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2021.10.31


ラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

旅行とは、非日常の時間を体験するもの。そして映画も、現実では味わえない世界に浸らせてくれるもの。そんな両者の共通点が見事に合体したのが、この『ハングオーバー!』だ。カジノとエンタメの街、ラスベガスに、ダメ男の大人たちが巻き起こす大騒動がハマりまくってる!

24時間以内に消えた花婿を探し出せ!
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009年/アメリカ映画)


ラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

カジノとエンターテイメントのリゾート地
ラスベガス(ネバダ州/アメリカ)


ラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

ラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』● 原題:The Hangover
● 製作・監督:トッド・フィリップス
● 出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ヘザー・グラハム、ジャスティン・バーサ

Story
結婚式を2日後に控えたダグの最後の独身生活を思い切り楽しむために、親友のフィルとスチュ、さらに花嫁の弟アランはラスベガスへ向かう。大酔っ払いした4人だが、翌朝、ホテルで二日酔いのまま目覚めると、ダグの姿が消えていた。残された3人は前の晩の記憶をたどりながら、結婚式までにダグの居場所を突き止めようとする。

シリーズになったヒット作!
低予算コメディながら、全米で2週連続1位など世界中で大ヒット。ゴールデングローブ賞では、まさかの作品賞(コメディ/ミュージカル部門)受賞で、2年後にタイ旅行の続編、さらにその2年後に再びラスベガスへ行く3作めが作られた。もちろん毎回、二日酔いとその後の事件は過激化!

登場人物ラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』右:遊び人
フィル(ブラッドリー・クーパー)
親友ダグが結婚することになり、男友達らとバチェラー・パーティでラスベガスへやって来た。職業は教師。妻子がいるが、この機会にハメを外そうとする。

中:歯科医
スチュ(エド・ヘルムズ)
ダグやフィルの親友で歯科医。小心者だが、酔っ払うと人格も一変。泥酔して見知らぬ女性と結婚。歯も折ってしまう。

左:フリーター
アラン(ザック・ガリフィアナキス)
ダグの婚約者の弟。無職で、だらしない性格なのでボケ担当だが、大ピンチになると思わぬ才能を発揮したりも?

砂漠のようななにもない大地に、忽然と姿を現す都市。飛行機の窓から眺めると、ラスベガスはそこだけ異世界のようだ。空港の目の前に豪華で巨大なホテル群が立ち並び、ピラミッドや自由の女神、ジェットコースターも見える。ここまで“人工的”な魅力にあふれた都市は、アメリカはもちろん、世界でも珍しい。だからこそ一度は訪れてみたくなるのがラスベガス。

基本的にホテルはカジノと一体型。宿泊客はカジノでは、無料で飲み放題だったりする(チップは必要)。部屋に冷蔵庫がないことも多く、喉が渇いたらカジノへ行けばいい。それだけ客にカジノでお金を落としてほしいのである。ここでしか観られない大物アーティストのショーもあり、エンタメ目的の観光客も惹きつける、眠らない街、ラスベガス。ここではすべての常識が変わる。日常も忘れさせてくれるので、映画やドラマの舞台になるケースも多いのだ。

ラスベガスの魅力を満喫させるのが『ハングオーバー!』シリーズの1作め。タイトルが意味するのは“二日酔い”で、飲みすぎて記憶をなくしていた時間にとんでもない事態になってた……という設定が、 ベガスの“なんでもアリ”な世界で描かれる。飲みまくって、カジノで遊びまくって、ギャングやセレブにも遭遇。翌朝、仲間の1人の失踪がとんでもない事件に発展する。他の都市だったら非現実的なドラマもベガスなら“ありえそう”と感じられるから不思議! ストーリーと舞台が最高レベルでマッチしたコメディの快作だ。

コロナの影響で海外行きを我慢している人も多い現在、この映画の主人公たちのように、心ゆくまで日常を忘れた旅を体験したいと思う人も多いのでは? ラスベガスにも、ここ数カ月でアメリカ国内の観光客が戻りはじめている。自由に旅行できる日が来たら、是非眠らない街での豪快な時間を体験してほしい。

ラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』Place 01(ホテル)
シーザーズ・パレスラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』『ハングオーバー!』の一行がチェックインしたのは、ラスベガスでも屈指のこの名門ホテルのスイートルーム。4296席というコロシアム(劇場)を備え、セリーヌ・ディオンら錚々たるスターたちのショーのほか、モハメド・アリらの世界タイトルマッチも行われた。『アイアンマン』『ロッキー3』など数多くの映画で、ベガスのシーンに登場している。
●Caesars Palace
住所:3570 S Las Vegas Blvd., Las Vegas, NV 89109

Place 02(ホテル)
Wild Wild West Gambling Hallラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』ラスベガスには劇場を併設した高級ホテルばかりと思いきや、安く宿泊できるモーテル型の施設も数多い。ここは中心部、および空港からも近いロケーションなので、ビジネス客にも人気だ。小規模ながら、もちろんカジノもある。泥酔していた間に、偶然出会った女性と勢いで結婚してしまったらしいスチュ。その相手が住む場所として撮影に使われた。
●Wild Wild West Gambling Hall
住所:3330 W Tropicana Ave., Las Vegas, NV 89103

ベガスの街を彷徨う
行方不明になった花婿を探し、ラスベガス中を移動する物語なので、ちらっと映る有名ホテル、隠れ家的なスポットもいっぱい。『オーシャンズ11』の舞台にもなった、噴水ショーが人気のホテル、ベラージオなど、テンションを上げる風景も多く、ベガスに行きたくなるのは確実!

Place 03(駐車場)
Parking Lot Opposite Luxorラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』ピラミッドそのものの巨大建築に、スフィンクスの像までそびえる。夜にはピラミッドの頂点から光が放たれるなど、エジプトをイメージした、ベガスでも人気のホテルがルクソール。その向かい側には広大な更地が広がっていて、駐車場としても使われている。ラスベガスのこうした場所では屋外イベントが行われることも。『ハングオーバー!』では、フィルらが乗るベンツのトランクから突然飛び出したアジア系の全裸男が大暴れするのが、この場所。ルクソールのほか、いくつもの有名ホテルを見渡せる、意外な絶景ポイントかも!?
●Parking Lot Opposite Luxor
住所:65 E Mandalay BAY Rd., Las Vegas, NV 89119

Place 04(バー)
アトミックリカーラスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』1952年創業で、スタンディング(立ち飲み)バーとしてはベガスでも最も長い歴史を誇る。店名はアトミック・ボム(核爆弾)に由来。ネバダの地下核実験の映像を流し、それを売りにした時代もあった。フィルらと争った全裸男はギャングのボスで、自分の大金を横取りされたと思い込んだ彼が待ち構えていたのが、このバーの前。マーティン・スコセッシ監督の『カジノ』では店内が撮影に使われた。「とりあえずビールでも一杯」という気分なら、最適のスポットだ。
●Atomic Liquors
住所:917 E Fremont St., Las Vegas, NV 89101

2015年に閉鎖されたリヴィエララスベガス ×『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』スチュがブラックジャックで大儲けを目論むカジノは、ラスベガスの“老舗”ホテル、リヴィエラで撮影された。これは、同じ場所で撮られた『レインマン』へのオマージュでもある。リヴィエラは2015年に閉鎖。建物がダイナマイトで一気に破壊されたことも話題になった。

 
Information

雑誌『Safari』12月号 P228~229掲載

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