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2025.12.30 NEW


【年末年始アーカイブ 配信】この作品、見逃してない? アマゾンプライム・ビデオ『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』緊迫のアクションとスリリングな展開に夢中になる!

今年配信した記事の中から、年末年始にこそじっくり味わいたい記事を厳選してお届けします!(記事初出時の配信日:2025年4月30日)

 

 


プライム・ビデオで2018年から配信され、2023年のシーズン4をもって最終話を迎えた『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』。タイトル通り、原作は人気作家トム・クランシーのスパイアクション小説で、主人公はCIAに勤務するジャック・ライアン。同小説は1990年の『レッド・オクトーバーを追え!』をはじめとする映画数本の原作にもなっており、それぞれの映画ではアレック・ボールドウィン、ハリソン・フォードらがジャック・ライアンを演じていた。

そのため、映画ファンにもジャック・ライアンという存在は馴染み深いのだが、映画にして面白いものはドラマにもしてしまうのがハリウッド。『LOST』のヒットメイカー、カールトン・キューズがドラマ化に乗り出し、プライム・ビデオのオリジナルシリーズとして制作されたのが『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』だ。舞台設定は現代だが、ジャック・ライアンが元軍人のCIA職員である大枠は原作と一緒。小説や映画と同様、ドラマでもジャックが世界を飛び回り、あらゆる危機の裏側で活躍する。
 
  

 

CIA分析官ジャック・ライアン(ジョン・クラシンスキー)

そのジャック・ライアンを演じるのが、大ヒット映画『クワイエット・プレイス』の監督にして、劇中では父親役を演じていたジョン・クラシンスキー。コメディドラマ『ジ・オフィス』の主要キャストを長きにわたって務めてきたことでも知られるが、アクションドラマの主演は初めて。抜群の判断力と知性、そして正義を愛する心を持ち、無鉄砲ながらも頼りになるヒーロー、ジャック・ライアンを等身大の魅力で演じている。

シーズン1は、そんなジャック・ライアンの目覚めを描いたシーズンだった。分析官としてオフィスワークに徹していた彼がテロリストの不穏な動きを察知したことから、上司の命令で現場に駆り出されることに。事態に流されるまま、中東、ヨーロッパ、そしてアメリカで、テロリストとの攻防を繰り広げていく。死と隣り合わせのスパイ最前線に突如として放り込まれたものの、元海兵隊員だけに現場への順応性は元々高め。スリル満点で、総合的な評価が最も高いシーズン1において、あらゆる危機に呼応しながらヒーローとして覚醒していくジャック・ライアンの姿が清々しかった。
 

  

 

シーズン2/グリーア(写真左)とノーベンバー(写真右)とのやり取りも見どころ

シーズン2では、いつの間にかすっかり現場の人になった感のあるジャックがまたもや危機の最前線に。独裁政権下の資源大国ベネズエラが物語の中心となり、ジャックと仲間たちが独裁者に立ち向かう。シーズン1はジャックと上司のグリーア(ウェンデル・ピアース)による掛け合いも見どころの1つだったが、シーズン2には新キャラも。なかでも、CIAベネズエラ支局長のノーベンバー(マイケル・ケリー)はジャックをナイスサポートする魅力的な存在で、以降もシリーズに欠かせなくなっていく。
 

  

 

シーズン2/ノオミ・ラパス(写真右)がドイツの諜報員役でゲスト出演し、シリーズの魅力が増した

続くシーズン3では、ジャックが第三次世界大戦を目論む過激派と対決。アメリカとロシアの緊張が高まる中、核の脅威から世界を守るために奔走する。スパイスリラーの様相も濃ければ派手なアクションシーンも多く、シリーズ史上最もエキサイティングなシーズンに。ある事件の罪をジャックが着せられ、追われる立場になる冒頭の展開もスリルを加速させた。現実世界に対する目配せも多く、このシーズンだけでも十分楽しめる。

そして、最終章となるシーズン4では、麻薬カルテルやテロ組織が敵に。ナイジェリアに始まるグローバルな陰謀を暴くため、ジャックが再び危険に身を投じていく。CIAの内部事情にまつわるストーリーも絡んだ複雑な展開のシーズンになっているが、シリーズを愛してきたファンをほっこりさせるラストが待つ。

この『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』が始まった2018年は傑作スパイドラマ『ジ・アメリカンズ』がかなりの満足度と共に幕を閉じる一方、もう1つの人気作『HOMELAND/ホームランド』が佳境を迎えてもいた。そのため、スパイドラマは好きでもお腹いっぱいで、本作にまで食指が動かなかった……という人もいるかもしれない。だとしたらもったいないし、むしろ今になって全4シーズンを一気に見られるのは幸せなこと。しかも、実はこのシリーズ、完全な終わりを迎えてはおらず、映画版が製作されている。ジャックはもちろんグリーアらも帰ってくるようで、完成を祈る声は多いはず。まだまだ詳細は明かされていないが、映画版を前にシーズン1から楽しんでみてはいかがだろうか。



現在、撮影中の映画版ではメインキャストの3人の他に、シエナ・ミラーが出演。MI6のエージェント役との噂もあるが、撮影現場ではマシンガンを持って走るアクションシーンに挑戦したようだ

『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』
Prime Videoで独占配信中
 

 
 

 
文=渡邉ひかる text:Hikaru Watanabe
photo by AFLO
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