
青山の一角に、フランスのワインカルチャーを五感で堪能できる名店が帰ってくる。2014年のオープン以来、ワインラバーに愛されてきた『アペロ 青山 ワインバー&テーブル』が、2025年12月13日(土)、リニューアルオープンを果たした。
一度は移転のために幕を閉じたが、再始動となる今回は、“Your Journey of Taste(味覚の旅)”を新たなテーマに掲げ、より成熟した大人に向けた空間と体験へと進化。フランスのエスプリと日本の繊細さが溶け合う、第二章の幕開けとなった。
ここで提供するのは、単なる食事の時間だけではない。ソムリエがゲストの嗜好に寄り添いながら世界各地から取り寄せたワインを選び、その背景にある土地や造り手の物語を語り提供。一杯のワインが、遠い産地へと想像を誘う“旅の入口”となるのだ。
料理を手がけるのは、フランス・リヨン出身のシェフ、ティモテ・バルテレミー。日本各地に自ら足を運び、季節感あふれる国産オーガニック食材を厳選。素材の個性を生かした調理で、生産者の想いまでも皿の上に表現する。
ワインは、オーガニックの造り手に焦点を当てた300種以上のラインアップ。ボトルに貼られたラベルも個性豊かで、その意味合いも丁寧に解説してくれるのが嬉しい。ペアリングコースも用意され、料理とワインの相乗効果を存分に体験できるのも魅力だろう。
メニューは旬に合わせて変わるが、たとえば——熟成ハムや自家製パテを盛り合わせたカットプレート、炭焼きタコのコンフィ、そして三良坂牛のステーキなど。どれも気取らず、それでいて記憶に残る味わい。2026年1月からはブランチもスタート予定で、楽しみはさらに広がるはず。
店内は、ナチュラルな素材を用いたミニマルな設え。日本的な要素をアクセントに、フランスと日本の感性が静かに交差する。49席のほどよいサイズ感も心地よく、テラス席では都会にいながら開放的な時間を楽しめる。
新しいワインとの出合い、意外性のあるペアリング、そして気づきに満ちた体験——。青山で過ごす一夜が、静かに感性を刺激する。
生まれ変わった『アペロ 青山 ワインバー&テーブル』は、間違いなく訪れる価値のある一軒だ。
⚫︎アペロ 青山 ワインバー&テーブル
住所:東京都港区南青山3丁目 8−5 The City minamiaoyama Fiore 2F
営業時間:18:00〜24:00(フード L.O:21:30 ドリンク L.O:23:00)
席数:49 席(カウンター席11名、大テーブル席10名、ラウンジ6名、テーブル席14名、テラス8席)※小型犬の同伴可能
定休日:日曜日・月曜日
TEL:03-6325-3893
Instagram:https://www.instagram.com/apero_aoyama









































































