新オープンの〈銀座まつさか〉で、A5ランクの松阪牛をフィレとサーロインの食べ比べ!
神戸ビーフ、近江牛と並んで三大和牛として知られているのが三重県の松阪牛。霜降りが非常に美しく、脂には上品な甘味と旨味が感じられる。肉質はとても柔らかく、海外でも人気の黒毛和牛だ。この松阪牛を存分に味わいたいのであれば、2023年9月15日にオープンした鉄板料亭〈銀座まつさか〉がオススメ。店名からもわかるように、松阪牛にこだわっていて、最高級A5ランクの松阪牛を目の前で焼き上げてもらえる。
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- アレが食べたいからこの店へ! vol.35〈銀座まつさか〉
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- アレが食べたいからこの店へ! Gourmet
高級感が漂う6席カウンター
和モダンを体現した6席カウンターと4席カウンターが設けられていて、どちらとも個室として利用可能。コンパクトでエクスクルーシブな空間なので、プライベート感が満載だ。静謐な雰囲気の中で、臨場感あふれるパフォーマンスを鑑賞しながら、数々の鉄板料理を味わえる。料理長の小林 浩さんは、鉄板焼の経験が豊富なことに加えて、フレンチ出身なのでソースも秀逸。
最高級A5ランクの松阪牛のフィレとサーロイン
小林さんが特に自信をもつメニューが、“特選松阪牛フィレとサーロインステーキ”。選りすぐった松阪牛のフィレ肉とサーロインをどちらとも味わえるという夢のような一皿。フィレは口の中でとろけるような、やわらか~なテクスチャーで、赤身の佳味がふんだんに閉じ込められている。サーロインはジューシーで、骨格のある和牛香。脂の上味が溢れ出していて、噛みしめるたびに松阪牛の味わいが広がっていく。どちらとも目の前で作られた“熱々のできたて”なので最高の状態。フィレとサーロインは同時に提供されるので、食べ比べてみるのも楽しい。
特選松阪牛のフィレ
特選松阪牛のサーローンステーキ
この“特選松阪牛フィレとサーロインステーキ”は、“特選松阪牛と黒鮑のコース”(3万6300円)で体験できる。アミューズ、季節の前菜盛合せ、本日の逸品料理、季節のスープ、黒鮑の鉄板焼、焼野菜、お食事、デザートと、ボリュームたっぷりのフルコース。
“黒鮑の鉄板焼”
“黒鮑の鉄板焼”も定番の一品。しっかりとした黒鮑らしいテクスチャーを存分に体験できるように、あえてスライスせず、大ぶりにカットしているのがポイント。バターのソースが黒鮑の味わいを際立たせ、味わいもまろやかになっている。
“焼野菜”に用いられる食材のイメージ
“焼野菜”は、野菜本来がもつポテンシャルを味わってもらいたいということで、オリーブオイルでシンプルに調理。季節や日によって内容は異なるが、シャキシャキとしてほんのり甘味がある加賀蓮根、滋味があってとろけるような蕪(かぶ)、1年間熟成させた北海道の“インカのめざめ”など、満足できる野菜ばかり。
〆の“お食事”はガーリックライスが一般的だけれど、こちらのコースでは日本料理並みに手の込んだ土鍋ご飯が提供される。旬菜と一緒に炊き込まれていて、秋から冬にかけては磯の香りが豊かな蟹ご飯が味わえるから最高だ。
最後の“デザート”はプレート仕立てで、スイーツもフルーツも楽しめる。定番スイーツは、糖度の高いサツマイモ“シルクスイート”を生地に加えたチーズケーキ。チーズの甘みとサツマイモの甘みが重なり合い、得も言われぬハーモニーを生み出す。
こだわりのワインが松阪牛の魅力を引き出す
ワインにもこだわりが感じられる。フランスのボルドー地方やブルゴーニュ地方の有名どころが多数ラインナップされていて、イタリアやほかのヨーロッパのワインも取り揃えられている。フランス・ボルドー地方の赤ワインは、ふくよかで力強い味わいなので、松阪牛の優れた食味に負けず、旨味をさらに引き出してくれるはず。
銀座で松阪牛というだけでもテンションが上がるのに、フィレとサーロインを食べ比べできるなんて、贅沢の極み。次の銀座デートは、新しくできた〈銀座まつさか〉で決まりだね!
●銀座まつさか
住所:東京都中央区銀座7-2-18 グランベルスクエア3F
営業時間:11:30~16:00(最終入店14:00、15:15LO)、17:30~23:00(最終入店20:30、21:45LO)
定休日:年末年始(12月31日~1月4日)
TEL:03-6263-9333
URL:https://ginza-matsusaka.jp/
※サービス料別
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。