュと木の質感が作る、シンプルで豊かな住まい!
閑静な住宅街に建つ築40年のマンションを購入しフルリノベしたI邸。グレージュがベースになった心落ち着く空間に、お気に入りの家具とグリーンだけを配置したシンプルで豊かな暮らし。シンプルだからこそ色、形、素材感の自由なセレクトが引き立つ、そぎ落として“魅せる”引き算の美学をチェック!
- SERIES:
- 西海岸的なハッピー・ルーム! Vol.71
I邸/1LDK/61㎡
たっぷりの陽射しが差し込み、グリーンが生き生きとしている住まい。施主が目をつけたこの家は、築40年のマンション。柱や梁がなくすっきりしている一方、撤去できない壁がある。外せない壁はデメリットと思われることが多いが、むしろ単調なワンルームより、壁があることで空間のバランスが取れている。施主は「実際、壁があることでダイニングキッチンとリビングを緩やかに分けることができ、横長のリビングの一角に設けたデスクがほどよく見え隠れする配置が実現しました」と話す。
廊下とLDKの間のドアはチェッカーガラスをはめ込んで明るさを取り込んだ。ドアを開けると、平米数以上の広さとくつろぎを感じさせるLDKが広がる。すっきりとした広さを生み出しているのは、徹底した色の絞り込みだ。キッチンは既存のものを生かしながら扉材を替え、造作したアイランドカウンターや窓まわりのウッドシャッターまで、建具はダークブラウンに統一。床はグレージュのカーペットを敷き詰め、壁や天井もニュアンスのあるオフホワイトに塗り替えた。光を柔らかく反射して、しっとりとした落ち着きを感じさせる配色で、深紅のソファが空間を引き締めている。
家具選びもシンプルな心地よさを基準にしたセレクトが秀逸。ダイニングの厚い無垢板の丸テーブル、黒のセブンチェア、リビングのテレビ台、ワークデスクはいずれも脚部がスチールパイプ。スレンダーなフォルムで、硬質さと視線の抜けが生む軽やかさが絶妙なバランスだ。照明も、ダイニングのペンダント照明以外は、すべて天井付けのシンプルなスタイルを採用している。
「2面の掃き出し窓から光が入りグリーンも生き生きとしている」という施主。モンステラやカラテアなど部屋に置かれたたくさんのグリーンが、シンプルな暮らしをみずみずしく彩っている。
〈かなでもの〉のデスク。自由に組み合わせられるシリーズから台形の脚とソリッドな天板を選択。シンプルなデザインがI邸によく似合っている。
通勤に便利で駅から徒歩圏内、新耐震基準(1981年以降)のマンションを探してリノベーションしました。以前の住まいは趣味に没頭できる環境が整っていなかったのですが、今はキッチンが使いやすくカウンターが活躍。料理が楽しくなりました。趣味仲間など友人たちが遊びに来て、ゆっくりしていくこともしばしばです。
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※『Safari』12月号272〜273ページ掲載
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