2019年総決算! 読者はこの映画にムネアツになった!
『今週末は、この映画にムネアツ!』年間PV数ベスト10!
『Safari Online』で毎週金曜日に配信している連載コラム『今週末は、この映画にムネアツ!』。この1年間で、61本の劇場公開作品を紹介してきました。そこで2019年の総決算として、PV数が高かった作品をベスト10方式で発表。さて、どんな作品が読者の共感を得たのか?
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『神と共に 第一章:罪と罰』5月24日公開
“死んだら地獄に行くかも”“善行を積めば生まれ変わる”という、日本人にも親しみやすい(?)死生観が受け入れられた様子。地獄が7段階に分かれ、ロールプレイングゲームのように進む展開がユニークで面白い。各地獄の光景も奇抜&衝撃的だったのもポイント。2部作という大スケールで、韓国映画の破壊力を改めて見せつけた作品だ。
詳しくはこちらへ『神と共に 第一章:罪と罰』はズバ抜けた地獄のスケール感がパンパない!
『エンド・オブ・ステイツ』11月15日公開
『エンド・オブ・ホワイトハウス』『エンド・オブ・キングダム』に続く、大統領のシークレットサービスが超危険な事件に挑む第3弾。今回は主人公が大統領暗殺の容疑者になり、ドローンによる襲撃など、設定やビジュアルを目新しくしている。主人公の父親が超ヤバイ人物で、仕掛けた爆弾で次々と倒していく場面などは傑作!アクション映画ファンに対して、またも“シリーズらしい安定の面白さ”をアピールした秀作。
詳しくはこちらへこれぞ怒涛のアクション攻撃!『エンド・オブ・ステイツ』
『クリード 炎の宿敵』1月11日公開
1976年から始まった『ロッキー』シリーズも、主人公をクリードにバトンタッチして、これで2作め。ロッキーのかつての宿敵で、クリードの父親アポロを葬ったドラゴの息子と対戦するという“2代”対決。ドラゴ親子がロシアで不遇な生活を送っていたなど、知られざるサイドストーリーにシリーズファンは涙。主演マイケル・B・ジョーダンの、ハリウッドでのイケイケな勢いも納得できる作品だ。
詳しくはこちらへ『クリード 炎の宿敵』は、なんとドラゴ父子に泣く!
『サスペリア』1月25日公開
“決して、ひとりでは見ないでください”というコピーで、ホラーの古典ともなった、1977年のイタリア映画を大胆にもリメイク。魔女が潜むダンスカンパニーに入団した主人公の運命は、オリジナル版を受け継ぎつつ、人間の肉体が変形するなど、おぞましさが倍増された。
詳しくはこちらへホラー映画好きさえも背筋を凍らせる新生『サスペリア』!
『スノー・ロワイヤル』6月7日公開
今や“オヤジアクションスター”の代表的存在になった、リーアム・ニーソン。どこにでもいそうな男が、復讐心に燃え、過激なヒーローに豹変する、という彼の王道パターンが本作でも発揮! 雪に覆われた町での、除雪作業員と麻薬組織、地元マフィア、警察も巻き込んだバトルは、笑っちゃうほどの激烈さ。ストレス解消にはうってつけの痛快作だ!
詳しくはこちらへ『スノー・ロワイヤル』は、“アベンジャーズ”超え!? の痛快アクション!
『ブレス あの波の向こうへ』7月27日公開
メインの少年2人を演じるキャストが実際のサーファー。そのため、サーフィン場面のリアリティと迫力は満点。それに加えて、友情や年上女性との切ない関係など、青春ムービーとしての共感度も高かった。オーストラリア映画なので、ハリウッド作品とは一味違うテイストも楽しめるのも好印象。
詳しくはこちらへ『ブレス あの波の向こうへ』は胸にぐっとくるサーフィン青春映画!
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』8月30日公開
観客および批評家から、2019年、最も愛された映画に推されている1本。クエンティン・タランティーノのオタク魂、衝撃の演出、さらに足フェチまでもがギュッと詰め込まれた傑作。ハリウッドの黒歴史を、タランティーノが映画愛で浄化するクライマックスなどは、映画ファンにとってたまらない展開だった。鑑賞後にいろいろと調べたくなるのも、この映画の魔力。
詳しくはこちらへ2大俳優の共演もブラピに軍配!? 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『マイル22』1月18日公開
マーク・ウォールバーグが主演を務めるアクション映画は、とりあえず信用していい。その法則が本作でも見事に証明された。ハリウッド作品の常識を裏切る結末もちょっと新鮮でよかった。続編の製作も決まっているのも嬉しいところ。アジアのアクションスター、イコ・ウワイスの活躍もアクションファンの心をくすぐったはず。
詳しくはこちらへ『マイル22』が描く米特殊部隊が超リアル!
『ワイルド・スピード スーパーコンボ』8月2日公開
回を重ねるごとに興行収入がアップしてきた『ワイスピ』シリーズ。今回は本シリーズではなく“スピンオフ”の作品だったが、それでも注目度は高かった。ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサムという2大スキンヘッドスターが、カーアクション以上に肉弾戦を炸裂。クルマを数珠つなぎにするという、あ然とするカーアクション場面もらしさが出ていて楽しめたはず。ショウの妹役バネッサ・カービーも、とびきり可愛かった!
詳しくはこちらへ『マイル22』が描く米特殊部隊が超リアル!
『ターミネーター:ニュー・フェイト』11月8日公開
『Safari Online』読者が今年一番興味を持った作品がこちら! ジェームズ・キャメロンが本格再始動ということで、日本では期待どおりのヒットを記録。物語も“ターミネーター”らしい作りで、シリーズファンも満足したはず。「同じことを繰り返していない?」なんて意見もあるが、それでも面白いのだから、設定がとにかく絶妙ということ。本作では女性戦士グレースという新キャラが登場し、これまでのシュワちゃんの役割を果たすべく大奮闘したのもムネアツだった。ところが世界的には残念な興行成績に……。製作のキャメロンと監督のティム・ミラーの確執も明らかになったりして、ついにシリーズ終了の可能性も!?
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