『蜘蛛の巣を払う女』は主人公の感情表現がスゴイ!
ダニエル・クレイグが主演を務め、公開当時、大きな話題になったミステリー作品『ドラゴン・タトゥーの女』。そのシリーズ最新作にあたるのが本作。新たにヒロインを演じるクレア・フォイは、今年、活躍が期待される注目の女優。前作とはちがう主人公のキャラにムネアツ⁉
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『蜘蛛の巣を払う女』
ムネアツなポイントは?
クレア・フォイ演じる新生リスベットには感情を揺さぶられる!
背中にドラゴンのタトゥを入れた天才ハッカーのリスベット。彼女は、とある科学者から仕事の依頼を受ける。それは「開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻してほしい」というものだった。彼女にとっては簡単な仕事だったが、謎の人物に襲撃されたことで状況が一変。新聞『ミレニアム』の記者ミカエルの協力のもと、襲撃事件の背後にいる黒幕を追いかけることに。そして、まさかの生き別れた双子の妹カミラの存在にたどり着く。
続編ながらキャスト陣を一新した本作。注目したいのが天才ハッカー、リスベット役を演じたクレア・フォイだ! リスベットといえば、無表情で、どこか狂気を秘めた危険なキャラクター。けれど、今回は生い立ちを巡る物語となるため、一転さすがのリスベットも冷静ではいられない展開となる。感情を揺さぶられる場面でのクレア・フォイの演技がなんともお見事! 特に双子の妹カミラと対峙するシーンは、リスベットの中にある“弱さ”や“女性らしさ”をも表現。これまでの“冷徹さ”だけが際立っていたキャラに、心のある人間的な魅力を吹きこんでいる。この新たなリスベット像に魅了される人も多いだろう。
〈ネットフリックス〉のドラマ『ザ・クラウン』をはじめ、海外ドラマ畑が長いクレア・フォイ。そのため名前を聞いてもピンとこない人も多いだろう。けれども、この2月には宇宙飛行士アームストロングを描く『ファースト・マン』に献身的な妻役として出演。スクリーンへ活躍の場を広げてきた、いま最も注目すべき女優なのだ。この話題作2本で、知名度が飛躍的にアップすることは間違いないはず。まずは本作で彼女の魅力を感じて欲しい!
『蜘蛛の巣を払う女』
製作総指揮/デヴィッド・フィンチャー 監督・脚本/フェデ・アルバレス 出演/クレア・フォイ、シルヴィア・フークス、スヴェリル・グドナソン 配給/ソニー・ピクチャーズ
2018年/イギリス・ドイツ・スウェーデン・カナダ・アメリカ/上映時間115分
URL/girl-in-spidersweb.jp
2019年1月11日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
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