北海道産縞海老とカラスミの冷製カッペリーニ
年齢を重ねた『Safari』世代、コレステロール値が気になるって人もいるかと。特に食いしん坊にとっては、コレは悩ましい問題だろう。コレステロールを上げる飽和脂肪酸を多く含むのは動物性脂肪だが、旨い料理にはつきもの。だから困ってしまうのだ。とはいえ、誘惑に負けてばかりいては元も子もない。で、オススメしたいのがこちらのレストラン!
- TAGS:
- カラダが喜ぶヘルシー料理! Gourmet
本格派イタリアンをがっつり味わいたいけど、コレステロールが……、な~んて躊躇しちゃう。そんなときは、目黒のランドマーク的存在〈ホテル雅叙園東京〉にある、リストランテ カノビアーノという一軒家レストランを訪れたらいい。
なぜかって? ここの植竹隆政シェフは、かつて単身イタリアに渡り、料理の修業を重ねる間にオリーブオイルとイタリア野菜の美味しさに開眼したという自然派イタリアンの第一人者なのだから!
動物性油脂は極力使わないこだわりの一皿!
ディナーコース(5000円~)より“北海道産縞海老とカラスミの冷製カッペリーニ”
“北海道産縞海老とカラスミの冷製カッペリーニ”は、植竹シェフの25年来のシグネチャーメニュー。希少な食材である北海道産の縞海老の甘さとカラスミの塩味とが相まった、繊細ながらも旨味たっぷりの一皿だ。
カッペリーニと和えてあるのは、高知産フルーツトマトとエクストラバージンオリーブオイルを、空気を含ませるように攪拌して作った軽やかなソース。これが、さっぱりとしながらも素晴らしく旨い。
そして、ここの料理がカラダにいい理由。それはイタリア料理に多用される、にんにくや唐辛子、さらにバター、クリームなどの動物性油脂は極力使っていないってこと。
上質なオリーブオイルや旬の野菜など、素材が持つ味を最大限に引き出す調理法にこだわっている。もちろん、こちらのスペシャリテも、食べるとカラダにいい感じがわかるから不思議!
素材のよさを引き出すだけでなく、素材同士を絶妙に組み合わせることで、極上の美味しさに仕上げているのもポイント。そこがヘルスコンシャスな人たちの間で支持され続けている理由なのかもしれない。
ランチ、ディナーともコースのみだが、コース全体を通して重さや脂っこさはなく、食べ進むうちに次の料理がサービスされるのを心待ちにするほどだ。
ちなみに、メインの肉や魚料理は、オリーブオイルを巧みに使った火入れで、素材の旨味を閉じこめてある。
ディナーコースよりメイン“和牛のビステッカ”。黒毛和牛に絶妙な火入れをしたビステッカ(ステーキ)。彩りを添えるのは、万願寺唐辛子、加茂茄子、皮つきヤングコーンなど、グリルして甘さと香りが十分に引き出された夏野菜たち。うま味たっぷりのジロール茸を使った特製ソースで。
また、肉や魚、さらには独特の味や香りをもつ京野菜をシンプルな調理法で生かすのはシェフの得意とするところ。自ら全国の生産者を訪れて選んだ素材も多いという。そんな料理ばかりだから、「野菜があまり得意ではないのに、気がついたら美味しく食べてしまった」な~んて声もよく聞かれるそう。
なお、ワインセラーにはイタリアを中心とした400種類以上のワインが常備されている。その日の料理と相性のいいワインをソムリエと相談し、味わってみるのもいい。
晴れた日にはテラス席も気持ちがいい。寛いだ後は、店の前から続く坂を上がって目黒駅方面に向かえば、ちょっとしたエクササイズにもなりそう⁉
●リストランテ カノビアーノ
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1(ホテル雅叙園東京内)
営業時間:ランチ 11:30~14:30(LO)土日祝日は~15:00(LO)
ディナー17:30~21:30(LO)
※消費税、サービス料13%別
TEL:050-3188-7570
URL: http://www.hotelgajoen-tokyo.com/restaurant/shop/canoviano