
日々、多くの人が行き交う表参道。その一角に、アートを鑑賞するだけでなく、思い思いに過ごせる場所が生まれる。〈ルイ・ヴィトン〉が展開する文化施設、〈エスパス ルイ・ヴィトン東京〉で、10月24日から11月27日まで開催されるプログラム『InSitu2 – Ibasho(居場所)』だ。
今回のテーマは、文字どおり“居場所”。それは単に物理的な空間を指すのではない。人が集い、何気ない時間を共有し、繰り返される所作や記憶を重ねることで生まれるもの。スピード感のある都市生活のなかで、自分が心地よくいられる場所とは何かを、様々なプログラムを通じて問いかける。
会場の空間構成を手掛けるのは、日本の若手建築家コレクティブ、GROUP。畳やテーブルの下、カーテンの裏、襖の陰など、人が自然と集まりたくなるような仕掛けを取り入れ、空間そのものを体験の一部へと変えていく。いけばなや俳句、楽器など、イベントのなかで生まれた痕跡も少しずつ重なり、訪れるたびに異なる表情を見せるのも興味深い。
プログラムも多彩だ。居場所をテーマにした落語や、伝統的な舞台を離れて上演される能、DJやジャムセッションなど、ジャンルを横断した表現に触れられる。ゲストによるトークイベントや文芸の集いに加え、世代を超えて楽しめるワークショップや映画上映も予定されている。
そして、この場所の魅力はイベントの開催中だけにとどまらない。本を読んだり、畳に寝転んだり、静かに物思いにふけったり。プログラムの合間にも、自分のペースで過ごせる空間が用意されている。作品を鑑賞して次の目的地へ向かうのとはひと味違う、空間の楽しみ方ができそうだ。
ファッションや食、旅と同じように、アートも日常を豊かにする選択肢のひとつ。予定を詰め込む休日もいいけれど、時には足を止め、心地よい場所で自分の感覚と向き合ってみる。そんな大人の時間を、表参道で過ごしてみてはいかがだろうか。
⚫︎InSitu2 – Ibasho(居場所)
会期:10月24日(土)〜11月27日(金)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京(東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7F)
開館時間:12:00〜20:00
休館日:会期中無休
入場料:無料※11月3日(火・祝)と11月27日(金)は17:00閉館。一部のプログラムは予約が必要。
⚫︎ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854






































































