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CULTURE カルチャー

2020.05.15


実在したコメディアンのドタバタ映画作りが笑える!『ルディ・レイ・ムーア』

「エディ・マーフィ? 最近、名前聞かなくなったね」。たしかにちょっと前までは、誰もがそんな感覚だったかも。しかし、あの『ビバリーヒルズ・コップ』の新作が準備中など、エディのキャリアが実は今、大復活中なのである。そのきっかけといってもいいのが本作。ゴールデングローブ賞にもノミネートされただけあって、あのカリスマ的なノリノリの演技が見事に蘇っている!

『ルディ・レイ・ムーア』
胸アツなポイントは?
主人公の復活劇がエディ・マーフィの現在と重なりジ~ン!


 

 
エディが演じるのは、1970年代に活躍した実在の黒人コメディアン、ルディ・レイ・ムーア。“活躍”といっても、40代まで全く売れなかったが、ホームレスから聞いたネタをクラブで披露したら、それが大受け。そのトークをレコードで発売した彼は、やがて映画製作に乗り出してスターになっていく。

ショービジネスの世界で最後にひと花咲かせたいというルディの執念が、栄光に陰りが見えていたエディ・マーフィの復活劇と重なって見える。物語自体は痛快なのに、妙にしみじみと感動してしまう……という不思議な気持ちに。

コメディアンとしての悪あがきが描かれる冒頭こそ、ややもどかしい展開だが、ルディが映画を作ると決めてからは、怒涛の勢いにシフト。思いつきでスタッフを集め、予算もない現場での四苦八苦は爆笑&苦笑の連続だ。

あまりにぶっとんだアイデアや、どんどん強固になるチームワークに、観ているこちらも一緒に映画を撮っている気分! 当時の常識を変えようと、“お笑い”“色気”“アクション”の3点セットを究極で求めたルディの映画は、観客にどう受け入れられたのか? クライマックスはかなり胸アツな気分になることだろう!

『ルディ・レイ・ムーア』
監督/クレイグ・ブリュワー 脚本/スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー 出演/エディ・マーフィ、ウェズリー・スナイプス、キーガン=マイケル・キー 配信/ネットフリックス

2019年/アメリカ/118分
© NETFLIX, INC. AND IT'S AFFILIATES, 2019. ALL RIGHTS RESERVED.

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
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TAGS:   Fashion
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