スタイルを超えて楽しむ、ミックスデザインの住まい!
叶えたいのは教科書どおりのスタイルではなく、自分たちらしい心地よさ。木×ガラスの異素材使いやテイストを問わない絶妙なミックス感を背景に、たっぷりと陽射しが入り、気持ちのいい風が抜けていく福田邸。“らしさ”を追求しながら、毎日を自然体で楽しむ理想の住まいを覗いてみよう。
- SERIES:
- 西海岸的なハッピー・ルーム! Vol.70
福田邸/2LDK/98㎡
築37年のマンションを購入し、フルリノベーションした福田邸。2方向から自然光がたっぷり差し込むLDKが印象的。「特定のスタイルにこだわるよりも、自分らしいミックス感が好き「というその住まいは、さりげないのに普通じゃない格好よさが漂う。たとえば床。DKには、光の差し方で印象を変えるヘリンボーン(床材をV字に組み合わせた張り方)を採用。リビングに近づくにつれ一部をランダムに抜き、モルタル床へと緩やかにグラデーション。リビングの壁はそのモルタル床に合わせて一面だけをグレーにペイント。一方、DKは、床や壁面収納の木の質感を生かしつつ、アイランドキッチンは側面までステンレス仕上げに。光沢を抑える艶消し加工でしっとりとした印象に仕上げ、木とステンレスが絶妙なバランスで互いのよさを引き立て合う。
ミックス感は内装だけでなく、家具選びにも。ダイニングテーブルは伸長できるオランダのアンティーク、対するチェアはマルセル・ブロイヤーがデザインした名作椅子のひとつ“チェスカチェア”にして、モダンさをプラス。真鍮のタオルハンガーやペーパーホルダーはカナダのデザイナーにオーダーするなど、自らの“好き”のフィルターを通して、国籍も素材も時代も自在に取り入れている。リノベーションで間取りも一新。玄関ホールからLDKへは、シューズクローゼットを抜けて洗面室を経由する動線も確保した。さらに洗面室はクローゼットとも繋がっているため、共通の友人が多い夫妻にとって便利。友達が遊びに来ているときでも、帰宅後さっと着替えを済ませてリビングに合流できる。「家族が楽しく過ごせる家にしたかった」という施主。互いに忙しいからこそ、2人で飲んだり友人を招いたりとエネルギーをチャージできる時間を大切にしている。L字型のLDKの一角に位置し、ダイニングキッチンや玄関ホールからは死角となっているソファスペース。真っ白な空間はモダンに走りがちだが、壁の一面だけをグレーにしておこもり感を演出。ブックシェルフは棚板の下に脚をつけない施工で、浮遊感のあるすっきりとしたラインに。
通勤に便利で駅から徒歩圏内、新耐震基準(1981年以降)のマンションを探してリノベーションしました。以前の住まいは趣味に没頭できる環境が整っていなかったのですが、今はキッチンが使いやすくカウンターが活躍。料理が楽しくなりました。趣味仲間など友人たちが遊びに来て、ゆっくりしていくこともしばしばです。
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※『Safari』11月号276〜277ページ掲載
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