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CULTURE カルチャー

2022.09.09


ライオンの超リアルな映像に驚愕!サバイバル・アクション『ビースト』

 

 
ライオンの超リアルな映像に驚愕!サバイバル・アクション『ビースト』

映画史に残る名作『ジョーズ』に代表されるように、モンスター級の動物に人間が襲われる映画は、現実でも起こりそうなスリルを与えることで人気ジャンルになっている。『ビースト』は、このジャンルの最新作にして成功作としてオススメしたい!

舞台は南アフリカ。野生動物の密猟が絶えないなか、人間たちが何かに襲われる事件が相次ぐ。その相手とは、人間に敵意を燃やし、超凶暴化した巨大な一頭のライオンだった。南アフリカを訪れた医師と2人の娘は、医師の友人である生物学者にサバンナを案内されるが、彼らを待っていたのは、そのライオンだった……。人間の力では絶対に太刀打ちできない獰猛な敵に対し、医師らはどうやって攻撃を逃れることができるのか。余計なエピソードはほとんど詰め込まず、決死のサバイバルに集中する展開に、観ているこちらも現場に居合わせた錯覚におちいっていく。モンスターパニック映画として王道の作りだ。

驚くのは、ライオンの映像。すべてCGなのは『ライオン・キング』などと同じだが、本作がスゴいのは、人間と絡むシーンの多さ。複数のライオンと生物学者が戯れる様子を長回しのカメラで見せるシーンなど、過去の映画とは段違いの複雑なプロセスで映像化されている。人間とライオンの大格闘も、空前のリアルさと言っていい。医師役のイドリス・エルバは、次のジェームズ・ボンド役と噂が立つ時期もあっただけに、アクションも説得力十分。その攻防を観ているだけでアドレナリンが上がっていく。娘たちの機転を利かせた行動や、密猟者との駆け引き、野生動物の本能を、ライオンとの闘いに絡めた脚本も秀逸。冒頭こそ愛すべきライオンの姿などで穏やかなムードが漂うものの、途中から凄まじい勢い。90分間を息もつかせず、一気に駆け抜ける“ジェットコースター・ムービー”と呼んでいいかも!

『ビースト』9月9日公開
製作・監督/バルタザール・コルマウクル 脚本/ライアン・イングル 出演/イドリス・エルバ、シャルト・コプリー、イヤナ・ハリー 配給/東宝東和
2022年/アメリカ/上映時間94分
 

 


 

 

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
(C)2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
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