大阪のエクスクルーシブな隠れ家〈AWA SUSHI〉で、鮨とシャンパーニュを味わって!
大阪で静かな話題を呼んでいるのは、シャンパーニュをテーマにしたホテルのワンフロアにある10席のみの鮨レストラン。暑い日のデートは、彼女と鮨&シャンパーニュで爽やかに盛り上がろう!
大阪・心斎橋エリアに2024年1月にオープンした〈キュベ ジェイツー ホテル オオサカ バイ 温故知新(Cuvee J2 Hotel Osaka by 温故知新)〉。「シャンパーニュを五感で楽しむこと」をコンセプトに、11室のみの客室は11のシャンパーニュメゾン(生産者)と造り上げた、オフィシャル・シャンパン・ホテル。
建築家の小川晋一氏が手掛けた、真っ白な外観、遊び心溢れる造りのホテルの2階を占めるのが、カウンター10席のみの鮨店〈アワ スシ(AWA SUSHI)〉。単なる料理の素材、仕込み、味の探求だけでなく、空間づくりなど細部に至るまでシャンパーニュとのマリアージュにこだわっている。
ここではもちろん、彼女と一緒に“鮨×シャンパーニュ(=鮨シャン)”を堪能しよう。
メニューは、ランチ、ディナーとも完全予約制のコースのみ。取材時のディナーコースから数品と、食事に合わせたその日の“シャンパンクルーズ”を紹介しよう。
“ディナー”2万6400円。シャンパーニュは別料金 ※画像はイメージ
シャンパーニュのラインアップは200種類以上あり、ボトルでオーダーしたり、その日の厳選シャンパーニュをバイザグラスで楽しんだりするのもいい。けれど、その日の料理に合わせた4種類のシャンパーニュを、時間差で出してくれる“シャンパンクルーズ(4杯・各100㎖。1万8000円~”が楽しい。
今、味わったひと品と、これまでにグラスに注がれたシャンパーニュを行きつ戻りつしながら、自分好みのマッチングを探るという新たな楽しみ。その名も“クルーズ”をエンジョイしよう。
この日の1杯めは、“キュペルリー グランレゼルブ ロゼ グラン クリュ ブリュット”。きめ細かな泡が立ち上るサーモンピンクのシャンパーニュで彼女と乾杯して、ディナーがスタート!
コース仕立ての“ディナー”は日替わりで、本日の逸品(4~5品)、鮨10~13貫、味噌汁、デザートという内容。カウンターの向こうで迎えてくれるのは、2024年8月から、新料理長に就任した安部愛弓さん。
この日のディナーは、三杯酢の酸味が食欲をそそる石川県の岩モズクのひと品からスタート。
オーク樽で寝かせたリザーブシャンパーニュを3分の1ブレンドし、36カ月以上かけて熟成させてある“キュペルリー グランレゼルブ ロゼ グラン クリュ ブリュット”。アペリティフはもちろん、魚料理やデザートとの相性もよく、食中酒には最適なシャンパーニュ。“鮨シャン”なら、この1本で通してもいいのでは、と、思っていると、2杯めの“シャンパーニュ・ラリエ(LALLIER) R.020”が目の前のグラスに注がれる。
逸品3品に続く、鮨の1貫めは剣先いか。
コースより“剣先いか” ※画像はイメージ
赤酢が効いたシャリの上には、ねっとりと甘く、適度な歯応えの剣先いか。すだちが軽く振られ、藻塩でいただく。そして、アイ村の名門メゾンの逸品“シャンパーニュ・ラリエ R.020″をひと口。繊細な飲み口の中に、柑橘系のフレッシュさが感じられ、夏を思わせる組み合わせとなる。
シャンパーニュ3杯めは、“キュペルリー ブラン ド ノワール”、4杯めは“ボランジェ ラ グラン ダネ2014”と、次第にボリュームのあるラインナップへと続いた。
興味深く味わったのはコースの中盤から後半にかけての鮪の赤身、中トロ、大トロの三部位の鮨。鮪の赤身は漬け、中トロは素材の味を生かした握り、大トロは炙りで。続けてではなく、部位別に仕立てを変えてコースにちりばめられ、間に稚鮎の天ぷらや、うなぎといった異なる魚種の握りを味わいながらという流れ。
コースより“鮪 大トロの炙り”
「鮪の赤身にはブラン ド ノワールじゃないかしら?」「炙りには、温度が上がってふくよかな味わいに変化したR.020もいいね」などと、彼女と盛り上がる。それぞれと相性のいいシャンパーニュを探るという“クルーズ”を存分に楽しんだ。
シャンパーニュのラインナップは200種類を超える
東京・銀座の鮨店ほか、和食店や海外経験もある安部料理長の江戸前の鮨と、シャンパーニュの相性の妙を、ソムリエの田崎加奈子さんと構築中だ。進化を続ける鮨シャンの世界からこれからも目が離せそうにない。
カウンター10席のみ。完全予約制
なお、同ホテルの3階は、ソムリエが厳選したシャンパーニュが楽しめるラウンジ&バーとなっている。月替わりのプロモーションブランドのシャンパーニュや、プレミアムシャンパーニュなどが用意されているので、ディナーの前後に立ち寄りたい。
“AWA ラウンジ&バー”の営業時間は15:00~24:00(23:30LO)
大阪のエクスクルーシブな隠れ家で、彼女と心ゆくまで鮨とシャンパーニュを味わって!
●AWA SUSHI(アワ スシ)
住所:大阪府大阪市中央区南船場2-6-7
営業時間:ランチ12:30一斉スタート、ディナー(二部制)17:45/20:15一斉スタート(22:30クローズ)
定休日:水曜(ランチは月~木曜)
TEL:06-6262-3600(11:00~20:30)
URL:https://j2.by-onko-chishin.com/awasushi/
※サービス料なし
※宿泊を伴わないビジター利用は、電話、メール(j2@okcs.co.jp)、食べログ、または、一休.comから予約。
食べログ:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270201/27140068/
一休.com:https://restaurant.ikyu.com/124114/
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。