1900年パリ万国博覧会で最高賞を受賞した懐中時計“ルロワ01”
時計好きなら知っている世界最高峰メゾンの〈L.ルロワ〉。フランス・パリの王族・帝室御用達ブランドとして発展し、今年で1785年の創業から240年を迎えた。過去には、フランス海軍省の公式時計師となり、1980年代後半まで欧州の最も権威ある民間・軍艦隊に航海用クロノメーターを供給し続けたことも。〈L.ルロワ〉の愛用者には、マリー・アントワネット、ナポレオン、ヴィクトリア女王、ルーズベルト、ショパンといった大物たちが名を連ね、ブランドのシグネチャーを刻んだ時計を身に着けていたのだとか。
また、〈L.ルロワ〉は計時精度賞の歴代最多記録保持者であり、384個の金メダルを獲得。その中でも伝説的な作品のひとつが、1900年パリ万国博覧会で最高賞を受賞した懐中時計“ルロワ01”。975個の部品と27の複雑機構を備え、1989年まで世界最複雑時計の座を守り続けた。現在は、フランス・ブザンソンの時間博物館に所蔵。もうひとつ〈L.ルロワ〉の歴史を語る上で欠かせないのが、ヘッセン公エミール・マクシミリアン・レオポルド・アウグストのために製作されたタクトペンダントウォッチの存在だろう。こちらは、1810年頃に制作された回転する文字盤と手巻きムーブメントを備え、並外れた技術的・芸術的職人技を必要としたタイムピース。その時計にインスピレーションを受けて誕生したのが、2023年に発表されたミニッツリピーター フライングトゥールビヨンだ。
最高峰の技術とデザインを備えた時計が満を持して日本に上陸。今後も〈L.ルロワ〉から目が離せない!
ヘッセン公エミール・マクシミリアン・レオポルド・アウグストのために製作されたタクトペンダントウォッチ
ミニッツリピーター フライングトゥールビヨン
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